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「ニューヨーク・タイムズ」が報道した「日韓併合への道』の真実㉔『ラッド博士による弁明ー『伊藤侯爵の朝鮮統治ー『韓国での外国商人は保護国に満足』『現閣僚の開明派は暗殺の目標に』

      2015/09/16

 

「 英タイムズ」「ニューヨーク・タイムズ」など外国紙が

報道した「日韓併合への道』の真実㉔

『ニューヨーク・タイムズ』(1908(明治41)年4月5日)

『伊藤侯爵の朝鮮統治ー彼の地の外国商人は保護国に満足』

『ラッド博士による弁明ー現閣僚の開明派は暗殺の目標に』

(ニューヨーク・タイムズへの投書)

(朝鮮王国のこんがらかった問題をすっきりさせる上で,最近まで伊藤侯爵の顧問を務めており,わが国の朝鮮についての最高権威であるジョージ・トランプル・ラッド博士は,このほど本紙に以下の一文を寄せた)

3月27日付貴紙に掲載された「フェア・プレイ」なる署名の「朝鮮人の防衛」と題する寄稿は,投稿者の実名で内容が確証されればその真価を評価しやすかったろう。

その場合少なくともわれわれには,朝鮮では特に困難な真相を知る上で彼にどんな機会があったかが分かるだろうし,彼の地の騒然とした情勢を投稿者がどんな立場から見ていたかも分かったろうから。事実,この投書には,真実と,反面だけの真実と,分かりきった誤りとが交ざり合っていて,その詳細について述べるのは難しいが,ここでその正確さを確かめる意味で,主な論点をいくつか抜き出して,それらを簡潔に吟味してみよう。

最初にスティーヴンズ氏の暗殺

http://fight-de-sports.txt-nifty.com/ukiyo/2012/11/5-c6e5.html
(明治時代,伊藤の宰相時代の日本の外務省に、ダーハム・ホワイト・スティーブンス(Durham White Stevens)というアメリカ人の外交顧問がいた)

についてだが,投稿者は,これは別に朝鮮人の性格ややり方を示唆するものではなく国家的な責任の問題でもないこと,マッキンリー大統領暗殺とポーランド人が関係ないのと同じだと主張する。さて,スティーヴンズ氏の事件が他に関係のない独立したものだったとしても,この主張は正しくない。この国では,暗殺者は国家的な殺し合いの1つとして行動しているからだ。そうした指令のもとに.朝鮮を近代国家に再編成しようと努めているすべての日本人とそれを助けているすべてのアメリカ人が暗殺の対象になっているだけでなく,現在の朝鮮政府の閣僚のうちの2人-李総理大臣と農商務大臣-もいずれは愛国者の手にかかると特に指名されているのだ。

だが李氏は1904年以降の悲惨な数年問,常に生命の危険にさらされながらも,断固として改革の立場に立ってきた勇気ある朝鮮の高官である。また農商務相は朝鮮人自らの間で改革を誓い合った指導的団体一進会を代表して入閣した人物で,彼が王領の土地,鉱山,漁業などを管轄し,企業に特権を認可したり,計画に特別の配慮をするなどの上で,常に正直を旨とする朝鮮人高官であることも注目に値しよう。

だが真に意義深いのはこのような暗殺が別に新しくなく,朝鮮の歴史上ちっとも珍しくないということだ。これは朝鮮での伝統的な習慣であり,朝鮮人が今のままにほうっておかれればそのまま続くだろう。

朝鮮の一般庶民は,統治さえよければ,どちらかと言えば怠惰で,悠長で.温和な人々だということは事実だ。ところが,私が朝鮮に滞在した1907年の春は,ソウルの日刊紙はいずれも田舎での殺人,放火,乱闘などを伴った2件から6件の暴動の記事を載せていた。

そしてこれらの暴動は外国人の圧迫に対する反乱ではなく,自国の地方長官に対するものだった。こういったことは何百年もの間いっも行われてきたのだ。

また.われわれが忘れてならない真実は,それを公言したためにステイーヴンズ氏は殺されたのだが.朝鮮の一般庶民がしだいに彼らの地方長官による際限のない圧政より.日本人による行政の方が彼らにとって有利と考えるようになってきたことだ。

故王妃暗殺の下手人は日本兵だという説については,三浦梧楼将軍

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%B5%A6%E6%A2%A7%E6%A5%BC

が暗殺計画に加担し,一部の日本人壮士たちが韓国兵を援助したことは,どうも事実のようだ。

しかしこの王妃は,頭はよかったが朝鮮の玉座にとってすら恥となるほど最も残酷な人物の人で,何年も国王の父,大院君と政争を続けており,この間両派閥の殺し合いはまるで毎年の挨拶交換のように行われてきたものだ。

