『Z世代のための日本の革命家No.1の高杉晋作講座③』★『英国外交官アーネストサトウは高杉を「魔王」と評した』★『2012年は高杉晋作の奇兵隊創設から150年目』★『明治維新に火をつけたのは吉田松陰の開国思想だが、その一番弟子・高杉の奇兵隊による破天荒な行動力、獅子奮迅の活躍がなければ明治革命は実現しなかった』
2015/04/05/の記事再録再編集
2015年4月2日5時前に、明治維新のトリガー高杉晋作生誕地、旧宅、井戸が残る(萩市内)の記念館にやっとたどり着いた。外は春の嵐で、10m以上の強風が吹き荒れており、「風雲児・高杉晋作」「嵐を呼ぶ男・高杉晋作」に会うのにふさわしい日であった。。閉館時間にすべりこんだが、記念館の女性に親切丁寧に説明していただいて恐縮した。ありがたい。
2012年(平成24)は高杉晋作の奇兵隊創設から150年。明治維新に火をつけたのは吉田松陰の開国思想だが、その一番弟子・高杉の奇兵隊による破天荒な行動力、獅子奮迅の活躍がなければ倒幕、明治維新革命は実現しなかったに違いない。
英国外交官アーネストサトウは高杉を「魔王」とまで評したが、多事多難の今こそ、高杉のような国難突破力のあるリーダーが待望される。
高杉晋作は1839年(天保10)9月、長門国萩(現、山口県萩市)で150石の長州藩士、高杉小忠太の長男に生まれた。 剣道に優れ、乱暴な少年だったが、18才で安政4年(1857)に吉田松陰の「松下村塾」に入門、久坂玄瑞と双璧とうたわれた。松陰は久坂の<才>に対し,高杉の<識>を愛した。
その松蔭は禁を冒してペリーの黒船(安政元年1854年)に米国密航を嘆願したが、安政の大獄で同6年10月に処刑される。高杉は松陰に献身的に尽くして最期を見届けて、その戦闘的精神を受け継いだ。
文久2年(1862)5月に同藩の許可を得て上海に渡った。
そこで目にしたのは西欧人から奴隷扱いの中国植民地の惨状で「シナ人はほとんど外国人の使用人。日本もこんな運命に見舞われてはならない」(上海日記)と危機感を募らせた。この時、中国での太平天国の乱で身分や職業に関係ない国民軍が活躍していたことに奇兵隊創設のヒントをつかんだ。
幕末動乱は一層燃えさかり、長州藩や全国各藩で攘夷、尊王攘夷、開国派の各派が入り乱れて外国人襲撃、テロ、暗殺の内戦状態に突入する。
高杉は伊藤博文らとともに御殿山の「英国公使館」焼打ち事件(同12月)を起こし、剃髪するなど過激な行動を繰り返した。
文治4年7月、西欧連合艦隊(英米仏蘭)19隻と長州藩の間で下関戦争が勃発する。高杉の農漁民、町人らを加えた奇兵隊(約2000人)が応戦したが、わずか1日で完敗、講和会議開催となった。
この時、萩藩内には人材はおらず、獄につながれていた『エース高杉』が急きょ復活して講和交渉役に担ぎだされた。 敵艦上での会談にのぞみ、高杉は黒の烏帽子に黄白の度肝を抜く派手な衣装で現れ、「まるで魔王のように倣然と構えて」(イギリス通訳のアーネストサトウの日記)連合軍側と対峙した。
この時、高杉晋作は弱冠26歳である。 連合軍側の賠償請求に対して、「長州藩ではなく幕府の責任だ」とはねつけ屈せず、彦島租借の要求も、高杉は「いにしえより、外国に土地を与えてことはない」と断固拒否した。
敗軍の将ながら、あまりの高杉の強硬姿勢ぶりに連合軍は彦島租借をあきらめたほどタフネゴシェータぶりを発揮した。
高杉の毅然とした態度を見たアーネスト・サトウは、「長州を破ってからは、われわれは、長州人を尊敬する念を持った」と語っている。
慶応2年(1866)6月、幕府の第2次長州征討では高杉は長州藩陸海軍提督として2隻の西洋軍艦を結核で喀血しながらの鬼気せまる指揮をとり、坂本龍馬も協力して軍艦を指揮して奇襲作戦で幕府艦隊を打ち破り、小倉城を総攻撃して幕府軍を蹴散らした。
これが幕府崩壊のきっかけとなった。
