前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『鎌倉カヤック釣りバカ日記』懺悔録②バンクーバーでカヌーのスローライフを見て以来、釣りバカ暮らし50年に。

   

 『鎌倉カヤック釣りバカ日記』懺悔録②

 

45歳の時にカナダ・バンクーバーに旅行。シーカヤックを乗せた車が
街中を行きかい、静かな海でカヌーを楽しむ人々のスローライフに
目からウロコが落ちた。『よし、鎌倉でカヤックフィッシングの
ハマちゃんになるで』と、一艇買って、釣りバカ暮らし50

 

 前坂俊之(ジャーナリスト) 

 

●年を取ると、子供時代にかえるのか

 

齢(とし)とともに、故郷がますます懐かしくなり、子供の頃の遊びに戻るのは、人の常なのか。サケが誕生した川をくだって大海で育ち、最後に生まれた川に帰りついて、産卵して生涯を終える行動と何とも似ていると思う。

 

一九四三年(昭和一八)生まれの私は昭和二十年代(一九五〇~)の小学生時代、父親に連れられて、故郷の岡山で毎週のようにつり船にのって瀬戸内海で釣り楽しんだ。今の瀬戸大橋付近(岡山香川県坂出)の海である。キス、ハゼ、ベラ、クロダイ、マダイなど釣れた魚を、船頭が早速、船上でサシミや鍋、塩焼にして食べる。白砂青松,多島海のすばらしい瀬戸内海の風景をバックにその何とも旨かったことか、今でも舌に焼き付いている。

 

四十歳前に新聞社で東京本社転勤になった際、モーレツ新聞記者を降りて窓際族を志願し、思い切って海の近くの神奈川県逗子市に引っ越した。無性に子供時代の楽しみだった釣りがしたくなったのである。

 それ以来、休みは家族、子供もほったらかして相模湾で遊漁船にのって一人でタイ釣りに興じ、夏は早朝5時から貸しボートで鎌倉材木座沖の海へ漕ぎだした。

近くに江の島、遠く富士山を眺めながら『ククッ』『ガガッー、キューン』と静寂の海からキスの鋭角的な魚信が伝わる。一週間、脳にたまりにたまったゴミ箱いっぱいのストレスが一瞬にしてクリーンアップされる。午前七時には帰って、釣ったキスを塩焼き、サシミにして朝食をかけこむ。

そして東京への通勤電車に乗るという半漁半サラ生活を何年も続けた。まさに,先に亡くなった三国連太郎、西田敏行主演『釣りバカ日誌』のハマちゃんである。

 四十五歳の時にカナダ・バンクーバーに旅行した。カヤックを乗せた車が街中を行きかい、静かな海でカヌーを楽しむ人々のスローライフに目からウロコが落ちた。

 

『よし、鎌倉でカヤックフィッシングのハマちゃんになるで』と、一艇買った。それから三十年、毎年毎年、春夏秋冬、正月も欠かさず海に出る「釣りバカ生活」を続けてきた。

カヤックをやっているというと、誰もが驚いて「ひっくり返りませんか」と聞いてくる。とんでもない、カヤックほど安定したものはない。カヌーは吃水線が低い。波の上に座り浮かんでいる感じで、ミズスマシのようにスイスイ進む。

Kamakura Big Fishー40㎝巨大サバが連続ヒット、最後に大物、
そんなに引っ張るなよ②
 

 

●海には毎回、大自然のドラマがあり、サプライズがある

 

そのころ保育園児の娘2人とよく見た宮崎駿のアニメ「トトロ」の海版である。ある日、トトロのような巨大魚が釣れた。移り住んで、すぐの頃である。遊魚船での釣りだったが、鎌倉沖で80センチ、6キロという巨大マダイをつり上げたのだ。

 

竿が折れんばかりの強烈な引きで上がるまで20分ほど格闘した。これ以来、病み付きとなった。日本有数の高級リゾート「逗子マリーナ」(現在リベエラ)の防波堤から目と鼻の先で30センチ弱の巨キスが釣れた。何と、逗子小坪漁港のすぐおきにイルカがすみついて、わがカヤックの回りを悠々と回遊したこともあった。

 

