前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

日本株式会社、このまま国債を発行し続ければ国家倒産の赤ランプー米投資誌が警告

   

 
日本株式会社、このまま国債を発行し続ければ国家倒産の赤ランプー米投資誌が警告

<債務残高の国際比較(対GDP比)>

 
200909291918 / 提供:J-CASTニュースによる記事で、次のものが目を引いた。
 
国債増発で日本が「国家倒産」米投資誌バロンズの記事が「ありうる」と紹介
 
 
   国債増発で、日本がついにデフォルト(国家債務不履行)へ――。著名な米投資情報誌「バロンズ」がこんな専門家の見方を紹介して、話題になっている。民間企業で言えば、倒産、破産という最悪の事態。現実味はどこまであるのか。

負債が雪だるま式に膨らみ、「財政崩壊のシナリオに近づく」

「ハーバード大学ケネディー・スクールのウイリアム・オーバーホルト首席研究員らの見方を紹介。GDP217%にも達した日本の国家負債をこのまま放置すれば、発展途上国のようなデフォルトに陥る可能性があるばかりでなく、ますます現実味を増すとしている。負債比率は、アメリカが81.2%、G20諸国平均が72.5%で、日本が突出している。」
  ただし、、負債の95%は日本人に対してであり、日本の貯蓄水準も高いという反論に触れている。しかし、日本が高齢化しており、移民アレルギーも強いと指摘。今後40年で人口が2割も減り、就業年齢人口も4割減る見通しの中で、年金の積み立て不足や自治体の財政破たんが深刻になり、負債がますます増えるという。

   そして、米大手投資銀行のエコノミストの警告として、国債の利率がGDP成長率より高くなり、負債が雪だるま式に膨らむ恐れがあるとしている。民主党政権の新しい景気刺激策の結果、財政赤字はここ3年間でGDP10%前後をキープするとして、エコノミストが「財政崩壊のシナリオに近づく」と指摘している。
  
                    債務残高の国際比較(対GDP比)
 
(GDP比、%)
(暦年)
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
日本
86.7
94.0
100.5
113.2
127.0
135.4
143.7
152.3
158.0
165.5
175.3
171.9
170.6
173.0
174.1
米国
70.7
70.0
67.6
64.5
61.0
55.2
55.2
57.6
60.9
61.9
62.3
61.7
62.9
73.2
78.1
英国
51.6
51.2
52.0
52.5
47.4
45.1
40.4
40.8
41.2
43.5
46.1
46.0
46.9
58.7
63.6
ドイツ
55.7
58.8
60.3
62.2
61.5
60.4
59.7
62.1
65.3
68.7
71.1
69.4
65.5
64.8
66.3
フランス
63.0
66.7
69.1
70.7
67.1
65.9
64.4
67.4
71.5
74.1
76.0
71.5
70.1
72.5
75.9
イタリア
122.5
128.9
130.3
132.6
126.4
121.6
120.8
119.4
116.8
117.3
119.9
117.1
113.2
113.0
114.4
カナダ
101.6
101.7
96.3
95.2
91.4
82.1
82.7
80.6
76.6
72.6
71.1
68.0
64.1
63.0
65.6
※出典:OECD/エコノミック・アウトルック〔84号(2008年12月)〕。計数はSNAベース、一般政府。
 
 

 - 現代史研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

人気リクエスト記事再録『百歳学入門(195)』-『『超高齢社会日本』のシンボル・『クリエイティブ長寿思想家』の徳富蘇峰(94)に学ぶ➀』★『生涯現役500冊以上、世界一の読書家、著作家の長寿・執筆、散歩術』

2010/09/29の記事再録 『生涯現役500冊以上、世界一の読書家、著作家の …

no image
『明治裏面史』 ★ 『「日清、日露戦争に勝利」した明治人のリーダーパワー,リスク管理 ,インテリジェンス㊶★『明治37(1904)/2/4日、日露開戦を決定する御前会議が開催』●『明治天皇は苦悩のあまり、10日ほど前から食事の量が三分の一に減り、眠れぬ日が続いた。』★『国難がいよいよ切迫してまいりました。万一わが軍に利あらざれば、畏れながら陛下におかれましても、重大なるご覚悟が必要のときです。このままロシアの侵圧を許せば、わが国の存立も重大な危機に陥る(伊藤博文奏上)』

  『明治裏面史』 ★ 『「日清、日露戦争に勝利」した明治人のリーダーパワー、 …

no image
日本のメルトダウン(525)「安倍首相の「ウーマノミクス」は革命が必要(英FT紙)●「日本の『報道の自由度』が59位に後退」

  日本のメルトダウン(525)     …

no image
片野勧の衝撃レポート(67)戦後70年-原発と国家<1955~56> 封印された核の真実 「平和利用原発なくして経済発展なし今なお、解除されていない緊急事態宣言(下)

片野勧の衝撃レポート(67) 戦後70年-原発と国家<1955~56> 封印され …

no image
日本リーダーパワー史(607)日本国難史にみる『戦略思考の欠落』③「高杉晋作のインテリジェンスがなければ、明治維新も起きず、日本は中国、朝鮮の二の舞になっていたかも知れない」

   日本リーダーパワー史(607) 日本国難史にみる『戦略思考の欠落 …

no image
日本メルダウン脱出法(664)「安倍首相の演説、海外でカンペ画像が報じられる「顔を上げ拍手促す」◎「おわび」使わず 首相米議会演説の読みどころ 」

  日本メルダウン脱出法(664)   ●「安倍首相の演説、海外でカン …

no image
知的巨人の百歳学(156)記事再録/ 百歳学入門(155)文化勲章のもらい方ー文化勲章は大嫌いと断った「超俗の画家」の熊谷守一(97歳)と〝お金がもらえますからね″といって笑って答えた永井荷風〈当時72歳〉

    2016/07/22 &nbsp …

『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(102)』「パリぶらぶら散歩」②モンパルナス地区のカラフルでアートな商店街を楽しむ

 『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(102)』 「パリぶらぶら散 …

no image
速報(73)『日本のメルトダウン』-『放射能汚染水を海へ捨てるな。早く巨大タンカーを』『送電線解放が原発廃止の近道』

速報(73)『日本のメルトダウン』   『放射能汚染水を海へ捨てるな。 …

no image
『百歳学入門(197)』-『本当は「長生き」なんてどうでもいい (1/4)』★『“認知症患者700万人時代”にIoTで切り込む 超高齢化社会ニッポンで求められる対認知症サービス3選』★ 予防医療が日本を救う!医療・ヘルスケア・ライフサイエンス分野の国内外事例10選』★『「認知症」最新記事一覧』

 『百歳学入門(197)』 本当は「長生き」なんてどうでもいい (1/4) ht …