投稿者による同様の歴史の無視は,朝鮮人はアメリカ宣教師も含めすべての外国人を受け入れ,保護し,それにあらゆる機会を与えたとの主張にも見られる。

それどころか,朝鮮は日本の圧力でようやく公式に外国に門戸を開いたので,中国での義和団の乱のころでさえ,国王のお気に入り李容翔(立つ編に羽)による朝鮮国内の全外国人を殺そうという陰謀があったが,その暴露の後でさえ.彼は国王の不興を被らなかったのだ。

彼がこれほど国王に食い込んでいた理由として,朝鮮の最良の友である宣教師たちの1人が,李容翔(立つ編に羽)は国王に他の者より多く自分の分捕り品を分けたからだと言っている。

この投稿者の主張の一部は歴史の知識の欠如という理由で許されようが.そうは許せない部分もある。それは特に投稿者がこう述べている箇所だ。

「数千エーカーの最も肥沃な土地が,軍隊の演習に必要との口実で,伊藤侯爵の命令で取り上げられ、なんの補償も払われなかった」という点だ。

1エーカーの土地といえども,1本の道路であろうと,こんなやり方で日本人の手に渡ったことはない。軍による土地収用、あるいは「取上げ」は,伊藤が韓国統監になる前のことで,王領でないほとんどの場合は,少なくとも朝鮮保護の代償としてのよい買物という「口実」のもとに行われ,ある程度-ある場合には多過ぎるほどの-補償金が支払われた。

その上,伊藤侯爵の施政が始まってからは,これらの土地のかなりの部分が朝鮮政府に返還され,これらに関する私的係争はすべて注意深く調査中である。こういうことすべての大変な困難さは,土地取引の朝鮮式やり方に詳しい者のみが知るところだ。

パゴダ「略奪」事件の話は.今まであまりにもしばしば吹聴され,誇張されてきたので,いまさら触れるのも気恥ずかしいくらいだが,日本の美術品鑑定家,田中子爵がソウルを訪れたとき,愚かにも-この点ほとんどすべての日本の新聞が同意している。

このすっかり忘れられた朝鮮の遺物を見て,ぜひ欲しいものだとの意向を表明したため,韓国皇帝がこれを彼に与えたものだ。この場合,元は日本人一個人のあさはかな行為にあり,それを日本政府による抑圧や略奪に帰するのはいささかばかげている。

私はもう1つだけ指摘したいが,それは朝鮮内外の企業括動への日本行政当局の対応だ。郵政や税金,鉄道などが日本人の手中にあるのはもちろん事実だ。それらは日本の資金と人で建設され,もし日本がなかったら,朝鮮はこれらのものを持つようになるまでに,どれだけ待たねばならなかったか分からない。

郵便制度は20年前に朝鮮人が始めたが,ただ1日しか保たなかった。というのは,制度実施の前夜にこれを始めようとした朝鮮人改革者たちが暗殺され(毎度のことだ),翌日には朝鮮人暴徒が郵便局を襲い焼き打ちしたからだ。暴徒が奪った郵便切手シートの一部は現在ソウルにいるアメリカ人コレクターたちの手中にある。

もちろん一部の外国人専売業者たちにとって,日本行政当局の対応ぶりは満足できるものではない。投稿者が触れているボーン氏の件は私は知らないが,ボーン氏は私も職分柄詳しく知っているいくつかの商社や企業の社員か代理人かもしれない。

だが朝鮮に最も長く在住しているアメリカ人ビジネスマン,済物浦のタウンセンド氏の言葉を借りれば,朝鮮で合法的な商業活動をしようとする外国人は,日本の保護下で十分な機会が握供されていることに満足している。

もう1つ引用すれば,これは韓国政府でこうした問題を扱うために任命された顧問で、最近サンフランシスコで暗殺されたあの人の言葉だが,彼が調査した数十件ものクレームのうち,朝鮮人が主役になっていない不正事件は1件もなかったし,正当な事案で伊藤侯爵が喜んで承認しなかった件は1件もなかったという。

新聞の自由については,私はこう言わなければならない。私の知る限りでは,朝鮮全土に英字紙は2つしかない――『ソウル・プレス』と「コーリアン・デイリー・ニュース」の2紙だ。

私は両紙とも購読して毎日精読したものだが,後者ほどしつこくいらいらさせ,間違いだらけで悪意に満ちたものは,われわれの不良新聞の中にも例を見ない。だが,なにしろ2つしかないのだから,日本人もイギリス人もこの新聞を軽蔑と沈黙で無視するほかはなかった。

しかし,その朝鮮語版が何度も試みたあげく,ついに偽証した証言を掲載して流血の暴動を引き起こすのに成功したとき.イギリス政府はその編集者を拘留し,追放の脅しを利かせて,平和を保ったのだ。

わが友ステイーヴンズ氏の遭難には多くの弔辞が寄せられたが,中でも悔やまれるのは,真実を知り,それが自分の同国人に不利なことであっても,あえて発言する勇気を持っていた人のロが永遠にふさがれたことだ。

ジョージ・トランプル・ラッド

コネチカット州ニューヘヴン,1908年4月1日

 - 現代史研究

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