前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『Z世代のための米大統領選連続講座⑱』★『米大統領選挙直前、緊急情報!(11月5日)』★『最後の世論調査結果では両者は「横一線」僅差で並ぶ!』

      2024/11/06

逗子なぎさ橋珈琲テレワークー「北斎流富士山ウオッチ」(11月5日am700)

前坂 俊之(ジャーナリスト)

① (CNN11/5(火) 9:13配信)によると、米公共ラジオNPRと公共放送PBS、マリスト大学が実施した大統領選前最後の世論調査結果が11月4日に公表された。投票する可能性の高い全米有権者の間での民主党候補ハリス氏の支持率は51%、トランプ氏の47%をわずかに上回った。

② 「政治サイト、リアル・クリア・ポリティクス」によると3日時点の激戦7州の支持率平均はハリス氏47・7%、トランプ氏48・5%。と僅差が続く。

③ 「ニューヨーク・タイムズ紙」は3日、自社の世論調査で7州の支持率の差はいずれも誤差の範囲内で「行方は極めて不透明だ」と伝えた。「両陣営は最終日にも鍵を握る浮動票の取り込みへ、中傷合戦を繰り広げ、政策論争は深まっていない」と報じている。

④  「米ブルームバーグ」(11月5日 3:20 JST)によると、全米でその信頼性が高く評価されている世論調査専門家J・アン・セルザー氏と「デモイン・レジスター紙」などが「アイオワ州(選挙人6人)」調査結果を発表。ハリス氏の支持率47%でトランプ氏44%を3ポイント上回った。

デモイン・レジスター紙は「特に年配の女性や、政治的に独立した女性が終盤でハリス氏へのシフトをけん引している」と分析。トランプ氏は16年大統領選で9ポイント以上、20年は8ポイントの差をつけてアイオワ州を制していた。2度にわたって楽勝したトランプ氏は、今回はハリス氏に負けていることを示す調査結果に衝撃を受け「この数字は異常値だ」と批判している。

⑤ BBC(11月4日配信)によると、アメリカの大統領選挙が5日に迫る中、激戦7州の票が勝敗を分ける決め手となる。ペンシルヴェニア、ミシガン、ウィスコンシンの3州は2016年大統領選でトランプ候補が勝つまで、伝統的に民主党が優勢な州だった。2020年大統領選ではこの3州をバイデン氏が奪還したことが、同氏の当選に大きく貢献した。CNNによる世論調査の最新数字では、「ペンシルヴェニア州」(選挙人19人、トランプ氏が0,3ポイントリード)、ミシガン(15人、ハリス氏が0,9+)、ウィスコンシン〈10人、ハリス氏が0,3+〉となっている。3州ではハリス氏が8月初めからしばらく2~3ポイント優勢だったものの、現在はほぼ拮抗かマイナスになっている
しかし、「アリゾナ」(11人、トランプ氏2,6+)、「ジョージア」(16人、トランプ氏1,9+)、「ネヴァダ」(6人、トランプ氏1,0+)「ノースカロライナ」(16人、1,5+)の4州では、トランプ候補がほぼ一貫して1-2,6ポインの優勢を維持している。

⑥ 米政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス(RCP)」の11月3日時点の世論調査平均によると、トランプ氏の全米での支持率は48・5%、ハリス氏は48・4%でほぼ同率で並んでいる。米大統領選は僅差の選挙結果でも勝った党が州内の選挙人を総取りするシステムで、全米50州と首都ワシントンに割り振られた計538人の選挙人の獲得数を争う。激戦7州の勝敗が全体の結果を左右する。7州に限ると、RCPまとめでトランプ氏が0,8ポイントリードしている。

鎌倉駅近くの本覚寺の仁王像はすごい迫力↓

 - 健康長寿, 現代史研究, IT・マスコミ論

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
★「日本の歴史をかえた『同盟』の研究」- 「日本の新聞が伝えた日英同盟」②『極東の平和維持のため締結、協約の全文〔明治35年2月12日 官報〕 『日英協約 日英両国政府間に於いて去月三十日、左の協約を締結せり』

★「日本の歴史をかえた『同盟』の研究」- 「日本の新聞が伝えた日英同盟」②   …

no image
日中韓近代史の復習問題/『現在の米中・米朝・日韓の対立のルーツとしての中国・韓国の外交詐術は変わらない』★『記事再録/日本リーダーパワー史(705) 『日清戦争の引き金の1つとなった防穀令事件 <1889年(明治22)>』★『最後の最後の最後まで、引き延ばし、拒否戦術で相手をじらし土壇場にならないと妥協しないのは中国/朝鮮側の常套手段』

  2016/04/24  /日本リーダ …

no image
池田龍夫のマスコミ時評(25) 日本の安全保障政策転換に影響を及ぼす新安保懇報告(要旨)

池田龍夫のマスコミ時評(25) 日本の安全保障政策転換に影響を及ぼす新安保懇報告 …

no image
日本リーダーパワー史(77) 『超高齢社会日本』のシンボル・107歳平櫛田中翁に学べー<その気魄と禅語>

日本リーダーパワー史(77) 『超高齢社会日本』のシンボル・107歳平櫛田中翁に …

『70-80代で世界一に挑戦、成功する方法③』★『長寿は芸術であり、創造者は長寿となる』★『 長寿の秘密「長寿遺伝子」のスイッチをオンにせよ』★『日野原先生流は「腹7分の1日1300キロカロリー」の食事減量』★『三浦敬三・雄一郎親子の運動、スクワット、筋トレの実践』

2018/04/18   『百歳学入門』(225)記事再編集 『長寿は …

no image
<まとめ>『国難の日本史』『日本の決定的な瞬間にリーダーはどう決断、行動したのか』(ピンチはチャンスなり)

  <まとめ>『国難の日本史』    『 …

no image
『リーダーシップの日本近現代興亡史』(213)記事再録/『 日本海軍トップリーダー・山本五十六の指導力と人格について、井上成美が語る』★『昭和18年9月25日発行の「水交社記事」(故山本元帥追悼号)より井上成美中将の「山本元帥の思い出』を再録』

2010/06/28  日本リーダーパワー史(58)記事再録 …

no image
総合ジャーナリズム研究

1 『総合ジャーナリズム研究』  2004年冬号  <NO187 号>   掲載 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(100)記事再録/「脱亜論」でアジア侵略主義者のレッテルを張られた福沢諭吉の「日清戦争開戦論」の社説を読む」④『道理あるものとは交わり、道理なきものは打ち払わん』★『現在の日中韓の対立、紛争は125年前の日清戦争当時と全く同じもの』

2014/06/07 /日本リーダーパワー史(510) 記事転載 ◎< …

no image
日中北朝鮮150年戦争史(12) 日清戦争の発端ー陸奥宗光の『蹇々録』で読む。日本最強の陸奥外交力⑤ 近代中国思想界の重鎮・梁啓超は『朝鮮亡国の原因は 李朝宮廷、政治、社会の三点にあり、朝鮮を滅ぼしたのほ朝鮮人自身である」と。「朝鮮の外交顧問・ドーハム・スティーブンス 暗殺事件〈1908年〉」

  日中北朝鮮150年戦争史(12)  日清戦争の発端ー陸奥宗光の『蹇々録』で読 …