前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

速報(204)『日本のメルトダウン』『今、猛烈な汚染を福島県を中心として東北地方、関東地方に広げている』

      2015/01/01

速報(204)『日本のメルトダウン』
『今、猛烈な汚染を福島県を中心として東北地方、
関東地方に広げている

小出裕章 (京大助教) 非公式まとめを転載させていただいた。
 
2011年12月26日
2011年12月21日(水)、小出裕章氏がTOKYOFMに出演。福島第一原発をめぐる今の状況について説明しています。
=====
管理人)タイトル付けに苦労する内容でした(汗)。
:



その恐怖の実態とは・・・
小出「すでに数百発分の、広島原爆に換算すれば数百発分の、放射性物質が環境に放出されてしまって、それは今、猛烈な汚染を実は福島県を中心として東北地方、関東地方に広げているのです。そのことの大変さというのを政府や東京電力が、正しく言わないがためにみなさんはなにかもう事故が収束した、もうたいしたことないじゃないか、普通の生活ができるよと思ってしまっている、わけですけれども。今現在の汚染のひどさというのは、私から見れば本当に想像を絶するような汚染が広がっています。
現状は、ですから国や東京電力がみなさんに言ってるように、別にいい状態であるのではないのです。もうすでにほんっとにひどい状態になってしまっていて、それをこれ以上ひどくさせないために何が出来るかというところ、を今考えているところ……」
小出「私が戦っている相手はいかんせん巨大すぎる、のですね。日本の国、なわけだし。その周りに電力会社という巨大な企業が加わって。そして原子力産業、巨大産業が加わって。えーさらにはマスコミがその一緒になって旗を振るという、そういう事でしたから。私なんかがいくら抵抗しようとしても次々と敗北していって。今54基ある。ずっと負け…負けて…くるという、ことですから。自分の力の余りにも小ささ、というか。え、そのことが、情けなくて嫌になると、言うようなことは何度も何度もありましたね。
でもそんなことしょうがないわけですから。自分のできることをやろうと、思っただけです。だって誰でもそうですけれども。人生、自分の命って1回しか生きられない。時間を逆戻りできない、あっちの道も行ってみたいこっちの道もいってみたいとおもっても、できないのであって。1回の命を生きるしかないとすれば自分がやりたいことをやる、のが1番いいと、おもいますので。その意味では迷ったことは一度もないですね。
余りにも私からみるとひどすぎると思うけれども、よくこんなことが、起きるし、みなさん黙って見過ごすなと思うような、ことが、今現在福島の事故でも進行しているわけだし。目の前の現実ですね。私をささえてるのは。まあだから苦しい現実ばかりですけれども。まあそれがある限りは、自分がやることもあるし。やりたいと思う。それだけです」
 
 
 

 - 現代史研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
★ 日本リーダーパワー史(139) 国難リテラシ①ーを養う方法・第2次世界大戦敗戦とを比較する★

 日本リーダーパワー史(139) 国難リテラシー①を養う方法・第2次世界大戦敗戦 …

no image
日本メルダウン脱出法(640)『アベノミクスに時間を稼いだ幸運」(英FT紙)「日本経済に「空前の好環境」、株価2万5000円へ」など7本

  日本メルダウン脱出法(640) 『アベノミクスに時間を稼いだ幸運」 …

no image
日本最強の外交官・金子堅太郎②『ルーズベルト米大統領をいかに説得したかー大統領は日本のために働くと約束す②』

<日本最強の外交官・金子堅太郎②> ―「坂の上の雲の真実」ー 『ルーズベルト米大 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(268)★「昆虫記(全10巻)を完成したファーブル(91歳)は遅咲きの晩年長寿の達人』★『56歳で第1巻を刊行、生活苦と無名の中で全10巻を30年かかってやっと完成した』★『どんな虫にも役割と価値があり、無駄な死などない』★『死は終わりではない、より高貴な生への入り口である』

 2013/07/30 / 百歳学入門(79)記事再録 ▼「 …

no image
近現代史の復習問題/記事再録日本リーダーパワー史(236)ー<日本議会政治の父・尾崎咢堂が政治家を叱る。 日本一の政治史講義を聞く①>「150年前の明治中期の社会、国民感情は、支那(中国)崇拝時代で元号を設定し、学問といえば、四書五経を読み書きし、難解な漢文を用い、政治家の模範の多くはこれを中国人に求めた」

2012年2月23日/日本リーダーパワー史(236)   <日本 …

no image
明治150年「戦略思想不在の歴史が続く⒂」-『明治維新を点火した草莽崛起の革命家・吉田松陰⑶』★『言葉だけの武士、政治家、学者を最も軽蔑していた』★『辞世の句は「此程に思ひ定めし出立を けふきくこそ嬉しかりける」享年30歳』●『身はたとえ 武蔵の野辺に朽ちぬとも とどめおかまし大和魂』

松下村塾の塾生の松蔭の人格を語る 松陰の性格、人柄は謹厳実直、厳格ではと思われる …

no image
★『人口急減社会』『消滅自治体』について増田寛也・日本創成会議座長の日本記者クラブ会見動画(16/9、100分)

     ●◎『人口急減社会』『極点社会』について …

『Z世代への<日本史クイズ?>日本史最大の難問の行政改革をわずか一言で、実行した超リーダパワーの持ち主は誰ですか?⑱」★『西郷隆盛です。廃藩置県の真相とは?ー全国で261藩が廃藩されると各地で暴動‣反乱が起きると恐れた明治天皇、大久保、木戸、岩倉らから不安の声が上がると、<わしが兵を起こして鎮圧する>との西郷の一言によって決まったのです』★『 西郷が大決心で当たったからこそ、廃藩置県の一大事を乗り切ることができた。西郷は真の民主主義者である』と福沢諭吉は絶賛した」

2016年11月3日/日本リーダーパワー史(249)記事再録 山口藩知事・毛利元 …

no image
高杉晋吾レポート⑳ルポ ダム難民④●農業で鍛え上げられた住民の底力、洪水時にも発揮!

高杉晋吾レポート⑳   ルポ ダム難民④   超集中豪雨の時 …

『オンライン講座/日本興亡史の研究 ⑲ 』★『戦略情報の開祖・福島安正大佐ー 明石元二郎の指導する「明石工作」は日英同盟を結んだ英国諜報局とは極秘の「日英軍事協商」を結び諜報の全面協力体制を築いた。福島安正、宇都宮太郎(英国駐在武官、宇都宮徳馬の父)がバックアップして成功する』

    2016/03/01  &nbs …