『F国際ビジネスマンのウオッチ④』<何とも賢い、いち早く脱原発したドイツ、原発維持をやめられない不決断病のバカ・日本>
止めらない先延ばし、不決断病の死んでも治らないバカ・日本>
原発の判断の原則は、「自由」な判断ではなく、より「安全」に向かった判断でなければ
ならない、つまり「迷ったら安全な方を選べ」なのである。
F氏のコメントは4/23付け速報(285)、面白く拝見しました。
4/23付け速報(285)、面白く拝見しました。この中
で、野口恒氏から、ドイツのメルケル首相が、2022年迄
に全原発停止の決断をした決定的な理由、何が彼女を最終的
にそうさせたのか?について、質問と問題提起がありました。
当方も以前からこの点に関心を持ち、調べていましたら、最
近「サステナ」という雑誌で、次の様な記事を見付けました。
ご紹介します。
政治家と経済人が、いつの間にか国家の一大事のオピニオン
リーダーになってしまい、賢人会が名ばかりで全く機能しな
い日本と異なり、さすがカント、ヘーゲル、ニーチェなどの
哲学者を輩出したドイツは、底が深いと感心しております。
ヘーゲルとニーチェにアタックして、這々の体で退散した学
生時代を思い出しました。
発言はサステナ連携研究機構のメンバーで、今はドイツ在住、
東洋大学「エコ フィロソフィ」学際研究イニシアティブ研
究員 畑 一成氏(専門は哲学)です。現在カイザースラウ
テルン工科大学に留学中。
「ドイツが早期に原発からの脱却を決めたのはなぜか。
彼等の議論の一つに、ドイツの太陽光発電や、風力発電の
技術は今の所トップレベルであり、その分野へと早めに軸
を移す事で、競争が激化する前の市場を大きく占める事が
できる というものである。
もっと大きな理由は、やはり原発の安全性への不信感であ
る。自然災害の他に人為的な災害、特にテロによる原発へ
の攻撃である。(確かにドイツは、極右、極左の動きが
いつも警戒されています、日本と大違い)
今回の原発事故が証明したこととは、数百年に一度の出来
事というものが、もはや机上の仮定ではなく、対処しなけ
ればならない現実なのだとドイツでは論評されている。
原発は安全だと主張し、それは嘘だと反論する、このいわ
ゆる推進派と反対派の対立構造はドイツでも変わりない。
どちらも合理的であり、極端に低い可能性を巡って争わ
れているが故に優劣をつけ難い。
ではどのようにして結論を導くのか。今回のドイツの場合
ドイツ政府の臨時諮問機関「倫理委員会」が大きな役割を
果たしたといえる。
2022年迄に全ての原発を停止させるというメルケル政
権の選択は、事実上この倫理委員会の報告書を採用したと
いえる。
この倫理委員会は、社会学者、司教、哲学者などから構成
され、ロッティンゲン環境大臣から「最後は社会的政治的
な価値付け」を行う事を期待された。
この委員会は脱原発を提言したが、こうした倫理委員会の
判断の根底にあるものは何か。
メンバーの一員で神学者、哲学者のRシュベーマンは 原
子力政策を決定するに際しての重要なキリスト教由来の原
則を挙げている。トゥティオリスムス Tutiorismusと呼
ばれるもので、安全採用主義と訳される。(この概念は、
新大陸発見などの大航海時代を背景とした16世紀スペイ
ンから展開された議論だそうです)
安全採用主義の主題を概略的に述べると、「二つの道があ
り、どちらかに決める明確な判断材料が無い場合、どのよ
うにして一方を選ぶべきなのか」ということになる。
その際の原則は、「自由」な判断ではなく、より「安全」
に向かった判断でなければならない、つまり「迷ったら
安全な方を選べ」と云うものである。
高度な知識や判断の奥に隠れたこうした原則が、現実の
社会の形を決めている大きな例である。 」
以上ですが、日独を比較して、本当に考えさせられます。
●『“ How the Tech Parade Passed Sony By“―“新技術の行進は如何にしてソニー
を素通りして行ったか“』
ソニーの話題で今一つ忘れられない事は、キャノンです。キャノンも小生長年世話になり、イスラエルに一ヶ月行く羽目になりましたのも、キャノン向けの5億円商談が切っ掛けです。
