前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

速報(18)『日本のメルトダウン』を食い止める!「GE,東電、原発推進政策が利益優先で引き起こした最悪の人類犯罪」

   

速報(18)『日本のメルトダウン』を食い止める!
「GE,東電、原発推進政策が引き起こした最悪の人類犯罪
 
前坂 俊之(ジャーナリスト)
 
4日5日午後5時までの状況―

●○○●必読『最大、最高、衝撃のスクープを連発する『週刊現代』(416日号)
「デ―ル、ブレイデンボー氏「設計者が明かす『福島第一原発は欠陥品です』」
(独占スク―プ)(ジャーナリスト大野和基のインタビュー)
 
●「福島原発メルトダウンの真相」をすべて語っている。これを書いた大野和基記者は偉い、『真実追及名誉ジャーナリスト賞』を出すべきだと思う。ありがとう。
『内容』
福島原発の1号機から5号機まで使われているのが「MarkI」(沸騰水型原子炉)は津波や地震によって原子炉の格納容器が破裂する可能性があった。冷却機能が喪失すると格納容器に想定されていた以上の負荷がかかる設計ミスが当の設計者が気づいた。
このため、原子力安全について監督する立場にあるNRC(米国原子力規制委員会)は「MarkI」を使っている国内の施設のすべてにこの原子炉の抱えている問題点を伝えた。GEの関係者とMarkIを所有している会社の人間が安全性の確認と改良方法について話し合い、全米16施設の代表者をサンノゼに集めて、私が説明した。
当時、アメリカで16基、日本(福島第一で3基)、ドイツなどで10基余りのMarkIが稼働中で、「まず操業を停止すべきだ」と私は主張した。GEは「操業を一時的にでもストップすればMarkIは危険であることを認めたことになる」「将来、新しい原発を売る上で、大きなハンデとなる」と反対した。その頃、稼働中のGE製の原発で、パイプの亀裂、部品の腐食など様様な問題が発生していたこともGE反対の背景にあった。76年2月、私はGEの「原発を止めない」という姿勢に納得できず、会社を辞めた。
結局、GEはMarkIを世界に三十数基売った。アメリカには現在も24基ある。
 GEの社内では、原発ビジネスは、「ひげそりの刃を売るようなものだ」といい、刃を安く売って、ひげそりの柄の部分で儲けるということで、これを原発に当てはめて考えてみると、原発を安く売り出しておいて、これが廃炉になるまでテクニカルサポートやサービスをして儲けるということだ。この商法が成功して、世界中にGEの原発が売れた。」
つまり、GEは死の商人であり、1企業の利益のために、安全性(人の命、人類の命を守ること)を最大の犠牲にしたのである。
 
●『福島第1原発:GE会長、支援表明…反原発世論抑える狙い』
●●最悪の放射能汚染が続く。
海水から濃度限度750万倍=ヨウ素検出、直接流出ピット付近-東電
(時事2011/04/05-13:41
福島第1原発の事故で、東京電力は5日、高濃度の放射能汚染水が海に直接流れ込んでいる2号機のコンクリート製立て坑「ピット」付近の海水から、最大で国の定めた濃度限度の750万倍、1立方センチ当たり30万ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されたと発表した。
 東電によると、750万倍のヨウ素が検出されたのは、ピットに亀裂が確認された2日午前。隣接する1、3、4号機の取水口付近でも高濃度のヨウ素が検出されており、1号機では濃度限度の48万倍、3号機で38万倍、4号機で35万倍だった。
 2日正午前に採取したピット内の汚染水に含まれるヨウ素は、1立方センチ当たり520万ベクレルで、濃度限度の1.3億倍に相当。同日午後4時半に採取した亀裂からの流出水も同540万ベクレルとほぼ同水準だった。
 海水の汚染は2日以降も続いており、4日午前9時時点でも、2号機ピット付近で濃度限度の500万倍、同20万ベクレルだった。
 一方、1~4号機の放水口付近では4日午後の測定で濃度限度の1000倍、5、6号機の放水口付近では同130倍のヨウ素を検出。第1原発沖合約15キロ地点のヨウ素は、1立方センチ当たり19ベクレル、濃度限度の4.8倍だった。


●『汚染水封じ込め難航、海中に鉄板の囲い設置へ』
(2011年4月5日08時47分  読売新聞)
 
●◎○おすすめ情報「環境エネルギー政策研究所」(飯田鉄也・所長)の詳細なリポート
「3,11後のエネルギー戦略ペーパー、無計画停電から戦略的エネルギーシフトへ」(改訂版、4月4日)
 
●「日本は世界経済の不確実要因 大震災でIMF専務」
(東京2011年4月5日 08時25分)
 
●『トヨタ、北米全工場で生産休止の可能性4月中にも』(日経、45日朝刊)
「トヨタは既に北米の全工場で時間外と土曜日の生産を取りやめているが、通常時間の生産は在庫分を消費して続けていた。
だが、日本国内の部品メーカーの生産回復が遅れているため、通常時間の操業を続けるのは困難と判断したもよう」
 ●[東日本大震災:暮らしどうなる?/16 放射線リスク、現状は低くー
◇発がん性の増加率わずか 流通する食品、心配なし]

