前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

日本リーダーパワー史(550)「国難日本、世界大乱を前に、「永田町の子供政治家」の「木をみて森をみず」「世界のスピード変化に目をつぶる」論議に、「これで日本タイムアウトか」?

      2015/03/03

 

日本リーダーパワー史(550)

「日本沈没」国難日本、世界大乱を前にして、

「永田町の子供政治家たち」の「木をみて森をみず」

「世界のスピード変化に目をつぶる」

田舎3流ドタバタ・スローモー政治劇の惨状と荒廃―

「これで日本はつぶれました!?」となるのかー

           前坂 俊之(ジャーナリスト)

『世界大乱の前兆』「100年前の第一次大戦前夜」のレジャビュー(既視感)が次にあらわれている。ウクライナ情勢の緊迫は依然継続中で、ロシアプーチン・ツアーとその一味の『反対勢力』への暗殺、抹殺の強圧手段が再び繰り返されて、ロシア革命前夜を思い出す。

ロシア:野党指導者、暗殺 銃撃4発 反政権デモ前に

http://mainichi.jp/shimen/news/m20150228dde001030055000c.html

 「反プーチン派指導者暗殺 あす大規模デモ計画中http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015022802000233.html?ref=rank

「露、天然ガス供給で圧力 ウクライナとEUにhttp://www.sankei.com/world/news/150226/wor1502260017-n1.html

 

★『日露インテリジェンス戦争を制した天才参謀・明石元二郎大佐』⑤『ロシア革命への序曲、血の日曜日、戦艦ポチヨムキンの反乱など本格的な武力闘争へ』http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/5124.html

 

➁同じ社会主義独裁国家・習近平皇帝は「終戦70周年にロシアと共に戦勝記念式典を行う予定だ」

●「中国が軍事パレード開催へ、「日本を震え上がらせるため」 報道

http://www.afpbb.com/articles/-/3038002

 

『再始動した中国のアンフェアな対日宣伝中東イスラム国騒動の陰で~中国株式会社の研究(262)http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43046

 

➂ああそれなのに、こうした世界大乱、日本劣勢の国際情勢の中で、日本丸のかじ取り、リーダ―たるべき政治家は一体何をやっているのか。連日のテレビ中継の争点外しのピンボケ論議に「日本敗戦」が見えてくる。

日本の最大の欠陥は政策決定のスピードが遅すぎること。プロセス重視、コンセンサス重視で、タイミングがおくれて、勝機を逸する。長期戦略がなく、問題の本質を考えず、優先順位が決まっていないため、次々に起こってくる内外の小事件に振り回されて、見通視を誤り決定がおくれて、タイムアウトになるケースが多い。

「想定外に決してしてはならない」緊急課題の日本の安全保障の論議も『70年凝り固まった空想平和ボケ主義』から小田原評定を繰り返し、1000兆円の無駄使いで国がつぶれるかどうかという瀬戸際なのに、10年一日のごとく政治家とカネのッ数十万円の問題ばかりに1つ1つ審議拒否、国会かけ引きに血道をあげている「バカの壁」が、日本丸の沈没を加速させている。

●「西川農相辞任でも審議拒否の異常事態 野党「西川ネタ」しか準備してなかった?http://news.so-net.ne.jp/article/detail/1066503/

防衛相「文民統制を強化」 「文官統制廃止」の法改正案

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015022402000248.html

●<防衛省設置法>背広組と制服組を対等に 「文民統制」と「文官統制」の違いhttp://thepage.jp/detail/20150226-00000003-wordleaf?utm_expid=90592221-29.uzRA2AXrScmfXlXFfeP6qg.0&utm_referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.co.jp%2F

●『社説:後方支援の法制 拡大の議論は慎重にhttp://mainichi.jp/opinion/news/20150211k0000m070106000c.html

●『後方支援恒久法 歯止めなき自衛隊派遣

(02/21)http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/593766.html

私の愛読している『日経』(2月28日朝刊)コラム「大機小機」(予算委員会は予算案の審議を)

が唯一、その点をはっきり批判しているので、少し長いが引用させていただく。

「衆院予算委員会の審議が始まったが、閣僚の政治資金問題で野党の反発が強く、このままでは2015年度予算の今年度内成立が危ぶまれる情勢だ、という。予算要員会は、本来「内閣が提出する予算案を審議する場」だ。本来の予算審議が滞る事態があってはなるまい。

来年度予算がとりわけ重要な理由は2つある。ひとつは、景気が回復軌道に乗るかどうか微妙な段階にあるということである。もうひとつは、農協改革など経済システムの構造改革を大きく前進させなければならない、ということ。

