<春近しー約900年前の鎌倉にタイムスリップ>★『鎌倉幕府を開いた尼将軍・北条政子に会いに行く』
<春近しー約900年前の鎌倉にタイムスリップ>
会いに行く』
前坂 俊之(youtube歴史家)
源頼朝が没した翌年の1200年(正治2年)、妻の北条政子が葉上房栄西(明庵栄西)を開山に招いて創建した。この地に頼朝の父源義朝の旧邸があり、1180年(治承4年)初めて鎌倉入りした頼朝は、ここに館(幕府)を構えようとしたが、土地が狭かったため、当初の計画を変更したといういきさつがある。創建当時は七堂伽藍を擁し、14の塔頭を有する大寺院で、禅刹として体裁を整えたのは1278年弘安元年)頃と推定されている。
寿福寺には2世退耕行勇をはじめ、心地覚心円爾(弁円)、蘭渓道隆、大休正念など、多くの名僧が入寺した。鎌倉の禅宗文化を考える上で、重要な存在の寺院である。
総門、中門、仏殿、庫裏(くり)、鐘楼などが建つ。仏殿は1664年(寛文4年)の再建である。総門からまっすぐに続く石畳の左右に繁る木々が幽玄な雰囲気を漂わせる。光と験の織りなす石畳の長い参道は、鎌倉の寺院中でも屈指の景観である。寿福寺の魅力は、この美しい参道にある。変貌する鎌倉にあって、寿福寺境内は静まり返って参道を歩いているだけでも、寺で過ごす時間の贅沢さに癒される。
諸堂は拝観できないので、境内の静寂感を楽しみながら仏殿裏の高みにある墓地へ。西と北の崖にやぐらが口を開いているが、西側に高浜虚子と大佛次郎の墓、北側には北条政子と源実朝の墓と伝わるやぐらがある。
「・・・ちなみに実朝の墓とされる岩窟は、牡丹と唐草との模様を胡粉で彩色しており、政子の方も彩色された痕跡があるという。考古学的知見と重ね合わせても、この五輪塔は鎌倉末から南北朝期のものとされており、これが政子・実朝に関係するとの確証はない。」(関幸彦「北条政子」)
また、政子は晩年の居所である南新御堂で火葬され(「吾妻鏡」)、勝長寿院に葬られたとされています(実朝も勝長寿院に葬られる)(「河野真知郎「中世都市 鎌倉」)
夫・頼朝の亡き後、「尼将軍」と呼ばれ、鎌倉幕府に君臨。御家人達による合議制を幕府の基本方針とし、これに反対する者は、身内であろうと、功労者であろうと、容赦なく追い払った。承久三年(1221)に起こった承久の乱では、朝廷に立ち向かうことを恐れた御家人を統率して、上京させた。恐らく政子は日本の数少ない女性政治家の中で、最も知名度の高い人物であろう。
関連記事
-
-
『日本の代表的な歴史美観地区をぶらり散歩する巣ごもり動画の旅』★『観光立国日本のシンボル都市―岡山県倉敷市の歴史美観地区」<和と洋、レトロとモダンな蔵が並ぶ江戸時代の町並みはステキ!>
2013/01/09   …
-
-
『長寿逆転突破力を発揮したスーパーシニア―』★農業経済 学者・近藤康男(106歳)―越え難き70歳の峠。それでも旺盛な研究力が衰えず、七十七歳のときからは目も悪くなったが、それも克服し七十歳以降の編著だけで四十冊を超えた。
2014/05/16 <百歳学 …
-
-
『F国際ビジネスマンのワールド・ カメラ・ウオッチ(185)』★『6月中旬梅雨盛り、鎌倉の古刹「長谷寺」の名物の紫陽花づくしのパラダイス』
『F国際ビジネスマンのワールド・ カメラ・ウオッチ(185)』 <湘南海山ぶらぶ …
-
-
『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(167)』『オーストリア・ウイーンぶらぶら散歩』「シュテファン大聖堂」でモーツアルトを想う。
『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(167)』 『オーストリア・ウ …
-
-
日本の明治以来の「殖産振興」「経済大国化」の原点・世界文化遺産 『富岡製糸工場』を見に行った➁
日本の明治以来の経済発展の原点・世界文化 …
-
-
百歳学入門(246 )-動画で認知症予防法ー三文ライターの書斎の窓から(11/5)原稿書きに疲れたならば、庭のカマキリ、クモ、スズキとネコジャラシと遊べばストレス発散、楽しいよ!』★『鎌倉アホ仙人「材木座海中温泉」入浴の巻「いい塩湯だね、超気持ちいい』
百歳学入門(246 ) 動画で認知症予防法/三文ライタ …
-
-
『秋深し。湘南の海辺をぶらぶら散歩して、絶景サンセットを眺めれば、いつも新たな至上の快楽があるよ。(11月8日現在)』
<『美しい海と海岸の湘南』スペシャル!> 『秋深し。湘 …
-
-
鎌倉カヤック釣りバカ日記(10/24日am10)-『イワシ雲のかなたに笠雲の富士山がうっすらと浮かぶ』★『忍者カワハギ君はどこに潜んでいる、御用じゃ?!』★『最後に、地球をズシン!とデブ君の大カワハギ(29センチ、肝パン)を御用、ゲットしたよ。忍術破りをこっそり教えるよ.ニン、忍!!。
鎌倉カヤック釣りバカ日記(10/24日午前8時)-材木座海岸スタート。 いつもの …