前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

百歳学入門(109)医師・塩谷信男(105歳)の超健康力―「正心調息法」で誰でも100歳まで生きられる

      2019/06/19

百歳学入門(109)

医師・塩谷信男(105歳)の超健康力―「正心調息法」で誰でも100歳まで生きられる

111

 

   塩谷信男(しおやのぶお)1902・3・24~2008・3・14  105歳、医師。生命線療法と独自の治療法(真手)により治療。「正心調息法」を普及にまい進

  • 常に前向きに考え、感謝を忘れず、愚痴を言わない。これが正心です。

  • 東京・渋谷に内科医院を開設したのが1932(昭和六)年。そして1986(昭和六十一)年、81歳で閉院するまで半世紀以以上にわたって第1線の医師として活躍した。百歳を超えた現在も自ら考案した「正心調息法」の普及のため、講演、執筆活動と多忙な日々を送る。

幼いころは虚弱体質でよく病気した。丈夫になりたいがために学んだのが、当時、伝染病の権威だった東大医学部教授・二木謙三が提唱する「二木腹式呼吸法」である。これが「正心調息法」の土台となった。

➁「正心調息法」で誰でも百歳まで生きられる

「正心」とは冒頭の三つを実践・実行すること。この生き方が基本にあっての呼吸法であり、誰でも百歳まで生きられると説いてやまない。

ではその呼吸法とはどのようなものか。赤ん坊のように「正しく息をする」ことである。

  • ➂鼻から息を吸って丹田(たんでん)に息をため、「呼息、充息、吐息、小息、静息」の順に静かに吐き出す。

  • 「正心」とは冒頭の三つを実践・実行することである。赤ん坊のような呼吸とは、深い腹式呼吸であり、日本には昔からあつたもので、鼻から息を吸って丹田(たんでん)に息をため、「呼息、充息、吐息、小息、静息」の順に静かに吐き出す。これを二十五回繰り返す。最後の静息のときに、プラスのイメージを頭に描いて念じると効果は抜群という。これで自らの腰痛、前立腺肥大症を完治させた。

  • ただ呼吸をするのではなく、きちんと腹式呼吸をすれば、精神状態も素晴らしいものになる。。そのためには姿勢を正しくすることが肝要であり、そうすると一本、筋が通る。逆に姿勢が悪いと短命を招く。長寿を保った名だたる高僧や武将らは、こうした正しい呼吸法を会得、それを実践していたのである。

    ④生きるとは「息る」こと

  • 現代人は浅い息しかしなくなったため、人間そのものも浅くなったと喝破、生きるとは「息る」ことだと力説する。当の塩谷も正しい呼吸法を実践し続けたからこそ元気そのものである。

  • ⑤百歳は長寿ではなく人寿。それから先が長寿、天寿というのです。

百歳前後に自らの長寿実践方法について『不老力』『百歳だからこそ、伝えたいこと』『人間百歳自由自在』などを次々に出版した。百歳を超えても週一回はゴルフを楽しむ超人ぶりで、周囲を驚かせた。

ゴルフを始めたのは三十代になってから。肺結核や化膿憧腹膜炎などの大病を患ったので、体力をつけることに腐心した。考えて打つこと、芝生の上を歩くこと、いずれも体にも頭にもいいという。そして爪先の広い靴を履く。

  • ⑥「足心(そくしん)―人間は足をすぼめて歩いてはいけない」

「人間は足をすぼめて歩いてはいけない。なるべく足の指をのびのびとさせて歩くことが長寿を招き寄せる。昔の人は足心(そくしん)と言っていたぐらい大事にした」と。

だから若い人が履く、つま先の尖った窮屈そうな靴を見ると「ああ、この人は長生きしないだろうな」 と可哀相に思うと言う。

  • ⑦食生活は若いころから玄米と生野菜が中心。

食生活は若いころから玄米と生野菜が中心。好物は南京豆で、薄皮のままよく噛んで食べる。白米は「大事な栄養素がすべて削られた残りものだから」と避けて、もっぱら玄米食一筋。「よく噛んで食べると、栄養素もとれ、満腹感も得られる。早めし早食いは自殺行為だね」と。

