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世界文化遺産級の岡山の後楽園・鳥城・旭川の歴史面的景観は素晴らしい②』★『この世界的な名園に外国人観光客の人気は高まるばかり』

      2025/06/20

世界文化遺産をめざせ・岡山の後楽園・鳥城・旭川の歴史面的景観を⑪

日本の川は山紫水明といわれる。後楽園の場合、その借景として岡山城(鳥城)の優美な姿がある。清流の旭川がゆっくり蛇行し、旭川を挟んで後楽園のバックに黒壁の鳥城(別名カラス城)の天守閣が一望でき­る風景は江戸時代からの姿を今にも伝え、「ジャパンクール」の典型であり、日本でもこのような「名園・河川美・お城」の三点セットの江戸城下町の面影を残すシンボル的美観は数少ない。

 

その点では日本の代表的『歴史美観スペ―ス』であり、「後楽園」そのものは250年近い歴史公園で『世界文化遺産景観』としても不思議ではないが、岡山城は昭和戦後(1950年代)に再建されたもの、後楽園から岡山城(1945年6月29日の岡山空襲焼失、1969年に鉄筋コンクリートで再建)、鉄橋(1959年に完成「歴史的文化遺産」にかける。日本人は水と空気と四季は当たり前と思って、その美しさが気づかない。
日本でも有数の清流・名水・旭川のゆったりとした流れそのものがすばらしいウオーターフロント景観なのである。

 

世界文化遺産に・岡山の後楽園・鳥城・旭川の歴史面的景観ー岡山城

世界文化遺産になっている中国の蘇州、杭州は、ともに「水の都」、蘇州は「東洋のベニス」として知られるが、その水は泥水である。茶色ににごった水であり、中国の河は大河­が多く、大陸の黄土を含んだ泥河であり、日本の川のようなきれいな水ではない。森林が国土の70パ―セントをしめる日本は世界トップクラスの森林国であり、いまや、たび重­なる山河の破壊が進んでしまったとはいえ、山紫水明の国であることにかわりはない。中国に行くとそのことを痛感する。

 

限りなく美しい『岡山・旭川・鳥城・後楽園』の『歴史自然文化景観スーペース』をなんとか再評価したいと世界文化遺産にしようと思う。
後楽園、鳥城・旭川の歴史、成立はネットで詳しくのっているので、ここでは触れない。「足元にある宝物」,自然風景、生活風習、毎日見ている景,観の美しさには気づかないものだ。岡山県外、世界の人々にみてい­ただきたいですね。そのすばらしい魅力をー

 

世界文化遺産に・岡山の後楽園・鳥城・旭川の歴史面的景観ー岡山城

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