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速報(59)『日本のメルトダウン』 ー『携帯電話は原発より危険だ』『『放射能汚染水、20日にも満杯 冷却水減らす判断も』 

   

速報(59)『日本のメルトダウン』
 
携帯電話は原発より危険だ『放射能汚染水、20日にも満杯 冷却水減らす判断も』 『米国の水道規制値は日本の1000倍きびしい』
                   
前坂 俊之(ジャーナリスト)
 
CNN20110601 10:40

 
●『WHO: Cell phone use can increase possible cancer risk』
アメリカのCNNの報道によると、携帯電話の電磁波が癌を引き起こす可能性があるとして、WHOが携帯電話をエンジンの排気ガスやクロロホルムなどと同じ「発がん性を持つ危険有害物質」に指定したそうです。

これはアメリカを含む14ヵ国、31人の科学者で構成されたチームが行った携帯電話の安全性に関する研究で明らかになったもので、脳実質あるいは脊髄実質から発生する瘍「神経膠腫」や「神経腫」といった脳におけるがんを引き起こす可能性がある証拠を発見したとのこと。

携帯電話の電磁波はX線のようなものではなく、非常に低い出力の電子レンジのようなものであるとされており、言うなれば「食べ物の代わりに脳を電子レンジに入れるようなもの」であるとロサンゼルスのCedars-Sinai Medical Centerの代表で、神経学を専攻するKeith Black博士はコメントしています。

なお、ワイヤレス通信産業を代表するCTIA-The Wireless AssociationはWHOの発表を再検討した上で携帯電話の発がん性を否定。ヨーロッパの環境庁は携帯電話が喫煙やアスベスト、鉛を含んだガソリンと同じくらい危険であるという研究結果を付け加えたほか、ピッツバーグ大学のがん研究所の代表は携帯電話の使用を制限することをすべてのスタッフに通知するなど、この発表は大きな波紋を巻き起こしています。

ちなみに前出のKeith Black博士は携帯電話の電磁波の子どもへの影響について、子どもの頭蓋骨および頭皮は大人よりもさらに薄く、電磁波がさらに脳の深く入り込む事ができるため、影響ははるかに大きいかもしれないとコメントしています。
http://www.iarc.fr/en/media-centre/pr/2011/pdfs/pr208_E.pdf

 
 
●『放射能汚染水、20日にも満杯 冷却水減らす判断も』
朝日2011年6月3日13時0
 
 東電が経済産業省原子力安全・保安院に提出した報告書によると、1~4号機の原子炉建屋やタービン建屋、汚染水を移した集中廃棄物処理施設などの地下に5月末現在で計10万5100トンの汚染水がたまっている。72万テラベクレルは今回の事故で大気中に放出されたと推定されている37万~63万テラベクレルを超える。チェルノブイリ原発事故で大気中に放出された520万テラベクレルの7分の1だ。 放射能漏れ】
『浄化間に合わず漏出の恐れ 高濃度汚染水、福島第1原発』
 
たんぽぽ舎です。【TMM:No1100 地震と原発事故情報 その85 
(
6月1日)
 
