前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

速報(41)『日本のメルトダウン』57日目ー◎『菅首相よくやった!ー『浜岡原発ストップがやっと実現。』(動画ビデオ)

   

速報(41)『日本のメルトダウン』57日目
『菅首相よくやった!ー浜岡原発ストップがやっと実現ー
ー原発推進を新エネルギに大転換せよー
                  
                                                                      前坂 俊之(ジャーナリスト)

●必見ビデオー『広河隆一講演ビデオ』を一挙公開

       『チェルブイリ』50回取材の広河隆一氏の福島原発報告
http://www.youtube.com/watch?v=TfMls4aHqAk&feature=related
   広河隆一氏の語る-福島とチェルノブイリの比較原発事故論
http://www.youtube.com/watch?v=0aym7FYg2l4&feature=related
   一目でわかる福島原発(チェルノブイリ)を広河隆一氏が語る③
h
ttp://www.youtube.com/watch?v=_rBSTq3BiiI&feature=related
    福島とチェルノブイリとの避難、被害、医療の比較ー広河隆一語る④
http://www.youtube.com/watch?v=mJu5GmMhFyQ
   広河隆一講演会『浜岡原発を即ストップせよ』がついに実現
http://www.youtube.com/watch?v=gFRrk3hxKvQ

広河隆一氏の講演概要
   4月30日にメディア総合研究所主催の「原発事故とメディア」の「緊急シンポジューム」が都内で開かれた。
フォトジャーナリスト・広河隆一氏が『チェルブイリ25年、福島原発元年』と題して講演(1時間)した。今回の事故のあとに、被ばく地域がどのようになっていくのかー日本で一番によく知っているのがチェルノブイに50回も取材にいった広河氏である。政府も東電も国民も
『チェルブイリの被害』から徹底して学ぶために、広河氏の話しを聞き、対策を早急に立てる必要がある。

広河さんの講演のポイントは

        ① 発生時のNHK,民放などの保安院の発表のそのままの追認は報道の基本に反する
② 『直ちに健康に影響しない』「念のための避難という」誤りが住民を混乱させた。

③ 福島原発事故はチェルノブイリの10分の1という放射線量(政府発表)ならば、広島原爆の50個分に相当する。

④ チエルブイリ原発ででた放射能は広島型原爆の500個分である。福島はこの10分の1なので小さいと政府は口をそろえるが、
10分の1としても50個分の広島原爆が爆発­したことになる。

チェルノブイリは1個の原子炉のメルトダウンだが、福島は4機もあり、使用済みなどの核燃料棒が3000本以上もプールにあって、いずれも完全に制御でき­る状態になっておらず、今後の地震、台風によってどうなるか分からない。


⑤ 
浜岡原発を即ストップせよ』―菅首相が5月6日に中部電力に原発停止を要請した。

この理由は広河氏も強調されているが

       ① 浜岡原発は世界一危険な場所に立地した原発である。
② 広瀬隆が今回の地震、原発事故を予測して書いた『原子炉時限爆弾』(2010、ダイヤモンド社)は浜岡原発をさしている。この本を読んで、福島原発事故で被ばくした日本人で、浜岡原発がこのままでいいと思う人間はいない。

        ③ 浜岡原発は『地震列島』の日本の中でも最も危険な太平洋プレート、フリピンプレート、ユーラシアプレートが一点に交差する地震断層の真上に位置する。
④ しかも遠浅の砂浜からわずか100mも離れておらず、海抜ゼロmに近い。原子炉の地盤はもちろん岩盤ではなく、砂地の軟弱地盤の上で、手で土を握るとボロボロ落ちるくらいの柔らかさ。液状化し大津波に襲われればひとたまりもない。

     ⑤ 過去1400年の歴史をみると、『東海地震』「南海地震」はほぼ100年から250年間隔で周期的に襲ってくることが分かる。政府の地震調査研究
推進本部は「今後30年間にマグニチュード(M)8クラスの東海地震が起きる確率は87%」と予測(08年)と警告している。