米国を代表する経済学者のグレン・ハバード氏(元大統領経済諮問委員会委員長)とティム・ケイン氏は近著「なぜ大国は衰退するのか」で、日本について次のような興味深い分析をしている。

高度成長の過程で形成された既得権益集団が国内の競争を阻み、1990年代以降の成長を妨げている。既存の政治構造を打破するために「21世紀版の明治維新」が必要だ。それができなければ日本は衰退の道をたどる、というのである。

農協改革が実現すれば可能な限り自由でオープンな経済交流を目指す環太平洋経済連携協定(TPP)の実現にもメドがつくはずだ」。

 - 現代史研究 , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
『オンライン/『日中韓500年/オンライン世界史講義①』★『世界的権威ベルツの日韓衝突の背景、歴史が一番よくわかる講義①』★『明治天皇のドイツ人主治医・ベルツ(滞日30年)の『クイズ『坂の上の雲』ーベルツの『日本・中国・韓国』五百年の三国志①<日露戦争はなぜ起こったのか>

 <2011/02/27 記事再録>   クイズ『坂の上の雲 …

no image
★「日本の歴史をかえた『同盟』の研究」-「日英同盟はなぜ結ばれたのか」②1902(明治35)年2月12日『ノース・チヤイナ・ヘラルド』 英日間の協約(日英同盟の締結)●同2月13日付「仏ル・タン」『極東で』『

    ★「日本の歴史をかえた『同盟』の研究」- 「日英同盟はなぜ結ばれたのか」 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(41)記事再録/『日本議会政治の父・尾崎咢堂のリーダーシップとは何か③>』★『世界に例のない無責任政治、命がけで職務に当たらず 辞任しても平気で再び顔をだす3代目政治家』③』

2012年2月25日/日本リーダーパワー史(238)     …

no image
<裁判員研修ノート②>全告白『八海事件の真相(中)』<昭和戦後最大の死刑冤罪事件はこうして生まれた>②

全告白『八海事件の真相』(中)   <死刑冤罪事件はこうして生まれた> …

no image
世界/日本リーダーパワー史(901)米朝会談への参考記事再掲ー『1993、94年にかけての北朝鮮の寧辺核施設疑惑でIAEAの「特別査察」を拒否した北朝鮮がNPT(核拡散防止条約)を脱退したのがすべての始まり』★『米軍はF-117戦闘機で寧辺の「核施設」をピンポイント爆撃し、精密誘導爆弾で原子炉を破壊する作戦を立案した』

2009/02/10掲載 有事法制とジャーナリズム-1993年の北朝鮮核疑惑から …

『ある国際ビジネスマンのイスラエル旅行記②』★『懐かしのエルサレムを訪問、旧市街のキリスト教徒垂涎の巡礼地、聖墳墓教会にお参りす』★『キリスト絶命のゴルゴダの丘跡地に設けられた教会内部と褥』

  『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ ウオッチ(231)』(2 …

no image
速報(67)『日本のメルトダウン』●(小出裕章情報2本)『今までと違う世界に生きる覚悟』『ストロンチウムよりセシウムが影響大』

速報(67)『日本のメルトダウン』   ●(小出裕章情報2本)『6月8 …

『オンライン講座/日本興亡史の研究 ⑰ 』★『日本最強の外交官・金子堅太郎のインテリジェンス』★『ルーズベルト米大統領をいかに説得したか] ★『大統領をホワイトハウスに尋ねると、「なぜ、もっと早く来なかったのか」と大歓迎された』★『アメリカの国民性はフェアな競争を求めて、弱者に声援を送るアンダードッグ気質(弱者への同情心)があり、それに訴えた』

    2011-12-19 『ルーズベルト米大統 …

no image
世界リーダーパワー史(928)-『「アメリカ・ファースト」から「トランプ・ファーストへ」」★『トランプの仕掛ける世界貿易戦争勃発』、第一ターゲットは対中国、第2ターゲットはEU・NATO同盟国、日本も第3ターゲットに?』★『1945年後の米国1国支配の国際秩序の崩壊へ』―「トランプ・ファースト」へ

  米中貿易関税戦争勃発―「トランプ・ファースト」へ コミー前FBI長 …

『オンライン/明治外交軍事史/読書講座』★『森部真由美・同顕彰会著「威風凛々(りんりん)烈士鐘崎三郎」(花乱社』 を読む②』 ★『川上操六陸軍参謀次長と荒尾精はなぜ日清貿易研究所を設立したのか』★『鐘崎三郎は荒尾精に懇願して日清貿易研究所に入ったが、その「日清貿易研究所」の設立趣旨は欧米の侵攻を防ぐためには「日中友好により清国経済の発展しかない」という理由だった』

    2021/06/01  日本リー …