『外国人観光客へのおすすめスポット」★『後楽園(名園)・旭川(清流)・岡山城(鳥城)』の3拍子揃った『歴史文化景観スーペース』は世界の都市の美的景観に引けを取らない』

後楽園、右上の白い輝く三角の光は岡山城のライトアップ、5月末に撮影す
私は岡山市北区内山下の生れである。昭和20年代の小学生の頃から米軍空襲で破壊され岡山城(鳥城)で石垣に登って、旭川で魚をつり、夏には泳ぎ、後楽園にもよく遊びにいき、この一帯はわが遊び場であり、庭であり、野外フィールドでもあった。

今、半世紀ぶりに、わが故郷・岡山・旭川・鳥城・後楽園には時々かえってきて、往時をふりかえり、この歴史自然文化環境スーペースのすばらしさをますますて実感している。
世界文化遺産について、世界各国を旅行して歴史的な遺跡、庭園、自然環境をみてまわったが、その少ない比較的少ない知見でも、ひいき目ではなく、この『
後楽園(名園)・旭川(清流)・岡山城(鳥城)』の3拍子揃った『歴史文化景観スーペース』は世界の都市の美的景観に引けを取らないと思う。
後楽園は日本三名園といわれるが、水戸の偕楽園、金沢の兼六園と比較しても、その歴史、規模、スケール、日本庭園としての芸術性、完成度、優美さでは第一でないかと思う。その他、名園としては名高い東京小石川の後楽園、京都の桂離宮の御庭、高松の栗林公園、三渓園(横浜)などたくさんはあるが、岡山後楽園は江戸時代を通じて名園として、日本を代表するものであることは間違いない。
中国の世界文化遺産に指定された蘇州などの拙政園、留園、網師園、環秀山荘、獅子林、滄浪亭、藕園、芸圃、退思園なども回り、日本庭園と後楽園とも比較してみた。文化、歴史、中国的な様式美、庭園美の違いはあり、優劣はつけられないが、その歴史、スケール、芸術性で決して劣るどころか、日本の代表的な後楽園は「世界文化遺産」の資格十分と感じた。
後楽園の場合、その借景として岡山城(鳥城)の優美な姿がある。清流の旭川がゆっくり蛇行し、旭川を挟んで後楽園のバックに黒壁の鳥城(別名カラス城)の天守閣が一望できる風景は江戸時代からの姿を今にも伝え、「ジャパンクール」の典型であり、日本でもこのような「名園・河川美・お城」の三点セットの城下町のシンボル的美観はここだけではないのか。 そうすれば日本の代表的『歴史美観スペ―ス』であり、『世界文化遺産』としても不思議ではない。
特に、われわれ日本人は水と空気と四季は当たり前とおもって、気がつかない。 日本でも有数の清流・名水・旭川のゆったりとした流れそのものがすばらしいウオーターフロント・景観なのである。
世界文化遺産になっている中国の蘇州、杭州は、ともに「水の都」、蘇州は「東洋のベニス」として知られるが、その水は泥水である。茶色ににごった水であり、中国の河は大河が多く、大陸の黄土を含んだ泥河であり、日本の川のようなきれいな水ではない。森林が国土の70パ―セントをしめる日本は世界トップクラスの森林国であり、いまや、たび重なる山河の破壊が進んでしまったとはいえ、山紫水明の国であることにかわりはない。
中国に行くとそのことを痛感する。 限りなく美しい『岡山・旭川・鳥城・後楽園』の『歴史自然文化景観スーペース』をなんとか世界文化遺産にしようではないか。 後楽園、鳥城・旭川の歴史、成立はネットで詳しくのっているので、ここでは触れない。特に岡山県外、世界の人々にみていただきたい。そのすばらしい魅力をーー
Wiki 岡山城
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E5%B1%B1%E5%9F%8E
