新刊出版です-「カメラがとらえた昭和巨人伝―昭和の100人 (洋泉社MOOK)」(団塊世代には超懐かしの本ですよ)
「カメラがとらえた昭和巨人伝―昭和の100人
(洋泉社MOOK)」1680円
前坂 俊之(ジャーナリスト)
「昭和が終わってから四半世紀──。
美空ひばり、石原裕次郎、力道山、大鵬、岡本太郎……、
激動の昭和には各界に個性的なスターがいた。
政治家から作家、スポーツ選手、映画俳優、経営者まで、
昭和を代表する“巨人”100人の知られざる素顔や人柄があらわれるエピソードを、
懐かしい写真とともに振り返る。
日本人に元気と笑いと希望を与えてくれたスターたちの、
懐かしい笑顔や熱気から、あの時代の記憶が鮮やかに蘇る」
以上は出版社の宣伝帯である。

私は、この本の中で政治家、経済人の文章だけを担当したが、新刊を手に取って、大変良い出来に感心したので、あえてここで紹介する。
エピソードで語る「昭和巨人伝」のような本は「文庫本」「単行本」ではありましたが、グラビア雑誌、写真集的な編集で、その人物の決定的な写真と的確な文章で読ませるものはあまり出版されてはいませんね。
われわれ、昭和戦後は(6,70代)には涙が出てくる保存しておきたい同時代史、写真集です。写真週刊誌的なスキャンダルチックなものではなくて、オーソドックスなMOOK版のところが、編集部の冴えを感じさせる。
私の好きな人物、尊敬する人物がずらり勢揃いである。しかも、その人柄を写した決定なスナップとともに主解されているので、
ページをめくるとともになつかしだがにじみ出てくる。
このスターの一挙手一投足に心をおどらせてあの時、わが青春まっさかりの燃えていたあの時期の思い出とともに鮮明によみがえる。
石原裕次郎、三船敏郎、黒澤明、へそ曲りの内田百間、永井荷風のオヤジ、吉田茂、佐藤栄作、岸信介、ハサミででひげをきる角さんの写真は秀逸だね、100歳過ぎても元気で活躍した加藤シズエも写真を拝見すると、知的美女で「健康長寿」のお手本ですね。
経済人は正力松太郎、松下幸之助、本田宗一郎、松永安左衛門、土光敏夫、白洲次郎、井深大、中内功、瀬島龍三、出光佐三、安藤百福らの「経済大国」をゼロから築いた大経営者が網羅されており、文字通り「昭和の巨人」、今日われわれが謳歌している日本の繁栄を築いた恩人たちである。
本をみながら最敬礼をしたものです。
関連記事
-
-
日本メルトダウン(921) <世界は再び混迷の時代、動乱の時代へとなるのか>『中国の外交政策:造った者が支配する(英エコノミスト誌)』●『戦争の足音」が欧州の東から迫りつつある ロシアが核の一撃考えているとの観測も』●『コラム:英EU離脱、新自由主義時代の終焉か=河野龍太郎氏』●『EUの盟主ドイツで「イギリス離脱」はどう報じられたか〜これって「イジメ」じゃない? 結論が出て、ますます混迷深まる』
日本メルトダウン(921) 世界は再び混迷の時代、動乱の時代となるのか 中国の外 …
-
-
★『 地球の未来/世界の明日はどうなる』 < 米国メルトダウン(1054)>『ロシアゲート事件の議会調査で解任されたコミーFBI前長官が証言』★『落合信彦氏「トランプはFBIに追われ大統領職を放り出す」』●『 目の前に迫ったトランプ退任、ペンス大統領就任 予算教書で明らかになった”まさか”の無知無能ぶり』
★『 地球の未来/世界の明日はどうなる』 < 米国メルトダウン(1054)> …
-
-
日本メルトダウン脱出法(894)【日米首脳会談】海外メディアはどう報じた? 安倍首相の抗議を「驚くほどの強い言葉遣い」と米紙』●『アングル:オバマ大統領の広島訪問、核なき世界への一歩か』●『サミット:世界経済「クライシス」の認識に異論、表現を最終調整へ』●『オピニオン:伊勢志摩サミット成否の分かれ目=竹中平蔵氏』
日本メルトダウン脱出法(894) 【日米首脳会談】海外メディアは …
-
-
『リモート京都観光動画』/『世界文化遺産・下鴨神社(賀茂御祖神社)を参拝、平安以前の自然林に国宝、重文55棟の社殿が残る超パワースポット』★『世界文化遺産・下鴨神社の社叢「糺の森」原生林を流れる『泉川』のせせらぎ全中継30分』
世界文化遺産・下鴨神社(賀茂御祖神社)を参拝、平安以前の自然林に国宝 …
-
-
池田龍夫のマスコミ時評(117)「危うい日本」への貴重な講演録<オリバー・ストーンが語る日米史>(9/17)
池田龍夫のマスコミ時評(117) 「 …
-
-
世界の最先端テクノロジー・一覧①『リアルなVRの時代がついに到来』●『時価総額45億ドルのMagic Leapが拓くミックス・リアリティの世界 スマホは不要になるのか? 』●『次のキーテクノロジーは音声、次の覇者はAmazon』●『空飛ぶバイク、ついに発明される(動画)』●『YouTuberが小学生の「将来の夢」に登場 コース開設の専門学校も』
世界の最先端テクノロジー・一覧① リアルなVRの時代がついに到来 http …
-
-
日本メルトダウン( 967)『東京五輪、反対してもいいですか?「やめる」を納得させる5つの理由』●『「悲惨なアメリカ」を証明した、二つの衝撃レポートの中身 大統領選の行方にも影響アリ?』●『ドゥテルテ大統領来日で再確認!アジア外交の主役はやはり日本だ 中国はこの接近に焦っている』●『 スマホが子どもにもたらす「隠された3つの弊害」』●『ウェブメディアの「検索回帰」が始まったワケーSNSのアルゴリズム変更に高まる不信感』●『ネットニュースの虚実に迫れるか 「Google News」に「ファクトチェック」タグ導入』
日本メルトダウン( 967) 東京五輪、反対してもいいですか? …
-
-
=日本の新聞ジャーナリズムの発展=
1 静岡県立大学国際関係学部教授 前坂 俊之 1 新聞の始まり 新聞の始まりは紀 …
-
-
野口恒のインターネット江戸学講義(19) 『エピロ-グ 江戸のネットワ-ク社会に学ぶ 日本のノマド学』(終)
日本再生への独創的視点<インターネット江戸学講義(19) ●『エピ …
-
-
『Z世代のためのオープン講座』★『2022年の世界情勢はどう変化したのか(下)』★『習近平氏、異例の3期目で強権独裁時代を確立』★『「三重苦」の中国経済の失敗・低迷』★『●ウクライナ戦争、ロシアは敗北中へ』★『ロシア軍はクライナ南部の要衝ヘルソンから撤退』
前坂俊之(静岡県立大学国際関係学部名誉教授) ●『習近平氏、異例の3期目で強権独 …
