前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

 ★『 地球の未来/世界の明日はどうなる』 < チャイナ・メルトダウン(1056)>『中国政府を批判し有罪となり、服役中にノーベル平和賞を受賞した人権活動家の劉暁波氏が7月13日、肝臓がんのため中国・瀋陽の病院で亡くなった。』★『日清戦争の原因の1つとなった「金玉均暗殺事件」はこの中国の人権弾圧、テロ国家の体質から生まれた、同じケースである』

      2017/07/15

 『 地球の未来/世界の明日はどうなる』

< チャイナ・メルトダウン(1056)>

『中国政府を批判し有罪となり、服役中にノーベル平和賞を受賞した

人権活動家の劉暁波氏の事件と日清戦争の

原因となった「金玉均暗殺事件」は同じ。

「中国最低人権弾圧国家」の

実態は150年前と変わらず

中国の本質は世界でほぼ絶滅した恐竜国家「共産党一党独裁封建国家」『自由と人権弾圧牢獄国家』なのである。劉暁波氏をめぐるあきれ果てた無知蒙昧な対応ぶりは中国がいまだに『中華皇帝封建国家』から、近代国家に脱皮できていないことを証明した。今年は「明治維新から150年」を迎えた日本だが、日清戦争の原因の1つとなった「金玉均暗殺事件」はこの中国の人権弾圧、テロ国家の体質から生まれた、同じケースである。今は、日中両国、国民から忘れ去られた「金玉均暗殺事件」にもふれながら、今回の劉暁波氏弾圧、残酷死事件と対比して、考えてみたい。

ーーーーーーーーーーーー 

 

中国政府を批判し有罪となり、服役中にノーベル平和賞を受賞した作家で人権活動家の劉暁波氏が7月13日、肝臓がんのため中国遼寧省瀋陽の病院で亡くなった。

劉氏は 劉氏は中国の民主主義体制移行、一党独裁終結を掲げ、言論の自由などをめざす「08憲章」を発表して「、2009年に国家政権転覆扇動罪」に問われ、懲役 11年の判決を受け、長く投獄されていた。末期の肝臓がんを患い、先月から瀋陽の病院で治療を受けていた。

死の淵に立っても劉暁波を容赦しない「人でなし」共産党

http://www.newsweekjapan.jp/rebelpepper/2017/07/post-45.php

 

嘘だらけの劉暁波の病状に関する中共プロパガンダ

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/07/post-7917.php

 

家族の要望で海外の病院で治療を受けたいという劉氏に対して、中国司法省は海外渡航を認めなかった。劉氏を診察した米独の専門医が9日、外国への移送は可能だとする声明を発表すると、翌10日に病院は劉氏が危篤に陥っているとの診断を公表。病床に横たわり衰弱した劉氏の姿を映した監視カメラの映像も流出させた。

劉暁波氏――中国が消せなかった人

http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-40604347

 

ノーベル平和賞受賞者の劉暁波氏が死去 批判に中国反発

http://www.bbc.com/japanese/40603793

 

劉暁波氏の実兄、劉暁光氏が15日、遼寧省瀋陽市のホテルで記者会見し、劉暁波氏の遺灰を同日の「海葬」で海にまいたことを明らかにした。劉氏の親族は、自宅がある北京の墓に埋葬することを希望していたが、墓が民主化要求運動の拠点になることを警戒し、当局が海葬に同意するよう強いた可能性がある。義兄、劉●(=杉の木へんを丹に)氏は海葬にしたことについて「残酷すぎる。言葉がない」と述べ、当局を厳しく非難した。(共同)

EU、中国の人権侵害を批判できず 強まる影響力の前に口を閉ざす民主主義陣営http://newsphere.jp/world-report/20170628-4/

 

「劉暁波氏は意図的に殺された」 盲目の人権活動家が中国非難

http://www.afpbb.com/articles/-/3135684

 

中国検閲当局、劉暁波氏追悼をネット上から徹底削除 「絵文字」も抹消

http://www.afpbb.com/articles/-/3135778?cx_tag=pc_sns&cx_position=5#cxrecs_s

 

