『世界漫遊/ヨーロッパ・パリ美術館ぶらり散歩』★『ピカソ美術館編」(5/3日)⑥『「ピカソはオルガ・コクローヴァーの完璧な無表情と平静さを湛えた美しさを数多く肖像画に描いている』
『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ (108)』
「パリ・ぶらぶら散歩/ピカソ美術館編」(5/3日)⑥
「ピカソはオルガ・コクローヴァーの完璧な無表情と平静さを湛えた美しさを数多く肖像画に描いている」
「F氏のコメント」
パブロ・ピカソ (1881〜1973)
ピカソの巨大で怒涛の如きその創作意欲は、彼の女性遍歴(公表されてい
るだけでも5名)と密接不可分の関係にある。ここで紹介する画材としての女性も、画家は女性達の肉体と精神を知り尽した上で、その五感を総動員して「美と悦楽」を紡ぎ出している。
1) オルガ・コクローヴァ (1891〜1955)
・セルゲイ・ディアギレフ(1872〜1929)のバレー団のダンサ
ー、無名で内気な可愛いバレリーナ、21才の遅いデビュー。髪を真
ん中から分け、目鼻立ちの整った澄んだ眼差し、天性の貴族的慎み深
さ、哀愁漂うスラブ的美しさ。ピカソは当時このバレー団の舞台装飾
家。
・ピカソの写実主義にとっては、オルガは最も魅力溢れる着想源であり
、若きロシア女性である彼女の完璧な無表情と平静さを湛えた美しさ
を数多く肖像画に描いている。
・1918/7 ピカソ37才、オルガ27才で結婚。オルガは日に日
に気難しさを増し、パリの社交界を嫌う夫を絶えず非難し、性格の荒
い権柄ずくの女に変身、この事がマリ=テレーズ、ドラ・マールが介
在する背景となる。
「肘掛け椅子に座るオルガの肖像」、1918年作 ピカソと結婚した年に描かれた。
「物思いに沈むオルガ」、1923年作、結婚5年後、夫婦の確執が深刻化してきた時期。オルガはピカソの写実主義の第一級の素材。
関連記事
-
-
『Z世代のための百歳学入門』★『知的巨人の百歳学(149)-失明を克服し世界一の『大漢和辞典』(全13巻)編纂に生涯を尽くした漢学者/諸橋徹次(99歳)」★『学問の大道は、読むべきものを読み、学ぶべきものを学んでから、本格的な研究に入らなければならぬ』
2019/03/27 知的巨人の百歳学(14 …
-
-
『長寿逆転突破力の時代へ』★『人生折返し後半戦の50 ,60. 70 ,80からのスタートダッシュの研究』★『人生/生涯マラソンレースに参加しようよ‼」
オンライン講座/清水寺貫主・大西良慶(107歳)の『生死一如』12 …
-
-
★『リーダーシップの日本近現代史』(75)記事再録/ 「ニコポン、幇間」ではない、真の「人間学の 大家」「胆力のあった」桂太郎首相の実像
2013/06/24 日本リーダーパワー史(389) 前坂 俊之(ジ …
-
-
記事再録/日本リーダーパワー史(335)『リーダーをどうやって子供の時から育てるかー福沢諭吉の教えー『英才教育は必要なし』★『勉強、勉強といって、子供が静かにして読書すればこれをほめる者が多いが、私は子供の読書、勉強は反対でこれをとめている。年齢以上に歩いたとか、柔道、体操がよくできたといえば、ホウビを与えてほめる』
2012/10/22   …
-
-
日本リーダーパワー史(210)<無責任国家・日本の死に至る病>『3・11福島原発事故で、政治家はなぜ責任を取らないか』
日本リーダーパワー史(210) <無責任国家・日本の …
-
-
日中北朝鮮150年戦争史(8)『陸奥外交について『強引、恫喝』『帝国主義的外交、植民地外交』として一部の歴史家からの批判があるが、現在の一国平和主義、『話し合い・仲よし外交』中心から判断すると歴史を誤る。
日中北朝鮮150年戦争史(8) 日清戦争の発端ー陸奥宗光の『蹇々録』で読む。 …
-
-
<まとめ>日本史上最大の巨人・西郷隆盛・勝海舟を研究せずして『明治維新』を知ることはできん。NHK大河ドラマ『西郷どん』なんか見ていてはわからんよ。
<まとめ>日本史上最大の巨人・西郷隆盛・勝海舟を研究せずして『明治維新』を知るこ …
-
-
<F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(205)>『7年ぶりに、懐かしのアメリカを再訪,ニューヨークめぐり(5月GW)③』★『ロウワーマンハッタンのホワイトホール・ターミナルに向かい、ニューヨーク市/スタテン・アイランド行きの無料フェリーに乗船,「自由の女神」を眺めながら、マンハッタンの夜景を楽しむ』』
<F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(205)> 『7年 …
-
-
日本メルトダウン脱出法(732)「ラグビー日本代表はなぜ“強豪”になったのか、W杯勝利へのマネジメント術」●「このままだと3分の1が空き家に!?–実家を見捨てる都会人の複雑な想い」
日本メルトダウン脱出法(732) ハリポタ作者「こんな話書けない」、日本 …
-
-
日本リーダーパワー史(207)大空襲(放射能汚染)を警告、日米戦争(原発推進国策)の敗北を予言した海軍大佐・水野広徳(下)
日本リーダーパワー史(207) ―政治家、リーダーの …
- PREV
- 『世界漫遊/ヨーロッパ・パリ美術館ぶらり散歩』★『オルセー美術館編』★『オルセー美術館は終日延々と続く入場者の列。毎月第一日曜日は無料、ちなみに日本の美術館で無料は聞いたことがない』
- NEXT
- 世界を変えた大谷翔平「三刀流(投打走)物語⑦」★『Shohei Ohtani fever is really heating up in Angel Stadium』★『大谷が自己の可能性を信じて、高卒 即メジャーへの大望を表明し、今それを結果で即、示したことは日本の青年の活躍の舞台は日本の外、世界にこそあることを示唆した歴史的な事件である』★『大谷絶賛の嵐 A・ロッド氏「メジャーが高校レベルに…」』


