前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『鎌倉通―中世の面影残す神武寺』 ●『深山幽谷の古道を歩く、薬師堂((慶長3年)と森閑と霊気に包まれた境内』

   

  鎌倉通―中世の面影残す神武寺』

 

●『湘南で数少ない中世の面影をとどめる逗子・神武寺は
ステキだよー深山幽谷の古道を歩く、

★『薬師堂(1598年(慶長3年)と森閑とした霊気に包まれた境内

 

         前坂 俊之(ジャーナリスト)

 

湘南で数少ない中世の面影をとどめる逗子・神武寺はステキー
深山幽谷の古道を歩く①

 

逗子の神武寺は私の大好きなお寺である。今回もJR東逗子駅裏から歩いて5分(距離200m)ほどのところにある表参道から上った。もう1つ参道には京浜急行の逗子線「神武寺駅」を降りたところ上る「池子参道」があり、この参道も風情があるということなので今度はこちらから登ってみようと思う。

さて、この表参道から7,800mほどのゆるりとした坂を上ると、高さ150mもところに本殿、薬師堂がある。この参道は鷹取山のハイキングコースでもある。参道の周りには人家はなく。自然林、人口リンが結構深く茂っており、鎌倉のお寺とは違って、昔ながらの山寺の雰囲気が残っており、この古道はところどころ、石畳になっており、参拝客はほとんどおらず、中世の面影を残しているのが何とも気に入っている。

鷹取山山域にある神武寺の寺域には貴重で美しい森林、自然林が残り、気温が低く、湿度が高いためシダ植物や昆虫が多いといわれる。

 

神武寺の由緒については 『相模国三浦郡神武縁起』によると、724年(神亀元年)、聖武天皇の命で、有名な行基が十一面観音・釈迦如来・薬師如来を彫刻し祀ったのがはじまりという。

『吾妻鏡』の記録には源頼朝もこの寺を敬い、北条政子の安産祈願に神馬が奉納されているという。

『吾妻鏡』の記録には承元3年(1209年)515日条には、源実朝がこの日「神嵩と岩殿観音堂」に参詣とあり、「神嵩」は神武寺、「岩殿観音堂」は岩殿寺を指す。

1590年(天正15年)、豊臣秀吉の小田原攻めの際に諸堂が焼失するが、1598年(慶長3年)に薬師堂が再建された。その後、他の堂宇も再建され現在に至っている。

 神武寺は鷹取山と「かながわの景勝50選」に選ばれている。



 - 湘南海山ぶらぶら日記

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(152)』『イスラエルに魅せられて再訪(2016/1)」(2)『聖ペテロ教会 とケドゥミーム広場』(ヤッフォ・テルアビブ地区)

『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(152)』  『イスラエルに魅 …

no image
「昇仙峡バスツアー・命を洗濯するビデオ」『日本の自然美・森林・渓谷・名滝・生命の水・爆音の一大シンフォニー・癒されるよ』

「昇仙峡バスツアー・命を洗濯するビデオ」   『日本の自然美・森林・渓 …

no image
『F国際ビジネスマンのカメラ・ウオッチ(86)』「 冬の白雪姫・富士山は1年で最もビューティフル、神々しい気持ちになる」

   『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオ …

no image
『日米安保の現状、集団的自衛権』についてデニス・ブレア(元米太平洋軍司令官)、齋藤隆元統合幕僚長の会見動画 2本

     ◎『日米安保の現状、集団的自衛権行使、尖 …

★『鎌倉釣りバカ人生回想動画大公開』②★『キスキスキス/バカ日記』-本日もまたまた大漁なり、こいつは春から縁起がいいや、メバルに感謝じゃ

    2010/05/04 &nbsp …

no image
<鎌倉古寺巡礼> 花の美しい瑞泉寺へ紅葉を見に行く―暖かくて今秋のモミジは今ひとつ、しかし何と言っても★5

<鎌倉古寺巡礼>   花の美しい瑞泉寺へ紅葉を見に行く―暖かくて今秋の …

<日本の秘境をめぐる巣ごもり動画の旅>★『宮崎の自然美の高千穂峡と平家の落人伝説と悲恋物語の舞台・鶴富屋敷をめぐる旅

  2014/05/22  <日本の秘境、渓谷美を …

no image
『Spring in KAMAKURA SEA』=『キス、キス、キスよ、大スキ!?』<3/11から1年余、キスの恩返しだよ>』

『Spring in KAMAKURA SEA』=『キス、キス、キスよ、 大スキ …

no image
『美しい葉山』スペシャル!葉山『春の海』をシ―カヤックで散歩・三戸浜でワンちゃんカヌーと遭遇、こんな海遊びが理想だね

<『美しい葉山』スペシャル!>   葉山『春の海』をシ―カヤックで散歩 …

『オンライン講座/独学/独創力/創造力の研究①』★『『日本の知の極限値』と柳田国男が評したー地球環境問題、エコロジー研究の先駆者・「知の巨人」南方熊楠のノーベル賞をこえた天才脳はこうして生まれた(上)』

日本の歴史上、最大の世界的な天才とは一体誰でしょうか>→南方熊楠ですよ &nbs …