国外での治療を認めなかった中国政府に対して、国際的な批判が高まっているが、中国政府はこれに反発している。

中国外務省は14日、政府として初めて劉氏の死亡に触れ、「劉暁波の件の扱いは中国の内政問題であり、外国は不適切な発言をする立場にない」とコメントした。国営・新華社通信が同日伝えた。

 

中国ではこのところ、「法治」の名の下で、「国家安全法」など国民の権利を制限する治安立法が相次いでいる。習近平の「核心的利益政策」の推進である。 中国は日本を抜いて世界第2の経済大国に発展し、2030年代には米国を抜いて世界一になるとの見通しのもとに、習近平主席は『核心的利益政策』を鮮明に打ち出した。

その国家の『核心的利益」とは・・・

①台湾問題

②チベット独立問題

③東トルキスタン独立運動

④南シナ海問題(九段線、南海諸島)

⑤尖閣諸島問題―

を挙げている。   これが、中国の国家主権と領土保全、安全維持、経済社会の持続的で安定した発展するための最重要課題、国益と位置づけているのである。中国は国際人権規約に署名し、憲法改正で「人権尊重」を明文化したが、現状は全く逆行している。

 

中国の国家安全法は戦争法か

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/07/post-3780.php

 

 

 

 - 人物研究, 戦争報道, 現代史研究, IT・マスコミ論

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
記事再録/日本リーダーパワー史(980)-『昭和戦後宰相列伝の最大の怪物・田中角栄の功罪ー「日本列島改造論』で日本を興し、金権政治で日本をつぶした』★『日本の政治風土の前近代性と政治報道の貧困が続き、日本政治の漂流から沈没が迫っている』

 2015/07/29 /日本リーダーパワー史(576)   …

日本リーダーパワー史(536)「山本権兵衛が最高の偉人と称えた福沢諭吉(下)」

                          日本リーダーパワー史(536 …

no image
速報(414)『日本のメルトダウン』【第3の矢・成長戦略】安倍首相会見(動画)『日銀が下した【真珠湾攻撃】決断』

  速報(414)『日本のメルトダウン』   ◎【 …

no image
「ニューヨーク・タイムズ」が報道した「日韓併合への道』の真実㉔『ラッド博士による弁明ー『伊藤侯爵の朝鮮統治ー『韓国での外国商人は保護国に満足』『現閣僚の開明派は暗殺の目標に』

  「 英タイムズ」「ニューヨーク・タイムズ」など外国紙が 報道した「日韓併合へ …

no image
速報(42)『目からウロコ、30分でよく分かるよ』ー『菅首相の浜岡原発、即停止の要請は是か、非かー』(必見ビデオ)

速報(42)『目からウロコ、30分でよく分かるよ』 ◎『菅首相の浜岡原発、即停止 …

no image
日本リーダーパワー史(240)『3・11事件処理と「昭和の大失敗」張作霖爆殺事件のリーダーシップ不全と比較する①』

日本リーダーパワー史(240)   <不治の日本病ー日本無責任・自滅国 …

no image
●「従軍慰安婦問題」「村山談話」「河野談話」などについて村山富一・元首相が記者会見(日本記者クラブで、90分)

  「従軍慰安婦問題」「村山談話」「河野談話」など について村山富一・ …

no image
『百歳学入門』(228)-『中曽根康弘元首相が100歳の誕生日を迎えた』★『昭和戦後の宰相では最高の『戦略家』であり、<日米中韓外交>でも最高の外交手腕を発揮した。』

『百歳学入門』(228) 中曽根康弘元首相は5月27日に100歳の誕生日を迎えた …

no image
日本リーダーパワー史(519)『杉山茂丸の国難突破力に学ぶ」➂「 22歳の杉山と45歳の元老黒田清隆のスピーチの決闘」

  日本リーダーパワー史(519)   『「明治大 …

no image
池田龍夫のマスコミ時評(88)『安倍政権の安全保障政策に高まる不安(7/29)ー「熟慮の政治」を望む

 池田龍夫のマスコミ時評(88)   ◎『安倍政権の安全保障 …