鎌倉沖2キロほどの海上でカヤックのすぐ近くでイワシの数十万匹という大群がピシャピシャと波間を乱舞して、盛り上がり、それに回遊魚が襲いかかる。イワシの大群は狂驚して、黒い塊となってピョン、ピョン銀色の魚塊を太陽にキラキラ反射させながら猛スピードで逃げ回り、それをシーラ、イナダ、カツオが追い回して丸呑みする。まるでケニアのサバンナでシマウマの大群にチーターやライオンが猛スピードで襲いかかる弱肉強食の世界の海上版である。

 

いきなり、静かなガラスの海でカヤックの前に突然、ハネのはえた魚が飛び出してきて、水面すれすれに50m以上も飛行する。トビウオである。かとおもえば逗子沖で大きな海ガメと遭遇して、たまげたこともある。カヤックのあとにはいつもカモメがついてくる。釣り上げた小魚を空に放り投げると、あちこちからカモメが跳んできて奪い合いのケンカになる。

海は毎回ドラマチックである。この海に抱かれて、魚クンや海洋生物と友だちになると、身も心もリフレッシュする。

 それに、カヤックーの中では両足を延ばして座って、両手でパドルをこぐので、腹筋、両腕の筋肉には結構いい筋トレになる。


 - 湘南海山ぶらぶら日記 , , , , , , , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
『美しい冬の葉山海』快適スペシャル!(1/11)新春シーカヤック・クルーズ (葉山公園→長者ヶ崎→立石公園→佐島一周≫

 <『美しい冬の葉山海』快適スペシャル!(1/11)>   …

no image
『猛暑を涼しくクール・カマクラ・ ネイチャーライフ(8/17)』鎌倉神秘の町―里山の<せせせらぎ>をめぐる(8/17)』

 『猛暑を涼しくクール・カマクラ・ネイチャーライフ(8/17)』 &n …

no image
TADAKENの「世界なんでも見てやろう」(1)<6/18~6/21、初夏の上海市内をぶらぶら散歩>

 TADAKENの「世界なんでも見てやろう」(1) <6/18~6/2 …

『鎌倉釣りバカ人生30年/回想動画録』⑯『2011/03/30/From Kamakura with love and Fighting Split』と『老人と海』ー東日本大震災の皆さんに愛とエール、オールドパワーを込めて

2011/03/30  記事再録  前坂 俊之(ジャーナリス …

『Z世代のための百歳女性学入門(65)」★「女性芸術家たちの長寿/晩晴学」★『宇野千代(98歳)の晩晴学「何事も、くよくよしないこと、いつもヨーイドンの姿勢をとること。トシのことは一度も考えたこなんかないわ。イヤなことがあってもすぐ忘れれば、気持ちが明るくなる。失恋したって、くよくよしないから別の男がすぐ見つかるのよ。もう一度結婚したいわよ』  

   2019/12/05  『リーダー …

no image
<天然生活をエンジョイ!>『鎌倉カヤック釣りバカ日記ー今日もまた大カワハギが釣れて困るねの巻』

<梅雨本番だよ・天然生活をエンジョイ!>               …

『オンラインぶらり動画旅行/明治維新の源流/山口県萩市の『松下村塾』への旅①』★『日本の聖地ー萩藩主毛利氏の廟所(萩市の東光寺)500基の灯篭と眠る志士たち』★『明治維新発祥の地ー吉田松陰の『松下村塾」、山口県萩市の松陰神社境内』

   2015/04/02 明治維新のふるさとー山口県萩市の …

no image
<鎌倉カヤック釣りバカ日記(6/28)>Kamakura Big Fishー40㎝巨大サバをキス細竿で釣るスリル、入れ食い、爆釣の巻き

 <鎌倉カヤック釣りバカ日記(6/28)>   ◎『鎌倉カヤ …

『オンライン講座/平櫛田中(107歳)、鈴木大拙(96歳)の教え」★「六十、七十 はなたれ小僧、はなたれ娘、人間盛りは百から、百から」 平櫛田中』★『人間は過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる。老人は過去から、未来に生きるスイッチに切り換えなさい」(鈴木大拙)』

     2017/11/28 百歳学入 …

no image
『鎌倉/逗子サーフィン(12/21)ー寒さを吹き飛ばす冬のサーフィンは最高。アドベンチャーサーファーは超気持ちイイよ」

  ★<サーファーズ/パラダイス/Kamakura> ◎『鎌倉/逗子サ …