大阪地検特捜部の証拠改ざん事件を読み解く④死刑・冤罪・誤判事件ー30年変わらぬ刑事裁判の体質②
裁判官と言えども、自分の身がかわいくて無罪を言い渡そうにも言い渡せなかった風潮がありましたね。よほど気骨のある人ならばやりますけどね。そういうのが、旧刑訴法のやり方ですよね。けれども戦後の今日、新刑訴法なってからは、無罪を言い渡すことについては、まず裁判官も全く抵抗がなくなったと思うな。私の場合も何の抵抗もありませんでしたね。それでまた、無罪を言い渡したからといって、裁判官がとくに不利益をうけることは絶対ありません。
か。
裁判官ぐらい孤独なものはないんです。誰に救いを求めることもできない。他の行政官庁なんてものはね、課長が判を押して、部長が判を押して、局長が押すという具合に順番に判を押すでしょ。みんな責任ある人が押したんだから、下の方は上の方でもちゃんと承知してるんだからって安心してるでしょう。裁判官に関するかぎりは、これはできない。これだけは世の中の人に、判ってもらいたいと思うんだ。
(つづく)
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