前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

近刊紹介「痛快無比!ニッポン超人図鑑ー<奇才・異才・金才80人の面白エピソード>」<新人物文庫、1月10日刊行>

   

 
『痛快無比!ニッポン超人図鑑』
<奇才・異才・金才80人の面白エピソード>

<新人物文庫、667円、1月10日刊行>
前坂 俊之

南方熊楠は日本人の知の限界値を、ノーベル賞を超えた天才脳である!<明治・大正・昭和にはこんなスゴイ日本人がいた!抱腹絶倒の奇人、変人、怪人たちのケタはずれの人生を一挙80人大公開のサービス!、寄ってらっしゃい、読んでらっしゃい
 
 
 
(まえがきより)思わず吹き出す抱腹絶倒のエピソード
 本書にご登場願った超人、奇人たちは、ある面では日本人の独創性、可
能性の極限値をあらわしたものですが、こうした超人、奇人のDNAによっ
て現在の日本がつくられたことは間違いありません。近年、こうした破天
荒で、型破りの人物が少なくなっていることは、日本社会の創造力が危機
に瀕しっつあることを示しているのです。
 奇人とは「時代から外れた変人」に見えるかもしれませんが、彼らこそ天
に選ばれた人たちなのです。奇人こそ社会の清涼剤、劇毒のサプリメント
そのものなのです。
 
 
<目次>
 
・まえがき
 
・第1章 芸術家は奇人変人ばかり、作家は酒家である・・

1 南方熊楠―日本人の知の極限値、最高の天才脳
2 宮武外骨―ガイコツ先生は空前絶後の大バカ者
3   泉 鏡花―バイ菌を怖がり、文字を至上のものとした幻想作家
4   宮沢賢治―ベジタリアンで生涯童貞だった天才詩人
5   若山牧水…生来、旅と酒と寂を愛した歌人
6   永井荷風―昭和文壇の奇人ベストワンはこの人
7 内田百聞―奇人・偏屈・頑固一徹で徳川夢声も顔色なし
8   長谷川海太郎 3つのペンネームをもつ文壇のモンスター
9   直木三十五―「芸術は短く、貧乏は長し」と詠んで直木賞に名を残す
10 三浦環ー米欧州を熱狂させた蝶々夫人を演じたオペラ歌手
11 川端康成―借金も平気の平座のノーベル賞作家
12 尾崎士郎…『人生劇場』を描いた激情家
13 稲垣足穂―詩的エッセーも奇行もタルホたるゆえん
14 山本周五郎―へそ曲がりの庶民作家は大酒飲み
15 横山大観…〝酒仙大観″は酒で栄養をとりながら九十の長寿に      
16 藤田嗣治ー印象派を超えた世界のレオナルド・フジタ
17 平櫛田中―ピカソなどはるかに凌駕、世界最長寿の芸術家107歳
18 熊谷守一ー仙人画家はスローライフの達人
19 岡本太郎―万博で「太陽の塔」を作った日本のロダン、ピカソ
20 野口英世-障害を克服し不眠不休で研究を続けた「細菌の狩人」
21 牧野富三郎―学歴差別をものともせず世界一の植物学者に
22 黒澤明ー三船敏郎とのコンビで世界の映画王に
 
