前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

日本メルトダウンの脱出法(544)『人口激減/自衛隊員も警察官も女性が半分の時代』前田康博国際ジャーナリストが語る』

      2015/01/01

  日本メルトダウンの脱出法(544

 

人口激減・自治体消滅・女性がいなくなる時代がくる

★『人口激減―自衛隊員も警察官も女性が半分の時代』―

前田康博国際ジャーナリストが語る

 

527日午後、「緊迫化する一方の対中国、韓国、北朝鮮などのアジア外交はどうあるべきか」―をテーマに前田康博氏(国際ジャーナリスト)をお招きして前坂俊之(ジャーナリスト)との間で緊急対談を行った。

そのパート3である。

これまでの右肩上がりの時代から時計は逆転して右肩下がりの時代にまっさかさまになる。少子高齢化、人口減少、女性の減少、地方から都会への移動が始まっている。

2020年東京オリンピック時では300万人の人口減(静岡県の人口と同じ)、地方はシャッター街だらけ、自治体消滅は東京の中心部にも波及、冠婚葬祭業もそのうちに需要が激減する。2030年には女性減少と都会への一極集中により、自治体消滅は急ピッチに広がり、これまで男性の職場とみられていた警察官、自衛隊員も人手不足となり、女性隊員の奪い合いとなり、その半分は女性が占める時代にならざるを得ない。

明治以来の平成までは男性中心の軍事国家、経済国家であり続けたが、今後は男女共生協力の成熟経済・高技術・高齢福祉活力維持国家に脱皮できなければ『人口消滅」「自治体消滅」「国の消滅」にドミノ倒しとなる。

最も確かな数字は人口である。明日の日本の姿を長期のリアリズムをもってみなければ、個人も企業も国家にもさびしい未来しかこない。

「国家は外圧よりの内部の矛盾によって崩壊する可能性が高い」-中国北朝鮮の脅威を主張する安倍自民党政権は「人口爆弾、福島原発による内部崩壊に目をつぶっている」。どちらの時限爆弾が大きいかは言うまでもない。

 

前田康博氏は毎日新聞東京本社編集部外信部記者、ソウル支局長、編集委員を経て92年退社。朝鮮半島・中国を含むアジア、欧米各国を取材・訪問。91年、金日成主席と単独会見。その後、北九州大学、大妻女子大学教授をへて大妻学院大妻中高等学校校長。現在は大妻女子大元教授。

主な著書に『ソウルからの報告』『朝鮮半島10年の奇跡』『大転換期の朝鮮半島』『どこへゆく朝鮮半島』など。北朝鮮は合計12回訪朝、日本の米、中、ロシア、アジアとの多国間関係も幅広くウオッチ、研究を半世紀にわたって続けている国際ジャーナリスト。

 

前坂俊之は元毎日新聞記者、情報調査部副部長、静岡県立大学国際関係学部教授、現在は同名誉教授。

http://maesaka-toshiyuki.com/

http://www.japanesemission.com/default

 

●「止まらない日本の人口減少…今後一体どうなるのか?

http://matome.naver.jp/odai/2139614660596595701

 

 

●「極点社会」人口減少の現実

http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2014_0502.html

 

 

●『人口減少社会のキーワード ー「女性」と「世界」ー国立社会保障  

 

http://www.ipss.go.jp/seminar/j/seminar10/ochiai.pdf

 

 

●「消滅する市町村523」増田寛也論考が示す衝撃の
人口減少予測。名指しされた自治体はどう対処すべきか?

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39383

 

 

 - 現代史研究 , , , , , , , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
『日米戦争に反対した』反戦の海軍大佐・水野広徳の取材ノート/『水野広徳著作集』(全8巻)雄山閣出版、1995年刊)

『日米戦争に反対した』反戦の海軍大佐・水野広徳の取材ノート/   &n …

no image
新刊 『日本外交に必要な最適のテキストブックー日露戦争外交秘録』を刊行しました。

日本外交に必要なテキストブック 『明治三十七年のインテリジェンス外交―戦争をいか …

『日本・世界最先端「見える化」チャンネル   第3回国際ドローン展(4/20)』ー『ロームの<ドローン産業の未来を支えるI0Tソリューション>』★『JUAVAC ドローン エキスパート アカデミーのドローン女子』(動画20分あり)

日本・世界最先端「見える化」チャンネル 第3回国際ドローン展(4/20)ー ●『 …

no image
●リクエスト再録記事『日本インテリジェンスの父』『日本リーダーパワー史(331)空前絶後の参謀総長・川上操六(44)鉄道敷設,通信設備の兵站戦略こそ日清戦争必勝のカギ

日本リーダーパワー史(331)空前絶後の参謀総長・川上操六(44)鉄道敷設,通信 …

最高に面白い人物史①人気記事再録★「日本人の知の限界値」「博覧強記」「奇想天外」「抱腹絶倒」―南方熊楠先生の書斎訪問記(酒井潔著)はめちゃ面白いよ①

    2015/04/29 &nbsp …

no image
日本リーダーパワー史(738)『大丈夫か安倍ロシア外交の行方は!?』(歴史失敗の復習問題)『プーチン大統領と12/15に首脳会談開催。三国干渉のロシアと「山県・ロマノフ会談」の弱腰外交でていよくカモにされた②

 日本リーダーパワー史(738) 『大丈夫か安倍外交の行方は!?』 -プーチン大 …

no image
日本メルトダウン脱出法(888)『東京五輪招致にカネ疑惑、関係者の秘密口座に1億6000万円支払い? 英紙報道』●『五輪招致で億単位の送金か、菅義偉氏はクリーン強調』●『凋落日の丸家電が「甘えの構造」から 抜け出すための最終提言』●『英女王、中国訪問団は「とても失礼」だったと発言』

 日本メルトダウン脱出法(888)   東京五輪招致にカネ疑惑 関係者 …

『オンライン講座ー★人生/晩成に輝いた偉人たちの名言①』●『日本一『見事な引き際・伊庭貞剛の晩晴学②『「事業の進歩発達を最も害するものは、青年の過失ではなく、老人の跋扈である。老人は少壮者の邪魔をしないことが一番必要である」』』

  2019/11/20 『リーダーシップの日本近現代史』( …

no image
知的巨人の百歳学(133)-『石油王・出光佐三(95)の国難突破力/最強のリーダーシップ/晩年長寿力』⓷『九十歳になっても一向に衰えない元気の秘訣は「強烈な指圧と週一回のゴルフ」で目が悪いのも前立腺、心臓肥大、歯槽膿漏も自分で治したというから驚く』

   出光 佐三(1885―1981、95歳)は九十歳になっ …

『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(151)』★『わがメモアールーイスラエルとの出会い、Wailing Wall , Western Wall 』(嘆きの壁)レポート(1)

『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(151)』  『F国際ビジネス …