前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

速報(301)『世界中から心配の4号機がピサの斜塔となる』『5月18日(4号機の)まだ壊れてない燃料を即移動せよ(小出裕章)』

   

速報(301)『日本のメルトダウン』

 
前坂俊之(ジャーナリスト)
 
(友人の転送メールから)
【菅総理が首都圏2500万人移住を迫られた4号機問題が解決しないどころか進行中】
【世界中から心配されている4号機がピサの斜塔となりつつあり東日本全体が危険・・・静岡県立大学の前坂俊之氏、前スイス大使(国会で講演)、米上院議員、米原子力専門家を始め有識者が繰りかえし警告中】

http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1520.html
19/05

◎今週発売のSAPIO、小林よしのり氏の「脱原発論」は鬼気迫るものがあり凄いことになっている!
Category: 原発・環境問題 Tags: 小林よしのり SAPIO 脱原発 4号機
今週発売されたSAPIOの小林よしのり氏のゴー宣スペシャルの「脱原発論」は、鬼気迫るものがあり、凄いことになっている。

 (SAPIO 6/6号)
タイトルは、
≪4号機はダモクレスの剣≫
というものだ。
記事の中にも説明しているが、辞書では、

≪栄華の中にも危険が迫っていること。シラクサの王ディオニシオスの廷臣ダモクレスDamoclesが王位の幸福をほめそやしたところ、王が彼を天井から髪の毛1本で剣をつるした王座に座らせて、王者の身辺には常に危険があることを悟らせたという故事による。
ということになってる。

SAPIOは創刊から読んでいた愛読雑誌で、当初は小林氏のゴー宣はSPAで連載されていた。
当時、連載開始後1年くらい経ってから読み始めた。
SPAでの連載から3年後、小林氏はオウム真理教を烈しく追及し、ついには命を狙われるまでになる。実際にVXガスにより暗殺されそうになっている。
そうした中で、オウムへの疑念と警戒を強める小林に対し、SPA本誌では、宅八郎と上祐史浩とのインタビューを載せ、小林氏の反感を買って、結局決裂した。
そして、SAPIOに移って現在にいたっている。

いつしか、小林氏の見解などにも同意できなくなり徐々に読まなくなっていった。
ウィキペディアには、より詳しく掲載している。

≪ある日、ダモクレスがシチリアの僭主・ディオニュシオスの権力と栄光を羨み、追従の言葉を述べた。すると後日、ダモクレスは僭主から豪華な宴の招待を受けた。宴は贅を極めたものであったが、その豪華な席からダモクレスがふと頭上を見上げると、天井から今にも切れそうな細い糸(馬の尾の毛)で、剣が吊るされていた。僭主・ディオニュシオスは、ダモクレスの羨んでいる僭主という立場が、いかに命の危険をともなうものであるかを示したのである。この故事から、ヨーロッパ文化圏で「ダモクレスの剣」は、常に戦々恐々としている状況、あるいはそのような状況をもたらすものの譬えに用いられるようになった。≫

そのたとえを引用し、現在、日本の頭上には巨大な「ダモクレスの剣」がぶら下がっているが、日本人の多くが、いつ破局が訪れてもおかしくないのに漠然と日々を過ごしていると説いている。

 (ダモクレスの剣)

具体的には、4号機が今にも日本を破滅させるかもしれない「ダモクレスの剣」だという。
そして、その4号機の現状について、 訥々(とつとつ)としかも丁寧に語っていく。
4号機のプールには、原子炉に入る燃料の2.8倍の1535本の燃料棒が入っていて、そのうちの204本は使用済みではない新燃料であること。


プールは地震により傾き、プールに使用されている鉄筋とコンクリートは設計寿命の20年を超え33年も放射線を浴び続けていて、コンクリートの内側は通常と違いレンガのようになっていて、簡単に削ることができる程に脆くなっているということだ。
その上に事故当初から海水を注入しているため、鉄筋やパイプなどの腐食が懸念されているという。
そして度重なる余震でダメージが積もり積もって、もしも大きめの余震がきてプールが崩壊するか、ヒビが入って水が漏れたら、メルトダウンを起こして人類が経験したことのない事態になるとのことだ。
首都圏には人がいなくなり、国土の半分を放棄せざるを得なくなる。
間違いなく日本壊滅であり、しかもそれが日本だけに留まらず、北半球の広範な地域に甚大な環境
汚染をもたらすことになると警鐘を鳴らしている。

様々なシミュレーションをした後に、現在4号機が落ち着いているのはたまたま色々な要因が偶然重なり、首の皮一枚で何とか持ちこたえているが、世界から指摘されているにもかかわらず、政府と東電はあくまでも隠し続け、このような状態であることを知る人は日本には少ないと憂いている。

「冷温停止」による「収束宣言」がウソだと思っている人でも、ここまで深刻な状況だと認識している人は少ないだとうと推察している。
こんな状況で原発再稼働を画策していることに「狂気の沙汰」としか言いようがないとして、本当の破局が来てから目が覚めても手遅れだとゴーマンをかましている。