(毎日 2011年4月5日 東京朝刊)
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110405ddm013040007000c.html
 

 - 現代史研究 , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

●『今から約10年前の 2012/01/23のマイニュース 速報(222)再録』★『日本のメルトダウン』★『迫りくる<日本沈没>は不可避か』●今こそ『インテリジェンス(叡智)と国難突破力が問われている』

速報(222)『日本のメルトダウン』 ★『迫りくる<日本沈没>=巨大地震・内部被 …

no image
オンライン講座/新型コロナパンデミックの行方(2020/10/19 ) 』-『新型コロナと世界の沈没―コロナ共存社会は数十年続く可能がある⓷』(8月15日)★『「米中大国の興亡」の歴史、覇権国の行方は?』★『時代は、時代に後れる者を罰する』★『『3ヵ月をきった米大統領選挙の行方は?』

    2020/10/19 &nbsp …

no image
日本メルトダウン( 986)-『トランプ次期米大統領の波紋』 ●『トランプ次期大統領「就任初日にTPP離脱通告」 2国間協定交渉へ』★『【社説】浮上するトランプ政権の全容 次期閣僚への打診を本格化、意外な名前も』●『オピニオン:トランプ不安、日本の「改憲」後押し=エモット氏』●『尖閣で日米同盟が試される…米メディア』▼『ポピュリストの波、メルケル独首相も飲み込むか』◎『コラム:トランプノミクスは日本経済に追い風か=河野龍太郎氏』

   日本メルトダウン( 986)—トランプ次期米大統領の波紋    …

no image
日本メルトダウン(1003)―『トランプ「IT会談」全詳細/官邸ホットラインはティール主導で』●『「世界で最も影響力のある人物」ランキング プーチン大統領が4年連続の首位』★『世界のIT長者 日本からZOZO前澤社長が資産2,600億円で初ランクイン』●『東京23区「平均年収ランキング」圧倒的1位は902万円の……』●『東京23区「平均年収ランキング」圧倒的1位は902万円の』★『「英語力ランキング」日本30位で韓国下回る 政府の教育支出が低すぎ?』●『「世界人材調査」日本は61カ国中26位(語学力ワースト2位)、韓国総合31位、中国40位』

     日本メルトダウン(1003) トランプ「IT会談」全詳細 官邸ホットラ …

no image
★『地球の未来/明日の世界どうなる』< 東アジア・メルトダウン(1072)>★『北朝鮮の暴発による第2次朝鮮核戦争の危機高まる②』★『プーチン大統領は、北朝鮮の核ミサイルの危機が、大量の犠牲者を伴う「世界的な大惨事」に発展する』●『関係各国の「軍事ヒステリー」にも警告し、危機を解決する唯一の方法は外交によるとも語った。』★『金正恩暴走の影にロシアの支援あり、プーチンはなぜ北を守るのか』

★『地球の未来/明日の世界どうなる』 < 東アジア・メルトダウン(1072 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(198)ー『日本敗戦史』㊱『来年は太平洋戦争敗戦から75年目―『日本近代最大の知識人・徳富蘇峰(「百敗院泡沫頑蘇居士」)の語る『なぜ日本は敗れたのか・その原因』②―現在直面している『第二の敗戦』も同じパターン』

    2014/12/03 /『ガラパゴス国家・ …

『Z世代のための最強の日本リーダーシップ研究講座(42)』★『金子サムライ外交官は刀を持たず『舌先3寸のスピーチ、リベート決戦」に単身、米国に乗り込んだ』

  『金子サムライ外交官は『スピーチ、リベート決戦」に単身、渡米す。 …

「Z世代のためのウクライナ戦争講座」★「ウクライナ戦争は120年前の日露戦争と全く同じというニュース②」『日露戦争の原因となった満州・韓国をめぐる外交交渉決裂』●『米ニューヨークタイムズ(1903年4月26日 付)「ロシアの違約、日本は進歩の闘士』★『ロシアの背信性、破廉恥さは文明国中でも類を見ない。誠意、信義に関してロシアの評判は最悪だから,これが大国でなく一個人であれば,誰も付き合わないだろう』

    2016/12/24 &nbsp …

no image
『オンライン現代史講座/1930年代の2・26事件の研究』★『太平洋戦争(1941年)へのターニングポイントになった2・26事件<1936年(昭和11>当時のマスコミの言論萎縮と「世直し明神・阿部定事件』★『 二・二六事件でトドメを刺された新聞』★『愛する男の命を絶っまでに愛を燃焼し尽くした純愛の女として同情を集め、一躍〝サダイズム″なる新語まで生まれた』

 太平洋戦争へのターニングポイントになった2・26事件<1936年(昭 …

no image
速報(46)『福島原発事故2ヵ月、100年廃炉戦争へ②』悲惨を極める原子力発電所事故』(小出裕章講演)

速報(46)『福島原発事故2ヵ月、100年廃炉戦争へ②』 悲惨を極める原子力発電 …