百歳学入門(68)「茶陶の領野に新機軸を打ち立てた-萩焼の人間国宝、三輪壽雪翁(102歳)」
百歳学入門(68)
「茶陶の領野に新機軸を打ち立てた-萩焼の人間国宝、
三輪壽雪翁(102歳)」
三輪壽雪翁(102歳)」
三輪壽雪さんを悼む:創作性求めた茶陶の表現者=石崎泰之 (月曜文化)
毎日新聞 2013年01月21日 西部朝刊
萩焼の人間国宝、三輪壽雪さん(本名・節夫、十一代休雪、102歳)が逝去された。わが国古来の芸能の一つである茶の湯と陶磁工芸技術が融合した茶陶に、初めて近代的な意味合いで豊かな芸術性をもたらした偉大な表現者だった。
壽雪さんは、1663年から毛利家(長州藩)の御用を務めた三輪窯の、九代雪堂の三男として1910年2月4日に生を受けた。27年3月に山口県立萩中学校を卒業すると、窯の経営を任されて前月に十代休雪を襲名していた、15歳年長の次兄邦廣(隠居して休和、70年に萩焼の人間国宝)を助けて家業に就く。昭和初期の経済不況に喘いでいた、名門窯の再興が兄弟の奮闘に期待された。
それから28年後、壽雪さんは「休」を名乗って自作を発表し、作家活動を始動する。茶の湯の本質を習知しながら熟達した伝統技術で窯を裏方から支えた修業時代には、過去の名碗写しの精励が模範的とされた萩焼の作陶環境と、直観的表現を志向する自己とが葛藤した時期もあった。
作家デビュー以降は、旧来の茶陶にはない角物と呼ばれる土塊の量感を強調した花入や水指など、茶道具としての機能性よりも造形性に重きをおいた作品を次々と発表し、茶陶の領野に新機軸を打ち立てた。また十代休雪とともに萩焼古来の藁灰釉を改良した休雪白を開発したり、鉄分の多い見島土を黒化粧に用いたりするなど、伝統素材の特質を現代的感覚も加味して再検討し、造形表現の可能性を追究した。
• 家系的に、若い時に父親や兄弟みな体が弱かった(特に胃腸)。氏は、20歳くらいの頃に非常に胃腸が悪く、このままでは長生きできないと思い、自分なりの健康法を考え出した。すなわち、朝4時半頃に起床し、すぐに自分で考案した体操と全身マッサージを1時間半もする。
• さらに1時間くらい畑仕事もする。300坪に及ぶ菜園を持ち、無農薬栽培に徹底してきた。市販の野菜は、農薬、化学肥料、除虫剤がかかっていることもあるから食べない。自分で作った虫食いのある自然のままの野菜を食する主義である。ドレッシングはかけない。菜食主義は30代ころからの習慣である。
• そして、冷水を2杯飲んでから朝食。体操や畑仕事をたっぷりした後なので、腹が減って朝食がうまいとのこと。朝はパン、牛乳、野菜と果物。パンも自家製で塩分抜きの無味無臭のもの。
• 昼食兼夕食は、ご飯、海草、野菜(茹でただけのもの)、豆腐、刺身、小さな魚など。
• 肉類や油類は、ほとんど摂ることはない。
• 刺激物は口にしない
• 酒・タバコはやらない
• 風呂は、普通の人よりも長い。膝、腰、最後に首までと、順に3段階くらいに分けて、ゆっくりと入る。特に寒い季節に、一気に熱い風呂に首まで入るのは体に悪い。
• 夜9時半頃に就寝
• 冷暖房機を使わない。夏は扇風機ですませ、冬でも障子は開けっ放し。そして新幹線や空気の悪さと人ごみの東京が苦手である。
• 『健康第一。体調は作品に表れるので、体調の悪いときにいくら頑張っても良いものはできん。健康は基本じゃ。』
◎『お茶で健康長寿を!茶人は長生き
私のモットーは、『健康がすべてではない。しかし、健康がなければ、すべてはない。』です。人生は何をするにも健康第一であり、結局のところこれに尽きると思います。人間の最大(限界)寿命は、染色体末端部のテロメア短縮などのために120歳くらいですので、致命的な病気や事故に遭遇しなければ、人間は120歳くらいまで生きられる可能性を秘めた生物なのです。
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