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『F国際ビジネスマンのワールド・ウオッチ(54)』建築家・坂茂氏の講演に感激「名利名声、蓄財を超越した使命に 奉仕する」こと

   

  『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(54)

 

建築家のノーベル賞(プリツカー賞)を受賞した

建築家の坂茂氏の日本記者クラブ会見(4/2-80分)に感激。

 職業と社会的なミッションー「名利名声、蓄財を超越した使命に
奉仕する事、社会的な弱者を救済する事がエリートの役割」として
これを自らに課している。

 

 

 

<F国際ビジネスマンのコメント>

 

坂茂の講演には大変感激しました。この講演は

極めて意義深いもので、小生の
  永久保存版に早速格納しました。若者の教材
  に不可欠です。

  職業と社会的なミッション、「名利名声、蓄財
  を超越した使命に奉仕する事、社会的な弱者を
  救済する事がエリートの役割」としてこれを自
  らに課している。

  世界的な業績を紹介し質問にも応える、これを
  終始淡々と、技術から哲学的な信念まで、自分
  は当然の事をやっているだけと、謙虚に思慮深
  く恥ずかしそうに語って居られる。「私の設
  計した建物に住んで、大満足の人の喜ぶ姿が見
  られればそれで十分ですよ」と。

  今までの実践活動がイノベイティブなだけに、難
  題が山積していたと思われますが、非難がまし
  い口ぶりは全く無い、「本物のプロ」がここに居
  ると感じました。

  日本人だけの審査員であれば、彼にこの大賞を
  与える度量はあったでしょうか。「たまたま
  日本人に生まれていますが、国籍は地球人です
  よ」と言いたそうでした。

  余談ですが、ニューヨーク市内で坂氏が設計し
  た唯一のコンドミニアム、ウエスト・チェルシ
  ーにある「メタル・シャッター・ハウス」の不
  動産屋、顧客からの電話が鳴りっ放しで応対に
  てんてこ舞いだそうです。買いたいけど空いて
  ないかと。 4/7付けのNYT, 電子板4Pに亘
  り紹介しておりました。題名は「Interest in a
Property Grows With One Key Addition :
An Architecture Prize
」です。  坂氏が心配し
  ている通りになりつつあります。

  それにしても、当日の挙手された方、質問の中
  味はこれで良いのでしょうか? 日本人のグロ
  ーバル化の標本が目の前にいるのですが。
  国防を考えるより、坂氏の様な人材を如何に沢
  山早く育てるかの方が重要です。その意味でも
  坂教授が現場に学生を大量動員している、見事
  なものです。

『F国際ビジネスマンのワールド・ウオッチ㊼』

『建築界のノーベル賞・プリッツカー賞は坂茂氏が受賞』尊敬される日本人の登場

 http://maesaka-toshiyuki.com/person/detail/2509

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