関連記事
-
-
☆『美しい海と山と文化の鎌倉(KAMAKURA』-『秋のカマクラ・クール・スポットを紹介するね(10/4)』
☆『美しい海と山と文化の鎌倉(KAMAKURA』–『秋 …
-
-
日本メルトダウン(945)★『中国と同じ「ガラパゴス国家統制・不自由資本主義体制の強化へ、日本沈没先延ばし愚策!』●『4社に1社、公的マネーが筆頭株主 東証1部―市場機能低下も』●『株式市場は「隷属への道」を歩む 小平龍四郎』●『マイナス金利「量・質とも緩和余地ある」黒田日銀総裁』●『事なかれ主義の「無責任の体系」が日本を滅ぼすー法を超える「過剰なコンセンサス」のリスク(池田信夫)』
日本メルトダウン(945) ➀中国と同じ『日本ガラパゴス国家統制、 管理不 …
-
-
日本リーダーパワー史(167)『敗軍の将・勝海舟の国難突破力⑥『金も名誉も命もいらぬ。大バカでないと何もできんぞ』
日本リーダーパワー史(167) 『敗軍の将・勝海舟の国難突破力⑥ …
-
-
日本メルトダウン(1024) 『3・11東日本大震災・福島原発事故から6年』ー『(動画対談)トモダチ作戦を忘れるな 原発容認から脱原発へ 小泉純一郎元総理が「脱原発」へと考えを変えた理由とは?』★『なぜわれわれは福島の教訓を活かせないのか 田辺文也氏(社会技術システム安全研究所所長)』●『 東日本大震災6年後もなお山積する課題ー室崎益輝氏(神戸大学名誉教授)』●『小泉純一郎元首相「どうかしている。発想がわからない」 安倍晋三政権の原発輸出政策を批判』★『毎日新聞「ダム底 高濃度セシウム」報道に誤り多数』
日本メルトダウン(1024) 『3・11東日本大震災・福島原発事故から6年 …
-
-
池田龍夫のマスコミ時評(97)◎『東京五輪より、原発被災地復興が最優先課題』(10/21)
池田龍夫のマスコミ時評(97) …
-
-
世界が尊敬した日本人(54)ー『地球環境破壊、公害と戦った父・田中正造②「辛酸入佳境」、孤立無援の中で、キリスト教に入信 『谷中村滅亡史』(1907年)の最後の日まで
世界が尊敬した日本人(54) 月刊「歴史読本」(2009年6月号掲載) 『地球環 …
-
-
<春近しー湘南ぶらぶら寒中散歩>『鎌倉・逗子・葉山の海岸を散歩してサンセットパラダイスを楽しむ』
<春近しー湘南ぶらぶら寒中散歩> 『鎌倉・逗子・葉山の海岸を散歩してサンセットパ …
-
-
百歳学入門⑨ <日本超高齢社会>の現実と過去と未来①
百歳学入門⑨日本超高齢社会の現実と過去と未来① …
-
-
池田龍夫のマスコミ時評(59)『井戸川・双葉町長の核心を衝いた発言』『事故調査報告を生かし原子力政策を刷新せよ』
池田龍夫のマスコミ時評(59) ◎『 井戸川・双葉 …
- PREV
- 『Z世代のための日本スタートアップ企業史講座』★『リサイクルの巨人・浅野総一郎(82歳、浅野財閥創業者)の猛烈経営』★『廃物コークスをセメント製造の燃料として使用』★『究極の廃物利用の人糞尿処理に目をつけ、肥料として農村に売り込んだ』★『わが国初の京浜工業地帯、コンビナートを完成した。』
- NEXT
- 『60歳以上の人のための元気学入門講座』平櫛田中(107歳)、鈴木大拙(96歳)の教え」★「六十、七十 はなたれ小僧、はなたれ娘、人間盛りは百から、百から」 平櫛田中』★『人間は過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる。老人は過去から、未来に生きるスイッチに切り換えなさい」(鈴木大拙)』