1「がんばろう日本」どころでない   山崎久隆


放射能ストレス
 ちまたには「がんばろう日本」というスローガンが氾濫している。私はこの言葉が嫌いだ。ものごとにはがんばれないこともある。がんばってはいけないこともある。津波や地震に、何をどうがんばれというのかと皮肉を言っているのではない。「がんばろう」という一言が、場合によっては、人によっては、大変大きなストレスを与えることになるからでもあるが、さらに放射能に対してがんばれというのはお門違いだからでもある。放射能に対しては「逃げろ」しかないのだ。
 福島県内には、高い汚染地帯に多くの子どもたちが取り残されている。国が3.8マクロシーベルト/時を活動制限値としたため、この値を下回っていると通常生活が可能としているが、言い換えるならば「この線量まではがんばれ」と言っているに等しい。
 放射線恐怖症という表現を文字通り使っている人間がいるのだ。長崎大学の山下教授は福島県が任命した「放射線健康リスク管理アドバイザー」として各地で講演をしているようだが、その中で「偏見や先入観、知識のなさが放射線恐怖症を引き起こしている」と触れ回っている。放射線を正しく怖がることは必要だが、カラ元気で無用な被曝をして良いはずが無い。さらにこの人物「国が20(ミリシーベルト)という指針を決めたのだから、それに従うのは国民の義務」とまで言い放ったという。
 なお、山下教授は100ミリシーベルトまでの被曝は健康に影響が無いという立場なので、まして20ミリシーベルトには何の問題も無いという立場だ。もちろん大人だろうと子供だろうと全く区別しない。
 このような発言を基準とされたら、多くの人は大変な恐怖を抱く。それに対しては「信じろ」というだけだ。基準は安全かと問われても「安全と言うことは簡単に言えない」としながら、これを基準として受け入れ、安心せよと「アドバイス」する。なるほど、信じてしまえばストレスは無いというわけだ。そんなものは科学でも何でも無かろう。健康被害は信じたからと言って回避されるわけがない。精神的ストレスにしても、原因を取り除かないで「気のせい」のごとくに取り扱うことが、PTSDを悪化させることを指摘している文献は多い。放射線被曝は痛くもかゆくも無いかもしれないが、被曝をしたという事実は確実に人々の心をむしばむ。
 そのうえ、文科省は信じがたい文章を配布している。その中には「放射線恐怖症」と捉えかねない表現がある。ほぼ山下教授の主張に沿った内容である。 国はトンでも発言の山下教授の100ミリシーベルトまでの被曝は健康に影響ないというところを「いや20ミリを基準としている」として、それよりも配慮しているかに振る舞うことで、健康に重大な影響を与える恐れのある基準だという私たちの主張に対抗しようとしているようだ。
米国の規制値は3ピコキュリー

 良く比較される米国の水道水規制値は、3ピコキュリー/リットル(以下全てリットルあたりを省略)であり、これは日本の規制値のおよそ千倍も厳しい。日本の乳児暫定指標は100ベクレルであり、1ベクレルは27ピコキュリーに相当し、100ベクレルはおよそ2700ピコキュリーに相当する。
 米国が西海岸などに到達した放射能について水道水への影響などを懸念したのは、これだけ厳しい基準を持っているからだ。日本では3ピコキュリー(逆に言えば0.1ベクレル)であれば最大検出時に、ほぼ東日本全域で規制値を超えることになったからだ。
 世界の水道水の基準はどうなっているのだろう。
 WHOの基準は1ベクレルで、高いほうに位置するが、それでも日本の100分の1、ドイツは0.5ベクレル、日本も実は3・11以前はWHO基準に準拠していたが、今回の大規模放出により一般300ベクレル、乳幼児100ベクレルの暫定基準を設定した

五重の壁はもうない

 原発の安全性を説明するときに、放射能は五重の壁により封じ込められていると言われてきた。しかし今はその壁が全て破壊されている。チェルノブイリ原発事故もそうだったが、チェルノブイリ原発は「格納容器がない」などとされていた。五重の壁が全て突破されたのは史上初めてのことなのだ。

 特に深刻なのは、今も冷却が完了していないことだ。冷やし続けなければメルトダウンが進行し、格納容器も破壊し、封じ込めることは出来なくなる。
 現在、燃料が溶け落ちた1、2、3号機の圧力容器内部は、粉砕された燃料が下に堆積している。3号機に至っては、崩れた燃料がシュラウドの内側に堆積し、冷却用の水がシュラウドと圧力容器の間にとどまっていると見られている。そのため冷却能力に支障を来しており、圧力容器の真下が破断してしまう危険性がある。そうなればもはや格納容器が破壊されるのは時間の問題となってしまう。

 燃料の全溶融により圧力容器が破壊され、格納容器も貫通していたことで、冷却に水棺方式をとることにも意味がなくなった。水浸しそのものが不可能になっただけでなく、大量の冷却材投入は汚染水を際限なく増やし、環境への大量漏えいが避けられない事態となるからだ。
 燃料をいわば「漉しとっている」のに等しいため、セシウムだけでなくストロンチウムやプルトニウムも漏出することになる。それが海に流れ出せば、取り返しのつかない大規模汚染になってしまう。
 既にこれまでに政府発表でも520トン、4700兆ベクレルもの放射能を放出したとされる。高レベル汚染水を溜めるためとして意図的に放出され、周辺諸国から批判された集中廃棄物処理施設の1万トンを超える廃液は全体でも0.1兆ベクレルだったのだから、その規模のすさまじさが分かるというものだ。このうえ1立方センチあたり100万ベクレル規模の廃液を1万トンも放出したら、いったい太平洋はどうなってしまうのだろうか。

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