前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(201)』-冬の京都・三千院、比叡山延暦寺、湖西の石山寺、三井寺を周遊、『この数年ヨーロッパばかり回り、石造り建築の露骨な存在感に食傷しておりましたので、自然と一体となった日本の寺院建築の楚々とした佇まいに改めて魅了されました。』

      2017/04/06

 『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(201)』-

-冬の京都・三千院、比叡山延暦寺、湖西の石山寺、三井寺を周遊、

 

 めちゃ寒い日が続いておりますが、如何お過ごしでしょうか?当方、年齢とともに耐寒力の衰えを感じ、嫌になります。

 にもかかわらず若者達に誘われて、先週、このところご無沙汰の京都、滋賀の方に参りました。大原、比叡山、湖西、京都市内の順、2泊3日のドライブです(レンタカー)。湖西、湖東をこれからは重点行脚するつもりです。西明寺など湖東三山は雪が多く今回は諦めました。

DSC_00902.jpeg

当方は、琵琶湖周辺の歴史探索は全くの白紙です。以下に、気が付いた事をご報告します。

冬の大原三千院↓

 DSC_0123.jpeg2

 市内も数時間回りましたが、2月のシーズンオフにも拘らず中国人を筆頭に韓国、台湾、米欧と、観光客の多さに圧倒されました。春秋のシーズンにはどうなることでしょう?バス内、街中、地元住民が顔を顰めておりました。今の25百万人が50百万人になったらどうなるのでしょうか。

DSC_0132.jpeg3

京都も鎌倉も地元民はシーズンには避難する事態になるのでは?観光立国と並行して地元民の反乱が始まりませんか?

 (比叡山ドライブウエイの展望台より琵琶湖)DSC06830.jpeg4

冬の三千院(写真)、初めてお参りしました。やはり桜、紅葉の時期も良い様に思いました。雪が残っておりましたが、凍結もなくスムーズに辿り着きました。遠景の山々はうっすらと雪化粧です。喧騒もなく静寂を味わえるのが冬だけとは、観光立国も痛し痒しです。圧倒的な静寂感はもう望むべくもないのでしょうか?

 (三井寺の金堂)↓DSC_0236.jpeg5

 三千院から北上し、湖西に向かう途中から奥比叡ドライブウエイで延暦寺へ(側溝には大量の雪が残っていました)。根本中堂の回廊は10年の大修理に入っておりました。

DSC_0235.jpeg6

勉強不足を恥じるばかりです、良源、恵心、法然、栄西、道元、親鸞、日蓮と名だたる名僧が乾坤一擲の修行をされたと、改めて日本の宗教界における比叡山延暦寺、最澄の偉大さを感得した次第です。

  翌日は、石山寺、三井寺(園城寺)、日吉大社、など湖西を重点に歩きました。念願の三井寺、伽藍の広大さと金堂の建築の見事さには驚愕圧倒されました。安土桃山様式の多さを感じました。創建の古さは奈良に匹敵し、過剰な装飾も少なくシンプル感に好感です。

 ( 三井寺の石塀 穴太衆の作)↓ 

DSC_0280.jpeg7

 小生、この数年ヨーロッパばかり回り、石造り建築の露骨な存在感に食傷しておりましたので、自然と一体となった日本の寺院建築の楚々とした佇まいに改めて魅了されました。ライフスタイルと文化の質の違いに今更の様に驚かされます。肉食と草食でしょうか? 死後の世界を暗示しています。三千院、三井寺(園城寺)の写真を送ります。

 

 - 健康長寿, 現代史研究, 湘南海山ぶらぶら日記

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
日本リーダーパワー史(835)(人気記事再録)『明治維新150年』★『日露戦争勝利の秘密、ルーズベルト米大統領をいかに説得したかー 金子堅太郎の最強のインテジェンス(intelligence )⑦』★『日本軍はなぜ強いのかー武士道に根源あり』★『正義の主張も腕力の裏付けなくしては貫徹できない』◎『日本海海戦勝利に狂喜した大統領は「万才!」と 漢字でかいた祝賀文を金子に送る』