・第2章・明治の政治家・軍人はケタ外れのビックリ人間
 
23 西郷隆盛―近代史最大の英雄は死後も「西郷伝説」でよみがえる。
24 大久保利通―現在日本の官僚・会社国家の基礎を作った男 
25  山岡鉄舟― 江戸の町を戦乱から救った剣・禅の達人の死に方の美学
26 福沢諭吉ー「長い刀をもっているやつほど大バカ」という明治の大思想家
27 立石斧次郎ー米女性にもてたイケメンの「ファースト・サムライ」
28 伊藤博文ー英語の達人で最後まで女好きの初代総理大臣   
29 山県有朋ー陸軍のCEOは9つもの名園を作ったガーデニアン
30 黒田清隆―総理大臣が 妻殺し?その原因はアルコール中毒
31 松方正義ー子宝日本一、孫をあわせ数百人の大蔵大臣兼総理大臣
32 中江兆民―「東洋のルソー」自由民権運動の元祖は元祖ヌーディスト
33 西郷従道―-なんでもござれと引き受けた兄以上の大物大臣
34 山本権兵衛―「日本海軍の父」は日本最初のフェミニスト
35 児玉源太郎ー100年に1人の大戦略家、日露戦争の大参謀
36 東郷平八郎ー『タイム』の表紙に掲載された最初の日本人
37 金子堅太郎-日露戦争でルーズベルト米大統領と手玉にとった広報外交官
38 田中正造―妻の名も忘れて命がけで戦った公害反対の先駆者
39 杉山茂丸ー「明治の黒幕」はケタ外れの雄弁で、政治家を手玉に取った
40 頭山 満-インド独立の志士を神隠しさせた大アジア主義者
41 宮崎滔天ー中国革命の父・孫文の革命を成功させたゴッドファーザー
42 原敬-言葉の聞き違い,誤解によって暗殺された平民宰相
43 高橋是清ードレイから大蔵大臣7度、「七転び八起き」のダルマ人生
44 浜口雄幸-世界から「オナラ」ブー を待望されたライオン宰相
45 石原莞爾 -「世界最終戦」の提唱者はウイットとディベートの名人
46山本五十六-真珠湾攻撃後もせっせとラブレターを交換した提督の恋
47東條英機―真珠湾攻撃の日に1人号泣した首相
48 田淵豊吉ー東条英機に反対した奇人・仙人政治家
49 鈴木貫太郎ー二・二六事件から奇跡的に生き返った総理が日本を救った
50 吉田 茂――毒舌とウイットで昭和戦後の自民党政治を確立
51 田中角栄―人間ブルドーザーから「昭和の闇将軍」へ
52小泉純一郎―自民党をぶっ壊すと唱えた奇人変人宰相
 
・第3章  明治、大正のスーパーマンもケタ外れ
 
53 クーデンホフ光子― EU、大欧州統合の生みの親の日本人
54前田光世―グレイシー柔術を作った無敗の柔道家
55 双葉山―朝青龍など目じゃない69連勝の大横綱
56 沢村栄治―ベーブルースを切りきり舞いさせた男
57中村春吉ー世界自転車無銭旅行の元祖
58 松旭斎天勝―魔術の女王、世界マジック女王
59 薩摩治郎八-滞仏三十年、使った金五百億、プレーボーイ
60 早川雪州ーハリウッドナンバーワンとなったハンサムサムライ
61湯川秀樹―日本人初のノーベル賞は寝床のアイディアから生まれた
62古今亭志ん生―貧乏自慢、落語そこのけの珍談・奇談人生
63 阿部 定―軍国日本で愛への至上を示した猟奇事件のヒロイン
45白瀬中尉ー貧乏で餓死した南極の探検王
65高群逸枝     日本の女性学を切り開いた純愛夫婦の物語
66 山本玄峰―昭和の名僧は「法に深切、人に親切、自身に辛切」
67白洲次郎―GHQ(米占領軍)に対し「従順ならざる唯一の日本人」
68手塚治虫ー世界一多忙だった「日本のアニメ王」
 
 
第四章 「事業・経営の巨人」も奇想を持っ奇人のパレード
 
69渋沢栄一―日本資本主義の父は「右にソロバン、左に論語」
70岩崎弥太郎―大三菱を作った男は教育重視の速戦即決主義
71伊庭貞剛―幽翁とよばれた住友財閥発展の礎石
72御木本幸吉―エジソンをこえた世界の真珠王
73 大原孫三郎ー日本の「フイランソロフィーの父」は1千億を提供
74豊田佐吉ー「一人一業主義」を貫き、息子を世界の自動車王に育てた
75金子直吉ー世界一の商社をつくった財界のナポレオン
76 松下幸之助―病弱な大阪の町工場のオヤジが「世界の家電王」に
77出光佐三―石油メジャーに一泡吹かせた石油王
78本田宗一郎-カミナリ、せっかちオヤジの「世界の自動車王」
79安藤百福―世界の食を変えた男の遅すぎた出発
80孫正義―人生50年計画を着実に実行する「インターネットの帝王」
 
 
 
 

 - 人物研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
記事再録/2008年3月15日/『藤田嗣治とパリの女たち』①「最初の結婚は美術教師・鴇田登美子、2度目は「モンパルナスの大姉御」のフェルナンド・バレー、3度目は「ユキ」と名づけた美しく繊細な21歳のリュシー・バドゥ』★『夜は『エ・コールド・パリ』の仲間たちと乱ちきパーティーで「フーフー(お調子者)」といわれたほど奇行乱行をしながら、昼間は、毎日14時間以上もキャンバスと格闘していた

