日本リーダーパワー史(121)日露戦争勝因のロスチャイルド秘話=怪傑・秋山定輔のインテリジェンスはスゴイ
前坂 俊之(ジャーナリスト)
明治、大正、昭和戦前で『政界の黒幕』として暗躍した筆頭は秋山である。明治36年(1903)の河野広中衆議院議長の桂太郎内閣を弾劾した奉答文事件(ほうとうぶんじけん)をかげで1人で仕組んだのは秋山であり、孫文の辛亥革命を全面支援し、スポンサーに軍資金を提供させたもの秋山である。
一国の総理大臣、政治家、トップリーダーたちはこの先輩の『日本興亡秘話』を傾聴すべきであろう。
忠告してくれたのだ」とそのイカズチ頭をさげて、「ところで、どうすればいいのか、先方へ感謝の意を表す方法は・・」と聞いた。
総理大臣のあなたが何をさておき、すっ飛んで行って『おかげで戦争もすみました。誠にありがとうございました』とお礼を申し上げる
べきであった。
述べられたら、それ以上の方法はないと思われます。それだけの誠意が一番の贈り物でしょう。」
早速出かけることにする」とさすが桂も最高指導者の器である。決断は早い、即実行したのである。
乱痴気政治パーティー、無能政治家の跋扈、秋山ようなジャーナリストの不在(本来、時代に警告を鳴らし、危機を感知する
仕事のジャーナリズムが今やマスゴミ情報のタレ流し業者になりはてている)
亡国の惨状を見るにつけ、秋山の警告が痛切に響く。
秋山定輔関連記事 http://maesaka-toshiyuki.com/detail?id=575
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