前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

世界文化遺産級の岡山の後楽園・鳥城・旭川の歴史面的景観は素晴らしい②』★『この世界的な名園に外国人観光客の人気は高まるばかり』

   

世界文化遺産をめざせ・岡山の後楽園・鳥城・旭川の歴史面的景観を⑪

日本の川は山紫水明といわれる。後楽園の場合、その借景として岡山城(鳥城)の優美な姿がある。清流の旭川がゆっくり蛇行し、旭川を挟んで後楽園のバックに黒壁の鳥城(別名カラス城)の天守閣が一望でき­る風景は江戸時代からの姿を今にも伝え、「ジャパンクール」の典型であり、日本でもこのような「名園・河川美・お城」の三点セットの江戸城下町の面影を残すシンボル的美観は数少ない。

 

その点では日本の代表的『歴史美観スペ―ス』であり、「後楽園」そのものは250年近い歴史公園で『世界文化遺産景観』としても不思議ではないが、岡山城は昭和戦後(1950年代)に再建されたもの、後楽園から岡山城(1945年6月29日の岡山空襲焼失、1969年に鉄筋コンクリートで再建)、鉄橋(1959年に完成「歴史的文化遺産」にかける。日本人は水と空気と四季は当たり前と思って、その美しさが気づかない。
日本でも有数の清流・名水・旭川のゆったりとした流れそのものがすばらしいウオーターフロント景観なのである。

 

世界文化遺産に・岡山の後楽園・鳥城・旭川の歴史面的景観ー岡山城

世界文化遺産になっている中国の蘇州、杭州は、ともに「水の都」、蘇州は「東洋のベニス」として知られるが、その水は泥水である。茶色ににごった水であり、中国の河は大河­が多く、大陸の黄土を含んだ泥河であり、日本の川のようなきれいな水ではない。森林が国土の70パ―セントをしめる日本は世界トップクラスの森林国であり、いまや、たび重­なる山河の破壊が進んでしまったとはいえ、山紫水明の国であることにかわりはない。中国に行くとそのことを痛感する。

 

限りなく美しい『岡山・旭川・鳥城・後楽園』の『歴史自然文化景観スーペース』をなんとか再評価したいと世界文化遺産にしようと思う。
後楽園、鳥城・旭川の歴史、成立はネットで詳しくのっているので、ここでは触れない。「足元にある宝物」,自然風景、生活風習、毎日見ている景,観の美しさには気づかないものだ。岡山県外、世界の人々にみてい­ただきたいですね。そのすばらしい魅力をー

 

世界文化遺産に・岡山の後楽園・鳥城・旭川の歴史面的景観ー岡山城

 - 人物研究, 健康長寿, IT・マスコミ論, 湘南海山ぶらぶら日記

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
『リーダーシップの日本近現代興亡史』(216)/「アメリカ初代大統領・ワシントン、イタリア建国の父・ガリバルディと並ぶ世界史の三大英雄・西郷どん(隆盛)の偉業を知らないのは日本人だけ』★『現在われわれ日本人が豊かに平和に暮らしていけるのは150年前に西郷どんが封建日本(士農工商の身分制度)を明治革命で倒して近代日本民主社会(四民平等社会)を作ったおかげだよ』★『征韓論を唱えたのが西郷どんで、朝鮮、アジア差別主義者だなどと木を見て森をみずの論議をしている歴史音痴の連中が多すぎる』

西郷どん(隆盛)奴隷解放に取組む」★『世界初の奴隷解放』のマリア・ルス号事件とは …

no image
百歳学入門(38)―『『天才老人・本多静六(85)の70,80歳になっても元気で創造する秘訣―『加齢創造学』

百歳学入門(38)―『百歳長寿名言』   『天才老人・本多静六(85) …

no image
明治政治裏面史を散歩ー『明治維新150年、「日本の永田町宴会政治」 のルーツは料亭<横浜富貴楼>のお倉

  明治政治裏面史を散歩する   明治維新150年 …

『Z世代のための明治大発展の国家参謀・杉山茂丸の国難突破力講座⑩』『杉山という男は人跡絶えた谷間の一本杉の男だ』(桂太郎評)―「玄洋社の資金源を作るため、その雄弁を発揮して炭坑を獲得した」

2014/02/21 日本リーダーパワー史(478)記事再録編集 <日本最強の参 …

『安倍・トランプ蜜月外交を振り返る②』★『グラント将軍((米大統領)の忠告ー『琉球帰属問題で日清両国の間に事をかまえるのは得策でない』★『なぜなら介入の機会をねらっている欧州列国に漁夫の利を与え、百害あって一利なし」

2019/06/26 記事転載   前回に続いて、グラント将軍の明治天 …

百歳生涯現役入門(179)-『晩年の達人/渋沢栄一(91歳)④』★『不断の活動が必要で、計画を立て60から90まで活動する』●『煩悶、苦悩すべて快活に愉快に、これが私の秘訣です。』★『90歳から屈身運動(スクワット)をはじめ、1日3時間以上読書を続けていた』

                         百歳生涯現役入門(179)- …

no image
日中対立の先駆報道の研究『日清戦争にみる<日中誤解>(パーセプション・ギャップ)の衝突②『日本に天誅を下せ』『申報』

尖閣問題・日中対立の先駆報道の研究 (資料)『日清戦争にみる<日中誤解>(パーセ …

no image
 池田龍夫のマスコミ時評⑩ 「沖縄密約」情報開示訴訟  吉野文六氏らの証人尋問、12月1日に正式決定

  池田龍夫のマスコミ時評⑩「沖縄密約」情報開示訴訟  吉野文六氏らの証人尋問、 …

no image
日本リーダーパワー史(462)国際大会(外交)での「リーダーシップ」-安倍外交と本田選手の活躍を比較する。

  日本リーダーパワー史(462) 世界劇場型の政治家・スポ …

no image
「司法殺人と戦った正木ひろし弁護士超闘伝⑨」 「八海事件の真犯人はこうして冤罪を自ら証明した(上)」

   ◎「世界が尊敬した日本人―「司法殺人(権力悪)との戦い …