    2008年3月15日 藤田嗣治とパリの女たち     …

no image
「国難日本史の歴史復習問題」ー「日清、日露戦争に勝利」した明治人のリーダーパワー、 リスク管理 、インテリジェンス⑥」◎「ロシアの無法に対し開戦準備を始めた陸軍参謀本部の対応』★『決心が一日おくれれば、一日の不利になる』

  「国難日本史の復習問題」 「日清、日露戦争に勝利」した明治人のリー …

no image
明治150年歴史の再検証『世界史を変えた北清事変⑧』-服部宇之吉著『北京龍城日記』(大正15年)より④』★『服部の目からウロコの中国論』●『科学的知識は皆無で迷信/虚説を盲信して夜郎自大となった清国。一方、西洋人は支那を未開の野蛮国として、暴虐をくわえて義和団の乱、北清事変に爆発した』

 明治150年歴史の再検証『世界史を変えた北清事変⑧』  ここにおいて、また例の …

日本リーダーパワー史(671) 日本国難史の『戦略思考の欠落』(53) 「インテリジェンスの父・川上操六参謀総長(50) の急死とその影響➁ー田村 怡与造が後継するが、日露戦開戦4ヵ月前にこれまた過労死する。

 日本リーダーパワー史(671) 日本国難史にみる『戦略思考の欠落』(53)   …

『リーダーシップの日本近現代史』(171)記事再録/<日本最強の外交官・金子堅太郎①>『日露戦争開戦と同時に伊藤博文の命令で米国に派遣され、ハーバード大の同窓生のルーズベルト大統領をいかに説得したかー 金子堅太郎の驚異のディベート・テクニック①』

<日本最強の外交官・金子堅太郎①>   ―「坂の上の雲の真実」ー &n …

『リーダーシップの日本近現代史』(239)/★『三井物産初代社長、『千利休以来の大茶人』益田 孝(91歳)(下)『「鈍翁」となって、鋭く生きて早死により,鈍根で長生き』★『人間は歩くのが何よりよい。金のかからぬ一番の健康法』★『 一日に6キロは必ず歩く』★『長生きするには、ご馳走は敵』★『物事にあくでくせず、常に平静を保ち、何事にもニブイぐらいに心がけよ、つまりは鈍感に』

★ 2012/12/06  百歳学入門(59)記事 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(2)記事再録/日本国難史にみる『戦略思考の欠落』②「ペリー黒船来航情報を無視、無策で徳川幕府崩壊へ②「オランダからの来航予告に対応せず、猜疑心と怯惰のため時間を無駄にすごした」【勝海舟)

    2015/11/19 &nbsp …

『Z世代のためのオープン自由講座』★『ドイツ人医師ベルツによる日中韓500年東アジア史講義➂』★『伊藤博文の個人的な思い出④ー日本人の中で伊藤は韓国の一番の味方で、日本人は韓国で学校を建て、鉄道や道路や港を建設した』

2010/12/05 の 日本リーダーパワー史(107)記事再録 伊藤博文④-日 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(181)記事再録/★『高橋是清の国難突破力(インテリジェンス)①』『2014年現在の直面する5大国難は?!』ー 「福島原発の処理問題」「迫りくる大地震」「1000兆円突破 の国家債務」「急速に進む超高齢化・人口激減・少子化・ 認知症800万人」など、国難は複雑性を増している。 リーダーと同時に国民全体のインテリジェンス が求められる。』★『 「国、大なりといえども、戦いを好む時は必ず亡ぶ。国、平和といえども戦いを忘れた時は必ず危うし](史記)』

 2014/09/18/日本リーダーパワー史(524)(高橋是清のケー …

『Z世代のための生き方死に方講座』★『生死一如ー 鈴木大拙師(96歳)の老生学』★『今日から明日へ、今年から来年へと、将来に希望をかけることが私の九十三歳の健康法だ』●『特別に健康のことを考えて暮らすわけではないが、過去のことは考えんな。いつも未来のことを考えておる。あれをしなくてはならぬ、これをしなくてはならぬとな』

2017/03/30   百歳学入門(171)-「 …