前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

速報(179)『日本のメルトダウン』動画『TPP・政治・原発を一刀両断する」(ジャーナリスト3人会)11/4』(50分)

   

速報(179)『日本のメルトダウン』
 
動画『TPP・政治・原発を一刀両断する」(ジャーナ
リスト3人会) 11/4
』(50分)
 
                                                           前坂俊之(ジャーナリスト)
 
日本のメルトダウン『TPP・政治を一刀両断」(ジャーナリスト3人会)11/4日に行った。3人座談会は毎月行っており元毎日新聞記者3人。梶原英之は一貫して経済部記者­で、経産省、大蔵、日銀など担当、民間経済、金融、政治、歴史にも一家言があり目下は経済評論家で活躍中。

渡辺幸重は東大物理出身の毎日記者の後、教育、IT企業コンサル­タントを経験し、前畿央大学教育学部教授を経て独立、原発問題、教育、福祉、住民運動など幅広く研究しいる論客。前坂俊之は毎日情報調査部出身で、静岡県立大学国際関係学­部教授、現名誉教授。

いつものように3人でざっくばらんにTPP、政治の混迷に異論、反論、極論を述べあった。

TPPの問題は単に農業問題に特化されて論じられすぎている。明治以来の「鎖国」か「開国か」の理念が問われている。戦後、一貫して開国を妨げて、閉鎖国日本・ガラパゴス­ジャパンのゾンビを維持してきた。

すべての分野で構造改革出来ずにきたツケが、日本の競争力が26位と、アジアの後進国に転落し、韓国に自動車でも抜かれてしまった転落日本、EUの没落炎上に、明日の我が­身を重ね合わせてあわてふためき、この土壇場でTPPの協議に参加するかどうかの、その入り口で、「入る、入らん」で口論している無残な状態である。

 
 

 

問題の根底には自明の理を見ず、考えず、花見経済に浮かれ、問題を先送りしてきた「日本病」(死にいたる病)の「人口問題」である。明治から1945年の敗戦までは「人口­増のはけ口」を求めて戦争を起こし、満州という植民地を作った。現在、直面している問題は「人口減・高齢化」で日本は衰退し、死につつあるその末期現象である。「人口問題­」少子・超高齢化問題が世界史上、最速のスピードで進むことは1980年代にはすべてわかっており何度も警告を発せられていた。

当時、金もあり日本は繁栄に浮かれ、酔ってい­たので、これを無視して乱痴気騒ぎのキリギリスの生活を続けてきた。
2000年以降どのような年金・福祉問題がおきるか、国債は増やしすぎると将来にツケを回すことになる、消費税は上げなければならない、行政改革の必要性、移民受け入れ、­構造改革、開国路線などは何度も警告されてきたことはみなさんご存知の通り。

それが、全部目前の景気対策の名のもとで、先送りされてきて、じり貧が続いて。最後に「ドカ貧」の事態に、太平洋戦争末期の状態を現出している。同じ失敗を繰り返し、3度­目の敗戦に立ち至っているのに、それも自覚していないバカどもである。

「こんな間抜けな政治家、国家、国民があるだろうか」

「国家戦略」を早急に策定しなければならないなんて、泥縄の審議会を作っている。よくこんな恥ずかしいことを政治家が世界に向けてのうのう(無能)と言っているな。

国家戦略のない国は頭のない国、先の計画のない国である。将来の人生設計プランのない人間と同じ、今日がよかればいい国、明日のない国である。自分はどの方向に進みんだら­いいか、考えてなかったから、いまから考えましょうと言っている国、そんなバカな国である。漂流、大氷山(国家破産・福島原発事故)日本丸のキャプテン・リーダーの政治家­が進路を乗客にお伺いしている、政治家は御用聞きではない。プランをしめして、国民にしっかり説明して、実行して、得点を上げることである。サッカーのオールジャパンの監­督・ザッケローニ
を見ならえ。

彼は外国人の新人監督ながら、無敗ではないか。
民主党、自民党にも「こいつはいいな」というアピール力のある政治家が1人もいない。
リーダーシップもない、得点もできない、ミスだらけの政治家、リーダーが多すぎるよ。

 

 - 現代史研究 , , , , , , , , , , , , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
『池田知隆の原発事故ウオッチ(21)』『最悪のシナリオから考えるー電力改革し,分権化を進めよ』

『池田知隆の原発事故ウオッチ(21)』   『最悪のシナリオから考える …

no image
高杉晋吾レポート⑯7月末の新潟県集中豪雨被害ルポ(下) 被災から身を守る住民の力、 脱ダムへ!治水政策の転換を!③

高杉晋吾レポート⑯ 7月末の新潟県集中豪雨被害のルポルタ―ジュ(下) ダムは現代 …

no image
◎<リバイバル釣り動画記事再録>「鎌倉カヤック釣りバカ日記」(2017/11/10)ーイナダ(35㎝)、シイラ(30-40㎝、30匹)、カワハギ5匹、ソーダカツオ3匹と爆釣

    2017/11/15、記事再録  <201 …

『リーダーシップの日本近現代史』(207)記事転載/ーお笑い日本文学史『文芸春秋編」①ー直木三十五『芸術は短く、貧乏は長し』 と詠んで『直木賞』に名を残す』●『菊池寛・文壇の大御所を生んだのは盗まれたマントだった。

 2016/02/13 /10お笑い日本文学史『文芸春秋編」 …

no image
『『リーダーシップの世界日本近現代史』(277)★-『35年ぶりに、懐かしのイスラエル第3の都市・ハイファを訪ねました。』★『エルサレムでは偶然、岩のドームの金色屋根に接近し、数名の自動小銃武装の警官からムスリム以外は接近禁止と言われ写真だけは撮りました』

  2018/02/24  『F国際ビジ …

no image
日本メルトダウン(920)『南シナ海に迫る「キューバ危機」、試される安保法制 』●『出口が見えない中国との関係 、互いに非難し合うのは愚かな言動 柯 隆』●『仲裁裁判がまく南シナ海の火種』●『中国は戦前の日本と同じ過ちを犯し自滅に向かっている』●『南シナ海の洋上で中国製の原発計画が進行中 19年までに運転開始へ』

  日本メルトダウン(920) 12日に南シナ海問題で国際裁定へ 南シナ海に迫る …

no image
「英タイムズ」「ニューヨーク・タイムズ」など外国紙が報道した「日韓併合への道』㉒「伊藤博文統監の言動」(小松緑『明治史実外交秘話』)⑦『前代未聞の退位と即位』

  「 英タイムズ」「ニューヨーク・タイムズ」など外国紙が 報道した「 …

『Z世代のための昭和100年、戦後80 年の戦争史講座』★『『日本で最初の対外戦争「元寇の役」はなぜ起きたか④』★『 文永の役はモンゴル軍の優勢のうち、『神風』によって日本は侵略から助かった』』

2017/12/01日本の「戦略思想不在の歴史」⑷  1274年(文永11)10 …

no image
日本敗戦史(49)マスコミ人のA級戦犯指定・徳富蘇峰が語る『なぜ日本は敗れたのか』①

日本敗戦史(49) マスコミ人のA級戦犯指定の徳富蘇峰が語る 『なぜに日本は敗れ …

『Z世代のための日中韓外交史講座⑪』★『『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』㉖ 長崎事件を語る」(日本は国力、軍事力で中国には全く比較できないほど劣位である)

『中国紙『申報』からみた』㉖『日中韓150年戦争史 長崎事件を語る」(日本は国力 …