この「明日かもしれぬ」巨大地震が起これば、浜岡原発は日本民族が絶滅する可能性もある大惨事を引き起こすことは間違いない。ところが、『日本を救うために』直ちに行動を、キャンペーンを張るべきメディアではっきりと『浜岡原発をとめろ』と主張しているのは毎日新聞・山田孝男記者だけであった。メディアの責任は重い。
 
『復興には電気が欠かせない』『日本経済を守れ』というために、浜岡原発の危険運転に目をつぶて、日本民族が滅びてしまってもよいのか。思考停止をやめて、今こそ正常な価値判断に帰るべきである。これがやっと菅首相も認めた。菅首相よがんばれ。

 - 現代史研究 , , , , , , , , , , , , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

日本リーダーパワー史(648) 日本国難史にみる『戦略思考の欠落』(41)国難『三国干渉』(1895年(明治28)に碩学はどう対応したか、三宅雪嶺、福沢諭吉、林ただすの論説、インテリジェンスから学ぶ』(2)『ただ堪忍すべし』福沢諭吉(明治28年6月1日 時事新報〕

  日本リーダーパワー史(648) 日本国難史にみる『戦略思考の欠落』(41)  …

no image
『オンライン/バガボンド講座』★『永井荷風のシングルライフと孤独死願望 』★『「世をいといつつも 生きて行く矛盾こそ、人の世の常ならめ。」言いがたき此よに酔わされて、われ病みつつも死なで在るなり。死を迎えながらも猶死をおそる、枯れもせで雨に打るる草の花』(76歳の心境)』

『バガボンド』(放浪者、漂泊者、さすらい人)の作家・永井荷風のシングルライフ 前 …

no image
日本メルトダウン脱出法(725)「低金利を維持せよ―世界はまだ異常だー現時点でFRBが金融引き締めに乗り出すべき理由はない](英FT紙)●「中国の盛大な軍事パレードは政権の弱さの現われ 習近平の目指す危険な「国際秩序への挑戦」

 日本メルトダウン脱出法(725) 低金利を維持せよ――世界はまだ異常だー現時点 …

『オンライン/GoTo トラベルで岡山に行こう』★『日本一の名園「岡山後楽園」日本庭園の傑作を見るにはここにに行けばよい』★『日本庭園・清流旭川・名城岡山城が三位一体の面的美観エリアを形成している』

  日本の絶景公園・岡山後楽園のすべてー紅葉が美しい日本庭園の最高傑作 …

no image
速報(330)『日本のメルトダウン』中国最新ディープニュースー尖閣諸島問題は軍事的な衝突にエスカレートするか①

速報(330)『日本のメルトダウン』    &nb …

『世界漫遊記/ポルトガル・リスボン美術館ぶらり散歩⓾』★『リスボン国立古美術館ー日葡(日本・ポルトガル)の交流の深さを実感した。

    2013/01/20  『F国際 …

『オンライン/長寿歴史学講座』★「渋沢栄一(91歳)の公益資本主義」★『なぜ、いま渋沢栄一なのか!?。―時代の大転換期に求められるリーダーの先駆者として渋沢哲学とその巨大な業績が見直されているのではないか、』

   「渋沢栄一(91歳)の公益資本主義」   今、世界は「新型コロナ …

no image
『池田知隆の原発事故ウオッチ⑮』ー『最悪のシナリオから考えるー東京もチェルノブイリ第三区分入りか』

『池田知隆の原発事故ウオッチ⑮』   『最悪のシナリオから考えるー東京 …

no image
速報(46)『福島原発事故2ヵ月、100年廃炉戦争へ②』悲惨を極める原子力発電所事故』(小出裕章講演)

速報(46)『福島原発事故2ヵ月、100年廃炉戦争へ②』 悲惨を極める原子力発電 …

no image
速報(463)『日本のメルトダウン』●『なぜ日本人は交渉で負けるか 世界が認めた国際交渉人が語る「失敗の本質」ほか5本

    速報(463)『日本のメルトダウン』 &n …