『Z世代のための米大統領選挙連続講座⑦』★『ハリス副大統領(59)わずか3週間でスタートダッシュに成功』★『「我々が暮らしたいのは、自由と思いやり、法の支配が存在する国なのか。混乱と恐怖と憎しみが存在する国なのか」と問いかけた』★『世論調査では支持率は拮抗』
バイデン米大統領が後継者に指名したハリス副大統領(59)は、わずか3週間でスタートダッシュに成功し、7月22日、民主党大統領候補に指名されるのに必要な党代議員(1976人)を大きく上回る2668人の代議員を獲得した。
民主党幹部のペロシ氏ハキーム・ジェフリーズ下院院内総務、やチャック・シューマー上院院内総務など支持。また、バイデン氏が撤退した場合の党候補として名前が取り沙汰されていたミシガン州のウィットマー知事(52)やペンシルベニア州のシャピロ知事(51)らもハリス氏を支持した。 民主党復党による立候補検討が報じられた無所属のマンチン上院議員(76)は22日、CBSテレビで立候補しない考えを明言した。
一方、米俳優で民主党への著名な献金者として知られるジョージ・クルーニー氏や、歌手・俳優・映画監督のバーブラ・ストライサンド氏、俳優ジェイミー・リー・カーティス氏らハリウッドスターもハリス氏を支持しており、投資家のソロス氏らから、バイデン氏の選挙戦撤退を表明後の約24時間では史上最高の8100万ドル(約127億円)の資金を集めたと発表した。
●検事対犯罪者
7月23日、ハリス副大統領はウィスコンシン州ミルウォーキー郊外の高校で、約3000人の民主党員を前に演説。カリフォルニア州司法長官としての経験を強調「私はあらゆるタイプの加害者を扱った。女性を虐待する捕食者や、消費者を食い物にする詐欺師。自分の利益のために規則を破って不正を働く者を裁いてきた」だから「私はドナルド・トランプがどういうタイプか知っている」。
また、「我々が暮らしたいのは、自由と思いやり、そして法の支配が存在する国なのか。それとも、混乱と恐怖と憎しみが存在する国なのか」と問いかけた。
ハリス氏は公約として、銃規制や人工妊娠中絶へのアクセス、子供の貧困、労働組合の権利、手ごろな医療サービスなど、リベラルな優先事項を数多く提示した。
「この選挙戦で私は誇りをもって、いつどんな時でも、私の実績で彼に対抗すると約束する」とアピールした。
会場では人気歌手ビヨンセの楽曲「フリーダム」が流れ、若者に絶大な人気の英ポップ歌手チャーリーXCXの強力な援軍を得たハリス氏に対して3000人の熱気は爆発した。共和党の対立候補の名前があがった際には、多くの参加者が「(トランプ候補を)収監しろ」という声が上がった。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-24/SH4MQOT0G1KW00
●世論調査では支持率は拮抗している
ロイター通信と調査会社イプソスは、アメリカのバイデン大統領が選挙戦からの撤退を表明したあとの今月22日から23日にかけて全米を対象に世論調査によると、ハリス対トランプは39%で同率。有権者登録者に限定の場合はハリス44%、トランプは42%、でハリスが2%上回った。
また、公共ラジオ「NPR」と公共放送「PBS」が、今月22日に全米を対象に行った世論調査(有権者登録をした人)によると、トランプは46%、ハリスは45%で、トランプ氏が1ポイント上回った。
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