速報(59)『日本のメルトダウン』 ー『携帯電話は原発より危険だ』『『放射能汚染水、20日にも満杯 冷却水減らす判断も』
これはアメリカを含む14ヵ国、31人の科学者で構成されたチームが行った携帯電話の安全性に関する研究で明らかになったもので、脳実質あるいは脊髄実質から発生する瘍「神経膠腫」や「神経腫」といった脳におけるがんを引き起こす可能性がある証拠を発見したとのこと。
携帯電話の電磁波はX線のようなものではなく、非常に低い出力の電子レンジのようなものであるとされており、言うなれば「食べ物の代わりに脳を電子レンジに入れるようなもの」であるとロサンゼルスのCedars-Sinai Medical Centerの代表で、神経学を専攻するKeith Black博士はコメントしています。
なお、ワイヤレス通信産業を代表するCTIA-The Wireless AssociationはWHOの発表を再検討した上で携帯電話の発がん性を否定。ヨーロッパの環境庁は携帯電話が喫煙やアスベスト、鉛を含んだガソリンと同じくらい危険であるという研究結果を付け加えたほか、ピッツバーグ大学のがん研究所の代表は携帯電話の使用を制限することをすべてのスタッフに通知するなど、この発表は大きな波紋を巻き起こしています。
ちなみに前出のKeith Black博士は携帯電話の電磁波の子どもへの影響について、子どもの頭蓋骨および頭皮は大人よりもさらに薄く、電磁波がさらに脳の深く入り込む事ができるため、影響ははるかに大きいかもしれないとコメントしています。
http://www.iarc.fr/en/media-centre/pr/2011/pdfs/pr208_E.pdf
(6月1日)
放射能ストレス
このような発言を基準とされたら、多くの人は大変な恐怖を抱く。それに対しては「信じろ」というだけだ。基準は安全かと問われても「安全と言うことは簡単に言えない」としながら、これを基準として受け入れ、安心せよと「アドバイス」する。なるほど、信じてしまえばストレスは無いというわけだ。そんなものは科学でも何でも無かろう。健康被害は信じたからと言って回避されるわけがない。精神的ストレスにしても、原因を取り除かないで「気のせい」のごとくに取り扱うことが、PTSDを悪化させることを指摘している文献は多い。放射線被曝は痛くもかゆくも無いかもしれないが、被曝をしたという事実は確実に人々の心をむしばむ。
良く比較される米国の水道水規制値は、3ピコキュリー/リットル(以下全てリットルあたりを省略)であり、これは日本の規制値のおよそ千倍も厳しい。日本の乳児暫定指標は100ベクレルであり、1ベクレルは27ピコキュリーに相当し、100ベクレルはおよそ2700ピコキュリーに相当する。
WHOの基準は1ベクレルで、高いほうに位置するが、それでも日本の100分の1、ドイツは0.5ベクレル、日本も実は3・11以前はWHO基準に準拠していたが、今回の大規模放出により一般300ベクレル、乳幼児100ベクレルの暫定基準を設定した。
五重の壁はもうない
原発の安全性を説明するときに、放射能は五重の壁により封じ込められていると言われてきた。しかし今はその壁が全て破壊されている。チェルノブイリ原発事故もそうだったが、チェルノブイリ原発は「格納容器がない」などとされていた。五重の壁が全て突破されたのは史上初めてのことなのだ。
特に深刻なのは、今も冷却が完了していないことだ。冷やし続けなければメルトダウンが進行し、格納容器も破壊し、封じ込めることは出来なくなる。
現在、燃料が溶け落ちた1、2、3号機の圧力容器内部は、粉砕された燃料が下に堆積している。3号機に至っては、崩れた燃料がシュラウドの内側に堆積し、冷却用の水がシュラウドと圧力容器の間にとどまっていると見られている。そのため冷却能力に支障を来しており、圧力容器の真下が破断してしまう危険性がある。そうなればもはや格納容器が破壊されるのは時間の問題となってしまう。
関連記事
-
-
日中北朝鮮150年戦争史(22)『(決定版)日清戦争の原因となった長崎水兵事件のすべて』清国海軍は「砲艦外交」(Gunboat Policy)の威圧デモを 繰り返し日本は震え上がる。 尖閣、南沙諸島をめぐる中国軍の行動パターンは 昔も今も変わらない。
日中北朝鮮150年戦争史(22) 『日清戦争の原因となった長崎水兵事件のすべて …
-
-
高杉晋吾レポート①『関東最後の巨大ダム 八ッ場ダム、ヒ素・25億人致死量が水源に』
2008年12月 関東最後の巨大ダム 八ッ場ダム、ヒ素・25億人致 …
-
-
記事再録/知的巨人たちの百歳学(140)-「アメリカ長寿オールスターズ(100歳人) の長寿健康10ヵ条―<朝食は王さまのように、昼食は王子さまのように、そして夕食はこじきのように>
2013年10月3日/百歳学入門(82) ▼「アメリカ長 …
-
-
知的巨人たちの百歳学(169)記事再録/小説家・小島政二郎(100歳)の人生訓ー 『いつまでもあると思うな親と金、ないと思うな運と借金』
2012/11/23 百歳学入門 …
-
-
速報(12)『日本のメルトダウン』メディアが伝えない情報関連―小出裕章(京大原子炉実験所助教)のビデオ(必見)
速報(12)『日本のメルトダウン』(3・11)を食い止める!18日目 メディアが …
-
-
速報「日本のメルトダウン」(484)◎「不安定さを増す日本の綱渡りー英FT紙)●「安倍首相は改革者にあらず」(WSJ)
速報「日本のメルトダウン」(484) ◎「 …
-
-
日本リーダーパワー史(645) 日本国難史にみる『戦略思考の欠落』(38)『陸奥宗光外相のインテリジェンスー暗号戦争に勝利、日清戦争・下関講和会議の「日清談判」で清国暗号を解読
日本リーダーパワー史(645) 日本国難史にみる『戦略思考の欠落』(38) …
-
-
日本メルトダウンの脱出法(549) <チャイナリスク以上に「人口激減日本」『ゆでガエル日本」リスクを重視せよ>
日本メルトダウンの脱出法(549) &n …