漫画という文章でもビデオでも味わえないド迫力があり、全体を通じて鬼気迫る、切迫感と臨場感と共に読まれた方なら危機感を感じるだろうと思う。
これは読んだ人にしかわからないかもしれないので、是非、手にとって見られることをオススメしたい。

参照動画:
■4号機燃料プールが崩壊すれば日本の終わりを意味する (ZDF)
■福島第一原発4号機倒壊で首都圏壊滅!? 小出裕章氏
■4号機 倒壊が #チェルノブイリ の85倍の #放射能放出に繋がる(字幕)
■動画:冷却不能核燃料プールのガスで18万6千人死亡も

 
 
 
2012年5月20日
2012年5月18日、小出裕章氏のインタビューが、「The Wall Street Journal」に掲載されました。
▼【肥田美佐子のNYリポート】ニューヨーク講演後の小出裕章・京大助教に聞く「4号機の安定化には、未損傷の燃料棒取り出しが先決」
2012年 5月 18日 11:45 JST
=====
 日本の原発問題に対する外国メディアの関心は、昨年秋ごろから急速に薄れているが、ニューヨーク在住邦人の祖国への思いが失せることはない。
 米東部時間5月3日(日本時間4日)、マンハッタンで開かれた京都大学原子炉実験所の小出裕章助教による講演会には、聴衆や報道陣など、約400人もの日本人が詰め掛け、同日ニューヨークに到着した疲れも見せず、登壇する小出助教の話に聞き入った(講演は、日米でボランティア活動などを行うニューヨーク在の川井和子氏による主催)。


 


『小出裕章:4号機燃料プールが崩壊すれば日本はおしまいです』


『冷却不能核燃料プールのガスで18万6千人死亡も:ガンダーセン氏来日』

 - 現代史研究 , , , , , , , , , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(133)』『 EUはVWに2年前にデバイスの欠陥を警告していた」(FT紙9/25) -「米国車、日本車に対抗する EU自動車業界の至上命題により、規制遵守や消費者保護よりも業界保護と世界シェアアップを重視した国家的犯罪!?」

  『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(133)』 『独 フォル …

no image
池田龍夫のマスコミ時評(87) 『いぜん打開策がない、日韓政府の反目(7/12)』 「廃炉回避」のため狂奔する日本原電(7/15)

  池田龍夫のマスコミ時評(87) ◎『いぜん打開策がない、 …

『F国際ビジネスマンのワールド・ウオッチ(15)』★『ポルトガル・リスボン旅行日記③ー『エンリケ航海王子没後500年の1960年に出来た高さ52mの白亜記念碑『発見のモニュメント』

  2012/12/24  『F国際ビジネスマンのワールド・ …

no image
日本の最先端技術「見える化」チャンネル-『世界最小、直径30㎛ (=0.03mm)の手術用針を開発した河野製作所の開発秘話』

日本の最先端技術「見える化」チャンネル 「ジャパンライフサイエンスウイーク201 …

no image
日本メルトダウン脱出法(729)「中国発の世界的リセッションは起きるか?」(英FT紙)●「護憲派は自衛隊の災害救援活動には反対しないのかー「憲法違反」議論をよそに命がけで被災者救出

日本メルトダウン脱出法(729) 中国発の世界的リセッションは起きるか?ー減速感 …

no image
速報(120)『日本のメルトダウン』『地震多発時代”はまだ始まったばかり!―首都圏の「巨大地震」発生の可能性』―

速報(120)『日本のメルトダウン』 『地震多発時代”はまだ始まった …

no image
F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(238)ー『サウジ執行部とトランプは益々窮地に追い込まれています。』★『MBS(ムハンマド皇太子)とネタニャフの二人が一遍に失脚すると、米の対イラン戦略は完全に 空洞化します』

風雲急を告げる中東情勢 ≪F国際ビジネスマンの情勢分析≫ CIAによる、MBS殺 …

●「H3ロケットの大失敗」(23年3月7日)ー『宇宙開発は一国の科学技術のバロメータ。H3初号機の度重なる失敗は、日本の科学技術力、イノベーション力、ものづくり力の「低落」を象徴するもので「日本経済復活」は危機的な状況にある。追い込まれているー

    「H3ロケットの大失敗」-日本沈没加速   …

no image
速報(126)『日本のメルトダウン』<徹底座談会・フクシマの教訓②>『事故原因、原子力村、事故処理のシステムなど討論(中)』、

速報(126)『日本のメルトダウン』   <徹底座談会・フクシマの教訓 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(132)/記事再録★『昭和天皇による「敗戦の原因分析」①★『敗戦の結果とはいえ、わが憲法改正もできた今日において考え て見れば、国民にとって勝利の結果、極端なる軍国主義 となるよりもかえって幸福ではないだろうか。』

    2015/07/01 &nbsp …