前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

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『創造力こそが長寿となる』★『葛飾北斎(89歳)「過去千年で最も偉大な功績の世界の100人」の1人に選ばれた』(米雑誌ライフ、1999年特集号)➀』

   

逗子なぎさ橋珈琲テラスからの富士山拝んで「創造力講座」(2025/12/12/am700)
知的巨人たちの百歳学(177)記事再録

「ジャパンアニメ」+「ジャパンクール」の元祖

前坂俊之(ジャーナリスト)

 私は富士山マニアです。富士山の風景をあらゆる場所からビデオ撮影し、Youtubeでアップしています。毎回、東海道新幹線にのれば富士山を撮影しています。天気が良ければ、今日の富士山はどんな感じかかなと胸躍ります。2017年(平成291225日に故郷の岡山に新幹線で帰省しました。この日は青空がクリーンに広がり雲一つない。雄大、壮麗な富士山の全景がくっきり見えるのではと出発前から胸がおどりました。

 250キロ近いスピードの新幹線ひかり号が三島駅を通過すると、その3分後くらいに左車窓に富士山が徐々に姿をあらわします。富士市に近づくと徐々に台形、円錐状の雄大な富士山の山頂かが少しづつ見えてきます。富士駅付近では5合目まで雪化粧した富士山全景が製紙工場の煙突が林立する町並みのバックに雄大な裾野を広げたその華麗で優美な富士山の全景が雲1つない青空の中でパノラマ的に刻々と変化していきます。

 

富士川鉄橋をわたるまでの約15分間ほどの絶景、絶景、また絶景の、目くるめく瞬間の富士山をばっちりとビデオ撮影することができました。シニア―ユーチュウバーの私(73歳)にとって最高にハッピーな瞬間でした。

1970年代(昭和40年代)には製紙工場相手に住民の『富士公害裁判』が起きた。そのころは富士市内に林立した製紙工場の多数の煙突から黒煙がもくもく上がり、富士山の姿もカスんで見えないほどで、高度経済成長を驀進中の「日本経済大国」「工業立国」と裏腹の「公害大国」日本の現実を象徴する風景だった。私はこの富士市の変貌を新幹線の車窓から何百回も見てきた。

 明治以来の外国人による日本イメージの代表は「フジヤマ,芸者ガール」ですが、富士山人気は今も変わりません。富士山は日本の多様性に富む自然の代表であり、自然崇拝教の日本人の信仰の対象であり、日本人の美の心そのものと思います。富士山ほど芸術家に愛されたものはありません。富士山は永遠の生命であり、普遍的な美を見て、生涯描き続けた長寿芸術家も数多いのです。葛飾北斎(89歳)、横山大観(89歳)、片岡球子(103歳)、中川一政(97)ら。

米雑誌「ライフ」は1999年の特集企画で「過去1000年で最も偉大な功績をあげた世界の100人」の1人に、日本人では唯一、浮世絵師の葛飾北斎を選んでいます。90年のその生涯に、版画、肉筆画、挿絵、漫画など森羅万象3万点以上を描いた北斎は西洋絵画を超えた表現技法を創造し、ゴッホらフランス印象派の画家たちに多大な影響を与えています。今、世界を席巻する「ジャパンアニメ」「ジャパンクール」の元祖そのものです。続く

 

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