高杉は自ら「一狂生」「狂挙」「東行」と名づけニヒリズムと天衣無縫の詩人の魂、それに剛胆無類、強靭なサムライ精神を兼ね備えた希有な志士であった。
慶応三年四月十四日、臨終の床で「おもしろきこともなき世をおもしろく」と筆でかき、側にいた望東尼が「すみなすものは心なりけり」とつづけると、
●最期の言葉は「面白いのう」と言って亡くなった。
27年8ヵ月の疾風怒涛の人生をかけぬけた生涯であった。 伊藤博文は「西郷隆盛と同じタイプの勇敢な人物で、創業的な精神に富んでいた」と評している。
関連記事
-
-
速報(250)『中国最新ディープニュース』『中国ビジネス指南役・上海在住ジャーナリスト・松山徳之氏から聞く』
速報(250)『日本のメルトダウン』 『中国最新ディープニュース』 …
-
-
日本リーダーパワー史(526)明治維新の元勲・大久保利通の性格は典型的な武士気質の「寡黙不言・決断断固実行型」―
日本リーダーパワー史(526) 西郷隆盛と竹馬の友で最後に雌雄を決するこ …
-
-
速報(47)『日本のメルトダウンを止める』<◎敗戦を自覚し、将来の日本の30年後をにらみリーダーを子供の時から養成する>
速報(47)『日本のメルトダウンを止める』 <◎敗戦を自覚し、将来の日本の20年 …
-
-
日本メルトダウン脱出法(835)「米国株(10日):S&P500種4日続落、FRB議長証言で売り止まらず』●「蘇るリーマンショックの記憶、金融不安を高めるマイナス金利』●『コラム:問題児に転落したドイツ銀のハイブリッド債』●『爆買いから「爆学」へと進化し始めた、―中国人の日本リスペクトぶり』●『世界史が教える日本の大学の構造的欠陥―このままでは日本から大学が消えていく』
日本メルトダウン脱出法(835) 米国株(10日):S&P500種4日 …
-
-
世界/日本リーダーパワー史(917)米朝首脳会談開催(6/12)―「結局、完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)は先延ばしとなりそう』★『米朝会談の勝者は金正恩委員長か』(上)
米朝首脳会談開催―「すべてはこれからはじまる」 前阪俊之(静岡県立大学名誉教授) …
-
-
世界/ 日本メルトダウン(912)『投資家に朗報、遠のく英EU離脱とトランプ大統領』●『英国EU離脱でも中国でもない、ジョージ・ソロスが怯える「第3の危機」』●『日銀緩和すでに「ヘリマネ」化、財政危機は杞憂=エモット氏』●『日本:20年後世界経済のトップに返り咲く、人口構造の若返りで=中国メディア』
世界/ 日本メルトダウン(912) コラム:投資家に朗報、遠のく英EU離脱とトラ …
-
-
『F国際ビジネスマンの『世界漫遊・ヨーロッパ・カメラ・ウオッチ(17)』★『オーストリア・ウイーンぶらり散歩⑦』(2016/5)★『世界遺産/シェーンブルン宮殿』その広大な庭園に驚く(下)」』
2016/05/31 『F国際ビジネスマ …
-
-
『オンライン講座/今、日本に必要なのは有能な外交官、タフネゴシエーター』★『日本最強の外交官・金子堅太郎のインテジェンス④』★『日露戦争勝利の秘密、★『『武士道とは何かール大統領が知りたいー金子のハーバード大での名スピーチ④』★『マカロフ大将の死を悼み、新聞に賞賛される』★『日露戦争は正義のための戦いで日本は滅びても構わぬ』★『ル大統領は「日本が勝つが、黄禍論を警戒せよ」と忠告』
2017/06/23 日本リー …
-
-
『Z世代のための国難突破法の研究・鈴木大拙(96歳)一喝!①」★『日本はなぜ亡んだか、その原因を明らかにしなければ新日本建設はできない』★『3つの日本病とは「世界観」「人道主義」「無思想」である』
2012/06/19 日本リーダーパワー史(271)記事再録 昭和敗 …
