前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

速報(190)●『もんじゅの維持費が異常に高い理由と、世界の高速増殖炉の失敗の歴史 小出裕章(MBS)』

      2015/01/01

速報(190)『日本のメルトダウン』
 
☆★<もんじゅの前代未聞の大失敗、驚くべき1兆円の無駄使いー「40年経って成果はない、
お金は1兆円かけてる」「なんか稼動してから17年間で動いた日がたった二百数十
日間って。」小出「はい。1キロワット・アワーの発電もしておりません」
 
以下は小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ』の転載です。

2011年11月22日

2011年11月21日(月)、MBS(毎日放送)ラジオの「たね蒔きジャーナル」に、小出裕章氏(京大原子炉実験所助教)が出演されました。
番組内容
2011年11月21日【月】

「脱原発弁護団全国連絡会」代表に聞く“3・11”
 今夜は「浜岡原発差止訴訟」の弁護団長であるとともに、「脱原発弁護団全国連絡会」の代表でもある弁護士の河合弘之さんと電話をつなぎ、<3・11>が与えた訴訟への影響を伺います。
 河合さんは原発訴訟について、<3・11>前は「やっても、やっても負ける」徒労の多い裁判だということでしたが、<3・11>後は、判決を出す裁判官らの姿勢に少し変化がでてきたといいます。
 今夜は裁判を通して感じた、<3・11>のインパクトなどについて、意見を聞きます。
 また、京大の小出さんのコーナーでは、政府の「政策仕分け」にでた高速増殖炉<もんじゅ>などについて話を伺います。

 
小出「それで、そのためにはまあどうしてもそのプルト……あの、『もんじゅ』のような形の原子力が要ると、いうふうにもう1940年代からみんなが気がついていて、その開発に着手したのだ…ですけれども。」
水野「はあ」
小出「結局できない、まま今日まで来てしまった……」
水野「40年経って成果はない、お金は1兆円かけてる」
小出「はい」
水野「なんか稼動してから17年間で動いた日がたった二百数十日間って。」
小出「はい」
水野「17年間動かしたけど1年分も動けてないっていうんですね」
小出「はい。1キロワット・アワーの発電もしておりません
平野「(笑)」
水野「えっ。すいません1キロワット毎時」
小出「アワーの。はい。何の発電もしないまま今日まで来てしまいました」
水野「1兆円かけてえー?」
小出「はい」
水野「40年経って?」
小出「はい」
水野「それがもんじゅですの?」
小出「はい」
水野「あの、文殊菩薩のもんじゅなんですってね? 元々ネーミングって」
平野「うーん……」
 

 - 現代史研究 , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(305)★『3・11国難リテラシー⑩「糸川英夫いわく」★『➀なぜ事故は起きたのか(WHY)ではなく「事故収束」「復興・再生」の「HOW TO」ばかりの大合唱で、これが第2,3の敗戦につながる』②『すべての生物は逆境の時だけに成長する』③『過去と未来をつなげるのが哲学であり、新しい科学(応用や改良ではなく基礎科学)だとすれば、 それをもたない民族には未来がない』

        2011/05/18 & …

『Z世代ための異文化コミュニケーション論の難しさ①』★『日本を開国に向けた生麦事件の発生、その結果起きた薩英戦争を19世紀の「植民地大帝国」の英国議会ではどう論議されたか①ー <英国「タイムズ」文久3年(1863)7月22日の報道、英国民主主義の凄さ>

  2019/11/07  『リーダーシ …

『オンライン講座/今、日本に必要なのは有能な外交官、タフネゴシエーター』★『日本最強の外交官・金子堅太郎のインテジェンス③』★『ルーズベルト大統領だけでなく、ヘイ外務大臣、海軍大臣とも旧知の仲』★『外交の基本―真に頼るところのものはその国の親友である』★『内乱寸前のロシア、挙国一致の日本が勝つ、とル大統領が明言』

  日本リーダーパワー史(831)★    201 …

no image
『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(83)』 朝日新聞の謝罪「新聞の価値の大暴落を招いた罪は計り知れません」

        &n …

no image
日本リーダーパワー必読史(742)『歴史復習応用編』ー近代日本興亡史は『外交連続失敗の歴史』でもある。明治維新の国難で幕府側の外務大臣(実質首相兼任)役の勝海舟の外交突破力こそ見習え➊『各国の貧富強弱により判断せず、公平無私の眼でみよ』●『三国干渉くらい朝飯前だよ』』●『政治には学問や知識は二の次、八方美人主義はだめだよ』●『国難突破力NO1―勝海舟(75)の健康・長寿・ 修行・鍛錬10ヵ条」』

2016年10月28日/ 日本リーダーパワー必読史(742) 明治維新 …

no image
宮本康昭氏(弁護士、元裁判官)が「戦後司法の転換点をふり返るー司法の危機から司法改革」の動画会見【100分】

  日本記者クラブのシリーズ「戦後70年 語る・問う」⑬ で弁護士の宮 …

no image
日本リーダーパワー史(333)オウンゴール日本の悲劇!●「日本失敗の原因」はスポーツ人と政治家の違い。

日本リーダーパワー史(333) <オウンゴール日本の悲劇!>   ●「 …

『Z世代のための日本興亡史研究④』★『日本海海戦完勝の<東郷平八郎神話>が40年後の<太平洋戦争開戦と敗北>の原因の1つになった』★『ネルソン神話と40年後の東郷神話の同一性』

  第2次近衛内閣(1940年7月22日から1941年7月18)の和戦 …

『オンライン講座/ウクライナ戦争と安倍外交失敗の研究 ➂』『プーチン大統領と12/15に首脳会談開催。三国干渉の侵略ロシアと「山県有朋・ロマノフ会談」の弱腰外交でていよくカモにされた②

2016/09/24   日本リーダーパワー史(738)j記事再録 『 …

no image
 日本リーダーパワー史(785)「国難日本史の復習問題」 「日清、日露戦争に勝利」した明治人のリーダーパワー、リスク管理 、インテリジェンス②『最強の外交力で日英米の協力でロシアとの外交決戦を制する

   日本リーダーパワー史(785) 「日本史の復習問題」 「日清、日露戦争に勝 …