健康であること、長寿であることは一体でなければならない。「健康法で長生きしたという人はある程度はいるけど、生きてない人も多い。つまり病気がちだったり、寝たきりだったり。健康長寿とは人の役にたち、おのれの人生を楽しんでこそなのだ」

⑧まだ百歳は通過点に過ぎない

「私は百歳まで生きようと思ったのではない。生きるはずだと思った。生きるのが当然だと思った」。神から与えられた正しい呼吸法を実践・実行してさえいれば、人間というものは百歳まで生きて当たり前という考えだ。

「私はこれから天寿を生きるわけだ。まあ、あと十年は生きられると思うよ。だって正しく生きているからね」

歯はすべて自前、足腰も丈夫な塩谷翁は百歳を通過点と考えて自信たっぷりであった。

[amazonjs asin=”4763194437″ locale=”JP” title=”100歳だからこそ、伝えたいこと―健康と生き方の秘訣を語る”]

 - 人物研究, 健康長寿, 現代史研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
百歳学入門(28)『女性センテナリアンからの百歳名言③』飯田深雪、片岡球子、長岡輝子ら

百歳学入門(28)   『女性センテナリアンからの百歳名言③ &nbs …

no image
『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』㉙『開戦1ゕ月前の『米ニューヨーク・タイムズ』の報道』-『日露戦争の行方はロシアは敗北する可能性を予測』★『ロシアのアジアへの「氷河的進出」には敬意を表するとしても,氷河すら朝鮮を大陸から隔てる山脈には阻まれるのであり,対日戦の必然的な目的である朝鮮征服にロシアはあらゆる不利な条件下で臨むことになろう。』

   『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』㉙『開戦1ゕ月 …

no image
速報(64)『日本のメルトダウン』(小出裕章情報3本)『格納容器の底抜け』『テルル132の意味』『放射性物質の無毒化できない』

速報(64)『日本のメルトダウン』 ●(小出裕章情報2本)『格納容器の底は抜けて …

no image
百歳学入門(23) 山田恵諦(98歳)の座右銘・「勤めは堅く、気は長く、大欲にして心安かれ」

百歳学入門(23)   山田恵諦(98歳)の座右銘・「勤めは堅く、気は …

no image
日本リーダーパワー史(638)日本国難史にみる『戦略思考の欠落』(31)<川上参謀総長からロシアに派遣された田中義一大尉はペテルスブルグで活躍<ダンスを習いギリシャ正教に入信して情報収集に当たる>②

日本リーダーパワー史(638) 日本国難史にみる『戦略思考の欠落』(31)   …

no image
裁判員研修ノート⑤ 八海事件の真相は?!=真犯人は出所後にウソを告白した(上)

裁判員研修ノート⑤ 八海事件の真相は=真犯人は出所後にウソを告白した(上)    …

no image
日本メルトダウン脱出法(602)「日本とアベノミクス:審判の時」(英エコノミスト誌)「アベノミクス反対論が瓦解した理由(英F・T紙)

 日本メルトダウンを脱出できるか(602)     …

no image
日本リーダーパワー史(108)伊藤博文⑤『観光立国論』―美しい日本の風景・文化遺産こそ宝<百年前の驚くべき先駆性>

日本リーダーパワー史(108) 伊藤博文⑤『観光立国論』―美しい日本の風景・文化 …

「トランプ関税国難来る!ー石破首相は伊藤博文の国難突破力を学べ③』★『金子堅太郎(農商相)は伊藤博文の「ルーズベルト大統領工作に同意』★『金子サムライ外交官はその舌先三寸の『英語スピーチ、リベート決戦」で、ホワイトハウスにルーズベルト大統領を訪問し、獅子奮迅の大活躍をした』

日露戦争に勝てる見込みはないーと伊藤 ところが、伊藤公いわく、 「君は成功不成功 …

no image
ガラパゴス国家・日本敗戦史』㉑ 『大日本帝国最後の日(1945年8月15日)14日、最後の御前会議での昭和天皇の言葉は⑥

  『ガラパゴス国家・日本敗戦史』㉑   『大日本帝国最後の日― (1945年8 …