<日本最強の外交官・金子堅太郎⑦>  ―「坂の上の雲の真実」ー 『日本軍はなぜ強 …

no image
世界/日本リーダーパワー史(892)金正恩委員長からの会談を要請に飛びついたトランプ大統領、「蚊帳の外」に置かれた安倍首相、大喜びする文在寅韓国大統領のキツネとタヌキの四つ巴のだまし合い外交が始まる②

世界/日本リーダーパワー史(892) 平昌五輪前後の韓国・北朝鮮・米国の三つ巴外 …

百歳学入門(150)『 日本最長寿の名僧・天海大僧正(107)の長命の秘訣は『時折ご下風(オナラ)遊ばさるべし』●昭和爆笑屁学入門『『元祖〝ライオン宰相〃浜口雄幸・・国運をかけたONARA一発『ぶー,ブ,ブーブゥー』『屁なりとて、徒(あだ)なるものとおもうなよ、ブツという字は仏なりけり(仙崖和尚)

  百歳学入門(150) 長命はー① 粗食②正直③日湯④陀羅尼⑤時折ご下風遊ばさ …

no image
日本メルダウン脱出法(641)「日本と過去:消化されていない歴史」(英エコノミスト誌)「歴史が如実に示す中国・ロシアの危険度――民主主義化することはない」など9本

日本メルダウン脱出法(641)   ●『中国人自身も懸念する中国経済“急減速”の …

no image
日本リーダーパワー史(601)『安倍・歴史外交への教訓(7)「世界史の中での日韓関係のパーセプションギャップ⓶」―秀吉以降の平和外交の朝鮮通信使を最も歓迎したのは長州藩、長州と韓国の深い関係

   日本リーダーパワー史(601) 『安倍・歴史外交への教訓(7) 「世界史の …

  日本リーダーパワー史(771)―『トランプ暴風で世界は大混乱、日本も外交力が試される時代を迎えた。そこで、日清戦争の旗をふった福沢諭吉の「外交論」を紹介する」★『日清講和条約(下関条約)から3週間後の福沢諭吉の外交論である。 『外交の虚実』『時事新報』明治28年5月8日付』●『今日の順風も明日の逆潮に変化するその間に立て、虚々実々の手段をめぐらし、よく百難を排して、国の光栄利益を全うするは外交官の技量にして、充分に技量を振わせるものは実に朝野一般の決心如何に在るのみ。』

   日本リーダーパワー史(771) トランプ米大統領の誕生で『世界は大混乱の時 …

no image
『カヌーで鎌倉沖・ぶらり・フラリ・涼しいよ日記』-『大暑一番!』―カツオが爆釣!その猛ファイトにしばし暑さも吹き飛んだよ

  「カヌーで鎌倉沖を、ぶらり・ふらふら・涼しい日記」   …

no image
現代史の復習問題/「延々と続く日韓衝突のルーツを訪ねる➀ー『ニューヨーク・タイムズ』(1895(明治28)年1月20日付)ー「朝鮮の暴動激化―東学党、各地の村で放火、住民殺害、税務官ら焼き殺される。 朝鮮王朝が行政改革を行えば、日本は反乱鎮圧にあたる見込―ソウル(朝鮮)12月12日>

  2011年3月16日の記事再録/『ニューヨーク・タイムズ』(189 …

no image
日本リーダーパワー史(546)安倍地球儀外交(積極的平和主義)をオウンゴール外交 にしてはならない②

  カメラと写真映像のワールドプレミアショ「CP+(シーピープラス)- …

no image
<F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(212)>『エアバッグのタカタが1兆円の倒産』★『Takata Saw and Hid Risk in Airbags in 2004, Former Workers Say – NYTimes.com』★『本件は、日米のジャーナリズムが誰の味方をしているか?が明確に現れた深刻な事件です。 本当に情けないの一言です。』

 <F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(212)> Takata …