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『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ ウオッチ(225)』<日馬富士暴行傷害事件の問題点>『急速な少子化、サッカー、野球などの他スポーツへの若者の傾斜、過酷な肉体労働の忌避など、乾坤一擲の策を講じても「日本人中心の相撲界」の将来性は相当厳しいのではと感じられます』

      2017/12/22

『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ ウオッチ(225)』

 <F国際ビジネスマンのコメント>

今回の暴行事件、大相撲の構造問題を白日に晒し、相撲ファンを大いに悩ませ楽しませている?ことはご承知の通りです。

当方、常々 もう大相撲は、モンゴル相撲なんとか場所に完全に取って代わられ、初場所はいずれウランバートルで始まるのではと思っておりました(笑)。

事件は、貴乃花が

①日本人を中心とした古来からの正統派大相撲に何としても戻したい、

②多勢に無勢で負けても良い、協会の組織、力士集団の人質構造を何としても変えた

モンゴル人に頼らなくても、学校を設立して人材調達と入門前育成が出来る仕組みを作りたい、

部屋毎の広範囲なファンクラブによる集金システムで部屋の経営強化を計りたい、

その場しのぎの場当たり的なモンゴル依存で良しとする、頑迷固陋の守旧派親方衆を協会幹部から更迭したい、

等など、久しぶりに貴ノ花が表舞台に、カルトの親分の雰囲気も漂わせながら露出しています。

ご承知の通り、一般企業も革新に向けた自浄能力が頓に薄れ、経営者の選別と任命については社外取締役に主導権を渡す事態が頻発しています(最近では東芝)。

日本の大相撲も、協会組織、人事を社外の第三者に委ねる方向が急務なのでは?と感じますが如何?。

身びいきと既得権保持の談合が横行しています。今の相撲協会、横綱経験者は八角(北勝海)、伊勢ヶ濱(旭富士)、貴ノ花の三人だけです。

モンゴル横綱ばかりですと、協会の最高幹部人材への供給源つまり日本人横綱経験者が居なくなり、ますますガバナンスが効かない、無能力協会に陥ります。

急速な少子化、サッカー、野球などの他スポーツへの若者の傾斜、過酷な肉体労働の忌避など、乾坤一擲の策を講じても「日本人中心の相撲界」の将来性は相当厳しいのではと感じられますが如何?

力士勢力のモンゴル化、協会組織の指導力の形骸化が相当進んでいることを今回の事件が炙りでしたと感じますが、如何?

精神科医「貴乃花の正義は不純物を含む」 (プレジデントオンライン) –
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171209-00023908-president-soci&p=1<https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171209-00023908-president-soci&p=1>

 

 - 人物研究, 現代史研究, IT・マスコミ論

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