百歳学入門(24) 『画家は長生き』・奥村土牛(101歳) 「牛のあゆみ」で我が長い長い道を行く
芸術活動にはもちろん年齢制限などはなく、旺盛な創作意欲と創造力が長寿パワーとなって『生涯現役』『老いてなお創造力は衰えず』となるのです。もともと『老いると体力同様に創造力も衰える』と考えるのは誤解です。自分も年齢的には前期高齢者というわくにはいる年となりましたが、創作への情熱はますますわいてくることに逆に驚いています。奥村土牛に関心をもったのも、60歳過ぎてからのことです。
画家の年齢を調べてみると、確かに長寿者が多いね。長生きする職業を列挙すれば、画家はトップに来るでしょう。物書き、文筆家は画家ほど長生きでないと思うのはストレスがたまるのと、原稿料が安いせいでしょうね。
奥村土牛 101歳(1889年2月18日~1990年9月25日) 日本画家です。彼は自伝『牛のあゆみ』 で次のように語っている。
私は日ごろからこれを座右の銘としているが、最近は一層、この深い意味のことを思うのである。私はこれから死ぬまで、初心を忘れず、拙くとも生きた絵が描きたい。むずかしいことではあるが、それが念願であり、生きがいだと思っている。芸術に完成はあり得ない。
要はどこまで大きく未完成で終わるかである。余命も少ないが、一日を大切に精進していきたい」
長寿の画家に共通するのは、この貧乏というのもある。貧乏だから食えない。そのためには描かねばならない。描いて描いて描きまくる。それでも食えない。この下積み、画業の修行が高みに連れて行くのであろう。北斎のごとく、平櫛田中のように。
さて、土牛は日本美術院の同人にもなって、てこれからという五十一歳で、大病をして、一時は急性肺炎で重体にまでなったが、九死に一生を得ている。
『奥村土牛の場合、養生したというよりも、とにかく、好きな絵のことだけを考えて生きてきた。そのためにはいやなことは一切やらなかった。つまり、ストレスをためないことが長生きの秘訣であったともいえよう。
と『百寿記念展覧会』の前書きに書いている。
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