日本リーダーパワー史(104)伊藤博文・歴代宰相では最高の情報発信力があった,英『タイムズ』の追悼文
しかし,この暗殺者の行動は愛国心に必然的に鼓舞されたものだとか,日本人が遂行してきた政策への怒りによるものだということすら,確実な想定とはなり得ないだろう。周知のように,朝鮮は,以前の政府のもとで,西洋人の頭脳では把握しがたいほどの腐敗,情実,大衆への圧制によって苦しめられていた。
日本に対する反対の多くが,特権階級を富ませ人民を搾取する手段だった悪弊を,厳しく抑圧したことに起因したのは間違いない。日本人の手法と様
式が厳しく無慈悲ですらあったことは,異論がなくもないが,広く伝えられている。伊藤公爵の暗殺者が特権階級に属していた可能性は非常に高い。
この老公爵の死が,日本政府が現在直面するさまざまな事柄におけるその政策に深刻な影響を与えることはないだろう。彼は非常に有能な人物で,日本の再編成と,国民を近代生活の諸条件および機会に適応させることに関する偉大な仕事を行った。だがおそらく,彼がその形成に貢献した諸政策は,彼とつながりのあったもっと若い人々によって,途切れることなく遂行されていくだ争う。公爵は・常はアメリカ国民に対する友情と称賛を心から表明していたが,自分が自国の利益と見なすものを他のすべての上に置いたし,最近,満州における平等な権利と機会の維持に関して不安を呼ぶ原因となった処置の立役者とされていた。
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