知的巨人の百歳学(121)-「真珠王・御木本幸吉(96歳)の長寿、健康訓」★『エジソンは人工真珠の発明を世界一と高く評価した』★『70歳のころの生活からたとえば九十歳頃の朝食は・・』
日本リーダーパワー史(714)
<記事再録>百歳学入門(69)2013年3月9日
「真珠王・御木本幸吉(96歳)の長寿、健康訓」
伊勢志摩サミットで勢ぞろいした世界のリーダーたち。胸元におそろいの美しく輝く『真珠のアクセサリー』をつけていた。世界に先駆けて発明された≪ミキモト真珠≫である。今からやく120年前の1893年(明治26年)に独力で『人工真珠』の養殖に世界で初めて成功した御木本こそ「日本発展の基礎」『貿易立国』日本の先駆者である。
Wiki御木本幸吉
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E6%9C%A8%E6%9C%AC%E5%B9%B8%E5%90%89
首脳の胸元に輝く真珠“世界中に届く場所に” http://www.realplay.com/channels/tbsnewsi/synopses/359742
御木本幸吉≪1858-1954≫はミキモト創業者で、
エジソンは人工真珠の発明を世界一と高く評価した。
<人生訓>
① わしは天才でも、超人でもない、世界の大海師だよ。
② 世界の女性の首を真珠で巻いてみせる。
③ 「ホラを吹くが嘘はつかぬ」「ホラを吹いて吹き当てよ」が口ぐせ。
90歳からの座右の銘は「智・運・命」
<健康法>70歳のころの生活。
① 40年間を通じて毎朝5時に起床。水浴を欠かさず。夜は8時に就寝、その前10分間、床の中にて上腹部より下腹部に向って、さすり下ろすこと数十回。
② 六十歳までは、主食はムギ飯3杯、サツマイモ1杯。61歳よりはムギ飯1杯に減じた。副食は、朝は味噌汁1杯、タマゴ1個。昼は野菜物。夜は魚、トリ、梅干1個。
③ 酒、タバコは飲まず。ウドン、センベイ、イワシの素干す、味噌汁好き。
④ 盛夏でも腹巻を離さず腹を冷やさない。逆に冬はシャツを着ずに薄着主義。
⑤ 夜の宴会を好まず。いかなる場合にも午後10時で終わる。
⑥ 寝室は2階、高台を選び、通風の良き場所を好む。
- 風呂は一番風呂を使用し、一年に数回健康診断を受ける。
幸吉が水風呂をやめて、ぬるま湯にしたのは、欧米の旅行から帰った71歳の頃からであるが、その頃から健康にいちだんと留意するようになり、新しい健康法として、朝の六時と夕方の六時と、一日に二回入浴するので、その際に足で湯を掻き混ぜる運動を百回、時間にして約十分、都合二十分の体操を欠かさなかった。
幸吉は、若い頃は、相当暴食したが、年と共に少食になっていった。
たとえば九十歳頃の朝食は、
米は茶碗に半分、サツマイモをに鰹節をかけて煮たもの。味噌汁に真珠貝の身を切って入れることもある。
昼は、小さなパン三つ。夜は、米茶碗に半分、サツマイモ2切れ、菜っばや小魚。
細かい魚は活籠に生けてあるからいつも新しいのが食べられる。
幸吉は、朝食よりも夕食をすくなめにしているのは、胃腸と共に休み、胃腸と共に寝るためだといっている。
そのために「朝は3分目、昼は2分目、夜は「旨い物は2箸残す」といっている。
ただし、悪いクセがあった。アラレが無類に好きだった。見ているとタバコ好きがひっきりなしにタバコを吸うように、アラレをカンに入れて持ち歩き、所構わず、人前でも平気でポリポリと食べるのである。アラレはもち米をついてノシもちをつくり、それからつくった。
関連記事
-
-
「日本の歴史をかえた『同盟』の研究」- 「日本の新聞が伝えた日英同盟」③「協約は純然たる攻守同盟」-と加藤高明〔明治35年2月12日 時事新報〕★『常に『光栄ある孤立』を誇っていた大英帝国が、国を開きてわずかに四十年、欧米人の眼よりすれば小弱国、半開化の日本と一蓮托生の協約(日英同盟)を結んだことは、日清戦争、三国干渉、北清事変を通して日本の真価を認めたため』
★「日本の歴史をかえた『同盟』の研究」- 「日本の新聞が伝えた日英同盟」③ …
-
-
日本のメルトダウン(535)オバマ大統領来日、「2泊3日」の裏にある外交駆け引き」「中国が13年の貿易額が世界一に423兆円、米国を抜き
日本のメルトダウン(535) 【永田町・霞が関インサイ …
-
-
『ガラパゴス国家・日本敗戦史』⑯ 『日本の最も長い日(1945年 8月15日)をめぐる死闘―終戦和平か、徹底抗戦か①』
『ガラパゴス国家・日本敗戦史』⑯ 『日本の最も長い日―日本 …
-
-
『池田知隆の原発事故ウオッチ⑨』ー 『最悪のシナリオから考えるー福島原発暴走阻止行動プロジェクト結成へ』
『池田知隆の原発事故ウオッチ⑨』 『最悪のシナリオから考えるー福島 …
-
-
日本敗戦史(48)日本兵残酷物語「内務班」,召集令状「赤紙」1枚(約100円)で消耗品として戦場で大量死。映画「二等兵物語」を見て戦争の実態を勉強しよう
日本敗戦史、終戦70年(48) 「終戦」という名の『無条件降伏(全面敗戦)』 …
-
-
日本リーダーパワー史(220)<明治の新聞報道から見た大久保利通①>『明治政府の基礎を作った』
日本リーダーパワー史(220) <明治の新聞報道から見 …
-
-
★『リーダーシップの日本近現代史』(74)記事再録/「日本の歴史をかえた『同盟』の研究」-「日英同盟はなぜ結ばれたのか⑤」★『1902年2月19日付『ノース・チヤイナ・ヘラルド』『 日英同盟の成立ー『日本は地理的位置の問題を除けば,完全に西洋の国家であるということができる』
2016/12/01/「日本の歴史をかえた …
-
-
『オンライン・日本経営学講座』★『 日本の歴代大経営者(最初はみんな中小企業) の遺言、経営訓、名言30選』★『『昭和経済大国』を築いた男・松下幸之助(94歳)の名言30選」』
ホーム > 人物研究 > ● 『企業 …
-
-
『アジア開国の父』福沢諭吉の「韓国独立支援」なぜ逆恨みされたか③ー井上角五郎は孤立無援で新聞「漢城旬報」発行にまい進
「日本開国の父」『アジア開国の父』の福沢諭吉 の義侠心からの「韓国独立支 …
-
-
速報(220)『大飯原発3・4号ストレステスト意見聴取会』『廃炉まで最長60年』★『高橋博子講演【内部被曝】
速報(220)『日本のメルトダウン』 今、われわれが …