初代社長は御手洗毅氏で今は八代目です。昭和22年にキャノン商号スタート。この間三代目の賀来龍三郎、六代、八代が今の御手洗富士夫氏、これ以外、御手洗親子を越える力量はいなかったと言われていますが、比較的バラツキは少なかったそうです。
ソニーは今の平井氏で10代目ですが、創業の井深、盛田氏の力量に近いと言われたのは、大賀氏のみです。キャノンに比べバラツキが多いと云われました。
両社を比べますと、キャノンは社長後継の補給線作りが上手く行き、直近では御手洗富士夫氏が中興の祖と云われて、グローバルキャノンを作り上げました。又復帰たりしていますから、今後風雲急を告げるかもしれませんが。
安定した高水準の利益もキャノンの特長で、キーデバイス開発の研究費も潤沢だと聞いています。エレクトロニクス業界と違い、競争相手が少ないと云う幸運はありますが、今も飛ぶ鳥を落とす勢いがあります。キーデバイスの開発、それを使った斬新な装置の開発と市場投入のモデルは今も健全です。強烈なコストダウン活動は大変な業者泣かせですが。
キャノンは技術者でも中堅で商売に長けた若手が多く、独りよがりの技術者は、ソニーより少ないという印象でした。やはり、日本企業の経営上の最大のテーマは「後継社長の発掘と育成です」、社長に外れの少ないGEの仕組みをもっと研究しなければいけません。
ソニーはこの点が大失敗です。日本のあらゆるセクターがリーダーで痛んでいます。
関連記事
-
-
日本メルトダウンの脱出法(554)『加速するアベノミクス、日本のための戦い」『日本のジャーナリズムには教養が足りない」
日本メルトダウンの脱出法(554) &nbs …
-
-
『F国際ビジネスマンのワールド・ウオッチ(14)』『世界漫遊記/ポルトガル・リスボン美術館ぶらり散歩⓾』★『リスボン国立古美術館ー日葡(日本・ポルトガル)の交流の深さを実感した。
2013/01/20 『F国際ビジネスマンのワールド・ウオッチ(15 …
-
-
知的巨人たちの百歳学(183)/記事再録/『中国の沙漠を甦らせた奇跡の男・遠山正瑛(97歳)』★『やればできる、やらなきやできない。それだけのことですよ。世の中、口ばかりで行動に移さない人間が多すぎるんだねえ』
2013/09/26   …
-
-
『Z世代のための百歳学入門』★『芥川龍之介の文学仲間で、大正文士の最後の生き残り作家・小島政二郎(100歳)の人生百歳訓』★『足るを知って分に安んずる』★『いつまでもあると思うな親と金、ないと思うな運と借金』★『起きて半畳、寝て一畳、天下取っても、二合半』
2012/11/23 百歳学入門(56)記事再録 作家・ …
-
-
Z世代への歴史的遺言★『日露戦争に勝利した伊能博文の知恵袋・金子堅太郎(農商務相)とルーズヴェルト米大統領の「友情外交インテリジェンス」『日本海海戦勝利に狂喜した大統領は「万才!」と 漢字でかいた祝賀文を金子に送る
金子堅太郎が語る(「日露戦役秘録」1929年 博文館)より ルーズベルトがバルチ …
-
-
『Z世代のための日韓国交正常化60年(2025)前史の研究講座⑤」★『福沢諭吉の「韓国独立支援」はなぜ誤解、逆恨みされたのか⑦ー「井上角五郎伝」による甲申事変の真相、脱亜論への転換これで起きた』
2015/01/01/福沢の一番弟子「井上角五郎伝」から読み解く⑦ http:/ …
-
-
◎『動画ハイライト!地球温暖化で海は今や死滅寸前,5年前の鎌倉海がなつかしいよ』★鎌倉カヤック釣りバカ日記(2/7)「海上天然生活」イージーゴーイング(easygoing)じゃ、
2015/02/08 鎌倉カヤック釣りバカ日記 …
-
-
『Z世代のための<日本安全保障史>講座①」★『1888年(明治21)の末広鉄腸の『安全保障論①』★『1888年(明治21)、優勝劣敗の世界に立って、日本は独立を 遂げることが出来るか』★『各国の興亡は第1は金力の競争、第2は兵力の競争、 第3は勉強力の競争、第4は智識(インテリジェンス)の競争である①』★『トランプ1国孤立主義で世界秩序は大変革期(大軍拡時代)に突入した』
2021/06/17 オンライン講座/日本興亡史の研究』 2015/11/23& …
-
-
日本リーダーパワー史(566)「安保法制案」の国会論戦の前に、『わずか1週間でGHQが作った憲法草案①』を再録①
日本リーダーパワー史(566) 一連の「安全保障法制案」が閣議決定され、本格的な …
