前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

★⑩日本リーダーパワー史(714)伊勢志摩サミットの陰の主人公はこの人注目!(記事再録)「真珠王」だけでなく『世界の生涯現役・長寿王でもあった御木本幸吉(96歳)』「朝食は茶碗3分目、昼は2分目、夜は「旨い物は2箸残す」

      2018/11/01

 

日本リーダーパワー史(714)

<記事再録>百歳学入門(69201339

「真珠王・御木本幸吉(96歳)の長寿、健康訓

伊勢志摩サミットで勢ぞろいした世界のリーダーたち。胸元におそろいの美しく輝く『真珠のアクセサリー』をつけていた。世界に先駆けて発明された≪ミキモト真珠≫である。今からやく120年前の1893年(明治26年)に独力で『人工真珠』の養殖に世界で初めて成功した御木本こそ「日本発展の基礎」『貿易立国』日本の先駆者である。

Wiki御木本幸吉

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E6%9C%A8%E6%9C%AC%E5%B9%B8%E5%90%89

 

首脳の胸元に輝く真珠“世界中に届く場所に” http://www.realplay.com/channels/tbsnewsi/synopses/359742

 

「真珠王・御木本幸吉(96歳)の長寿、人生訓

御木本幸吉≪1858-1954≫はミキモト創業者で、

エジソンは人工真珠の発明を世界一と高く評価した。

      前坂俊之(ジャーナリスト)

<人生訓>

  わしは天才でも、超人でもない、世界の大海師だよ。

  世界の女性の首を真珠で巻いてみせる。

  「ホラを吹くが嘘はつかぬ」「ホラを吹いて吹き当てよ」が口ぐせ。

90歳からの座右の銘は「智・運・命」

 

<健康法>70歳のころの生活。

① 40年間を通じて毎朝5時に起床。水浴を欠かさず。夜は8時に就寝、その前10分間、床の中にて上腹部より下腹部に向って、さすり下ろすこと数十回。

② 六十歳までは、主食はムギ飯3杯、サツマイモ1杯。61歳よりはムギ飯1杯に減じた。副食は、朝は味噌汁1杯、タマゴ1個。昼は野菜物。夜は魚、トリ、梅干1個。

③ 酒、タバコは飲まず。ウドン、センベイ、イワシの素干す、味噌汁好き。

④ 盛夏でも腹巻を離さず腹を冷やさない。逆に冬はシャツを着ずに薄着主義。

⑤ 夜の宴会を好まず。いかなる場合にも午後10時で終わる。

⑥ 寝室は2階、高台を選び、通風の良き場所を好む。

  • 風呂は一番風呂を使用し、一年に数回健康診断を受ける。

幸吉が水風呂をやめて、ぬるま湯にしたのは、欧米の旅行から帰った71歳の頃からであるが、その頃から健康にいちだんと留意するようになり、新しい健康法として、朝の六時と夕方の六時と、一日に二回入浴するので、その際に足で湯を掻き混ぜる運動を百回、時間にして約十分、都合二十分の体操を欠かさなかった。

 幸吉は、若い頃は、相当暴食したが、年と共に少食になっていった。

たとえば九十歳頃の朝食は

米は茶碗に半分、サツマイモをに鰹節をかけて煮たもの。味噌汁に真珠貝の身を切って入れることもある。

昼は、小さなパン三つ。夜は、米茶碗に半分、サツマイモ2切れ、菜っばや小魚。

細かい魚は活籠に生けてあるからいつも新しいのが食べられる。

 幸吉は、朝食よりも夕食をすくなめにしているのは、胃腸と共に休み、胃腸と共に寝るためだといっている。

 そのために「朝は3分目、昼は2分目、夜は「旨い物は2箸残す」といっている。

 ただし、悪いクセがあった。アラレが無類に好きだった。見ているとタバコ好きがひっきりなしにタバコを吸うように、アラレをカンに入れて持ち歩き、所構わず、人前でも平気でポリポリと食べるのである。アラレはもち米をついてノシもちをつくり、それからつくった。

 - 人物研究, 健康長寿, 現代史研究 , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

知的巨人たちの百歳学(174)記事再録/日本最長寿の徳川家三代指南役・南光坊天海(108歳)の養生訓ー上野公園内の「墓碑」で長寿健康を祈る―『 養生法・長命には粗食、正直、湯、陀羅尼(だらに)、御下風(ごかふう)あそばさるべし。』★『養生訓「気は長く 勤めは固く 色うすく 食細うして 心ひろかれ」

2015/02/05/百歳学入門(102)・   日本最長寿の徳川家三 …

『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(195)★『ぶらりグアムの旅』ーラグーンで透明な海水浴。カワハギもどきに足を突かれて悲鳴!。澄明な海水の感触にやみつきになりそうです。

   『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(195)   …

no image
日本リーダーパワー史(529)「安倍首相は17日消費増税先送り、解散を発表するらしい。 結果は果たして吉か凶か!」

  日本リーダーパワー史(529)   安倍首相は …

no image
知的巨人の百歳学(114)徳富蘇峰(94歳)の長寿人生論「体力養成は品性養成とともに人生の第一義。一日一時間でも多く働ける体力者は一日中の勝利者となり、継続すれば年中の勝利者、人生の勝利者となる』★『世界的作家の執筆量ベスト1は一体だれか。『近世日本国民史』(百巻)の徳冨蘇峰か?!』

 知的巨人の百歳学(114) 体力養成は品性養成とともに人生の第一義。 …

no image
「日本敗戦史」㊴徳富蘇峰が語る『なぜ日本は敗れたか』⑤「昭和天皇の帝王学とリーダーシップー明治天皇と比較」

『ガラパゴス国家・日本敗戦史』㊴   『来年は太平洋戦争敗戦から70年目―『日本 …

no image
野口 恒のグローバル・ビジネス・ウオッチ①『パナソニックの瀕死の重体の決算内容。事業構造を変革なくして赤字脱却は困難』

野口 恒のグローバル・ビジネス・ウオッチ①   『パナソニックの大幅赤 …

no image
日本メルトダウン脱出法(778)「この異常気象がヤバい!あなたに迫る地球温暖化の脅威」●「シリア・アサド政権打倒で第3次世界大戦の危険性も」●「鼻を折られたプーチン大統領との接し方に要注意」

日本メルトダウン脱出法(778) この異常気象がヤバい!あなたに迫る地球温暖化の …

『オンライン/日本政治リーダーシップの研究』★『日本の近代化の基礎は誰が作ったのか』★『西郷隆盛でも大久保利通でも伊藤博文でもないよ』★『わしは総理の器ではないとナンバー2に徹した西郷従道なのじゃ」

    2012/09/09 &nbsp …

no image
『リーダーシップの日本世界近現代史』(301)★『日本には元々「情報戦略」という場合の「情報」(インテリジェンス)と『戦略(ストラジティ)』の概念はなかった』★『<明治の奇跡>が<昭和の亡国>に転落していく<戦略思想不在>の歴史を克服できなければ、明日の日本はない』

 2017/12/01「戦略思想不在の歴史⑿」記事再録 「戦略思想から …

no image
日本リーダーパワー史(702) 日中韓150年史の真実(8)山県有朋首相は『国家独立の道は、主権線(日本領土)を守るほかに利益線(朝鮮半島)を防護すること」と第一回議会で演説したが、これは当時の国際法で認められていた国防概念でオーストリアの国家学者・シュタインの「軍事意見書」のコピーであった。

日本リーダーパワー史(702) 日中韓150年史の真実(8) 「福沢諭吉の「日中 …